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さいごのふるさと

2018-12-07 21:56:23 | 日記

今日はお友だちと私の生まれた文京区の千駄木の家のあたりへ行くことになっていた。母が千駄木へ行きたいと言っていたが、叶わないままになってしまった。母だけでなく祖父母や父も行きたいだろうと 母の写真と古矢家の位牌を持って出かけた。お友達は笑っていた。上野駅の公園口から谷中を抜けて千駄木へ歩く予定だった。子供のころは30分くらいかかるこの道を千駄木から上野の森へ一人で歩いて行ったりした。しかし、もう道がよく分からないし、町並みもかなり変化している。PCで地図を印刷して出かけた。

最後に千駄木を訪れたのは20年前くらいだろうか。お友だちと地図を頼りに歩くが「地図の読めない女」二人はなんども首をかしげながら谷中まで歩いて、腹がへってはとお昼にし、のんびりしてから歩き出した。不思議と二人の記憶が甦り、谷中から千駄木へ抜けた。谷中は昔のままのような家が多い。谷中保存会のようなものがありその情緒をなんとか保っている。有名な「菊見せんべい」の店は、子供のころと同じだ。

今日が千駄木を訪れる最後のような気がした。団子坂を登ると谷中とは違いマンションだらけだ。道がわからない。20年前はわかったのに・・・。なんとか生家の住所にたどり着いた。家はもちろん違うし、ご近所も2軒しか昔の表札がない。もう、私のふるさとではないようだ。

むしろ最後のふるさとを決めよう!と決心した。その最後のふるさとに決める場所のその理由を友だちが、私らしくて最高だ と言ってくれた。うれしかった。

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