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平成狸合戦 ぽんぽこ

2008-02-23 | 邦画(な・は)
 平成狸合戦 ぽんぽこ
     


  あらすじ 
東京・多摩丘陵。のんびりひそかに暮らしていたタヌキたちは
ある時、エサ場をめぐって縄張り争いを起こす。
原因は人間による宅地造成のため、エサ場が減ってしまったから
このままでは住む土地さえ失くなってしまうと、タヌキたちは
開発阻止を目論み、科学の発達した人間たちに対抗するため
先祖伝来の″化け学″を復興させることとなった。
化け学の特訓が始まる一方、四国や佐渡に住むという伝説の
長老たちへも援軍を頼む使者が向けられた。

【声の出演】
古今亭志ん朝…語り
野々村真…正吉
石田ゆり子…おキヨ
泉谷しげる…権太
山下容莉枝…お玉
神谷明…玉三郎
黒田由美…小春
村田雄浩…文太
林家こぶ平…ぼん吉
福澤明…竜太郎
三木のり平…青左衛門
清川虹子…おろく婆
芦屋雁之助…隠神刑部
桂米朝…六代目金長
桂文枝…太三郎禿狸
柳家小さん…鶴亀和尚




  感想  ※ネタバレ注意

先祖伝来の″化け学″を駆使して、宅地開発に取り組む人間に
対抗する狸たちの姿を描いた長編アニメ。
監督・原作・脚本は「おもひでぽろぽろ」の高畑勲、企画として
「紅の豚」の宮崎駿と、3年ぶりのコンビを組んでいる。



声優陣も豪華なメンバーなのですが、作品のテーマ、自然破壊や
生態系、共生など、いつもジブリのテーマには考えさせられます。
出てくる狸たちが可愛くて、面白い、化け学を駆使して人間たちに
警告を送るのだが失敗。
しかし、狸たちがこの騒動の中核にいることがわかれば、開発も
緑を取り入れたニュータウンへと変えられた。

確かにこの映画を観たら、狸たちが可哀そうだし、切なくなります。
ボクの実家は奈良なんですが、市内でもたまに狸が走っているのを
見ます。結構都会の中や街中でも出没するようになっていて、
やっぱり自分たちの住みかがなくなってきてるのかなって思います。
去年に狸が車にひかれるところを見てしまいショックでした。

ぽんぽこを思い出しました「こんなところで危ないけど…人間が
悪いんやろうな」と思いながら、ボクにはその狸を車道から、歩道の
向こう側にある土に埋めてあげることしか出来ませんでしたけどね。

全部人間が悪いのか?って言われたら、自分自身も車に乗るし
生活も楽に生きたいしって思ってたら、何も出来ないですけど…
こんな現状なら、人間が責任を持って色々考えてあげないと
ダメですね。
だって狸だって一生懸命頑張ってるんだから…とこの映画で狸たちに
言われた気がしました。


      


【評価】
 (4点/5点満点中)


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