ぶれて揺れてGo

来るもの拒んで去るもの追って
なにやってんだ
流れに身を任せたいもんです

嘘 村山由佳

2018-10-15 21:53:12 | 
切ない
哀しい
やるせない
情けない
狂おしい
愛しい
どうしようもできない

こんな苦しい曖昧さが好きだ。

これは、一応、大人。と呼ばれる年齢になった女が読む本なのかもしれない。

こんな男が、女が、いるわけない
そうフィクションだと言い聞かせながらも
はまっていく
私には友達がいないから
でもかといって、フィクションと現実を重ねることも怖くてできないゆえわからない


なにかが温かい
生温かい
最後の最後でこの繋がりがわかる
生温かい
人の体温は、いやらしくも温かい

それが悔しい
それが切ない
それがありがたい
それはいとおしい

それ、は、嘘。というもの
ここに在るのは、生温かい嘘ばかりだった

護りたいもの
愛情
欲情
色恋
すべては違うのか
『不確かで身勝手なもの、移ろいやすいもの…』

何も愛ではない気もするし、何でも愛な気もする。
でも
全てが愛情だなんて言い切りたくない
愛は、嘘なんだろうか
嘘は、愛なんだろうか

だから怖い
私は人を知らない



どうしても私は
美月を思ってしまうのだがな。

大好きなのに幸せにはなれない

2018-09-15 00:16:20 | 
あなたといるだけで、考えることさえできなくなる。
どうしていいか、わからなくなる。
まるで、太陽に近づきすぎたイカロス。
それは逆だ。私がきみのとりこだ



一 これだけのこと言ってるのに。
大好きなのに
愛しているのに
幸せにはなれない
それはなぜか。
心が愛されてる気がしないからだ

わたしは、彼が欲しいんであって、おまけ。はいらない

肉体だけ愛され?、
心が繋がりたいというのは、贅沢?
寂しいよ。やっぱり寂しいよ。
だって肉体は、仮の借り物だもの。仮の姿だもの。
如何様にも変わるもの。
だから心が繋がっていないと
寂しいのだろうな


こころ、でやっぱり選ぼう。

今、そう思った、今、そう決めた


fifty shades of Gray

東京タラレバ娘 wiz wine

2018-05-27 14:38:20 | 
原作の漫画をワインと一緒に嗜む休日。
読んでは置き、自分のこの10年を思い返す。
酒が入ると尚更だ。
10年なんてあっという間
10年前をまざまざと思い出せる光景がある
あぁ、10年前はこんなに酒なんていらんかったのにな
甘い可愛いカクテルでよかった
アルコールなんてなくてもよかった
いまじゃ休みは昼間からワインが飲みたい
デザートがカルーアミルクなだけ可愛いだろうか…

尿酸値にコレステロールはひっかかり続け、ひどすぎるイビキ、肴を作ってはkitchenで立呑みをはじめる…
寄ってくる男は既婚者ばかり、
精神科でもらう薬を頼りに仕事をなんとか続けてる…
こんな33女はいるだろうか

楽しいさ
こんな自由にやらせてもらって

そりゃ金持ちじゃないけど
楽しいさ。
でもどうかなこれって。
立ち止まるといつも考えてしまう
そして当たり前のごとく答えは見つからない

でもわたしはやっぱり、この御時世、数年違えばこの世も変わる、だからかもしれないけど、この漫画ほど焦らなくても、卑下しなくても、
ていうか
玉の輿ならともかく、結婚したら失う財産もあるんだし。
一人でとれだけ食いぶちを見つけて生ききるか、それだけが関の山でございます
タラレバいってらんない


でも
タラレバ読んで
人生に絶望して
生きていくことが恥ずかしくなって
消えたくなる
そんな人もいるだろう
ふっと気を抜くと
そんなわがまま
そんな甘ったれが顔を出す