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諦めない、踏みとどまる力

2021-06-04 17:49:36 | 日記

天気予報では大雨注意報が出ていた。陶芸教室にあまり行きたくなかったので、雨がひどければいいなぁなんて思ってもいた。先週、作品の流れのさくらの花びらが彫れないのこともあったし、灯陶ばかりでなく食器なども作りたくなった。自由になんでも作らせてくださる先生だが、もう少し大事なところを教えてほしい気持ちもあった。展覧会が済んでモチベーションが下がったのかもしれない。

朝起きると雨は小降り。教室に行って頑張りなさいということだろう。朝ドラを見て、一息ついて出かけることにしている。今回の朝ドラは朝ドラらしくさわやかだ。風景もきれいだし、若者たちの話から始まるので、遠い日の思い出を紐解ける。高校卒業後、高校時代の仲間が集まることはあった。自由な高校であったが、それ以上に大学は野放しになった。授業の枠も自分で決められる。サボろうと思えばいくらでもさぼれた。18歳から20歳までくらいは悩み迷う時だ。

先週、先生が見本を見せて下さったので流れのさくらの花びらが彫れるようになった。うれしかった。作品を作り上げる自信がなかったから。この細かい真剣勝負の作業が好きだ。そんな時に思う。私は外科医か歯科医に向いていたかもしれないと。(外科医の先生、歯科医の先生、ごめんなさい。そんなものと一緒にはならないですよね)やはり手先は器用なのだろう。そして、そういう作業の一つ一つに愛情をもって臨んでいける。そんなときの自分は好きだ。

昔なら、不満があれば次に行こうで陶芸の先生のところを離れたかもしれない。今は、ではなにがわかったの?と自分に問うことができる。そう、大学進学の時、医師の世界を諦めて、安易に演劇界を目指したのがいけなかったのだろうな。あれがないから無理、それはできないだろう、とあきらめの世界だった。

踏みとどまる力、諦めない力、それを身に付けるには大きな包容力のある父親のような愛が必要なのかもしれない。

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