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武士道シックスティーン

2010-12-25 | 邦画(な・は)
 武士道シックスティーン



  あらすじ 
磯山香織は、3歳から練習を積んできた剣道のエリート少女。
だが、彼女はある大会で無名選手に不覚を取り、敗れてしまう。
そのときの悔しさが忘れられず、その選手を追って剣道の強豪
高校に入学。しかし、そこで再会した因縁の相手、西荻早苗は、
ほぼ実績ゼロ、剣道は楽しむもの、というお気楽少女だった。
拍子抜けしながらも、自分の敗因を突き止めたい一心で、早苗
の力を引き出そうとする香織。早苗の方は当初、香織の気迫に
押されてタジタジだったものの、次第に真剣勝負の面白さに
目覚めていく。

【出演】
成海璃子、北乃きい
石黒英雄、荒井萌、山下リオ
高木古都、賀来賢人、波瑠
古村比呂、堀部圭亮、小木茂光
板尾創路




  感想  ※ネタバレ注意

誉田哲也原作の同名の小説を映画化。対照的な性格の女子
高校生2人がぶつかり合いながら友情を深めていく。
剣道の英才教育を受けて育ち、武道オタクでもある香織は、
自分が負けた早苗が、剣道は楽しんでやるのがモットーの
お気楽者であることに驚く。早苗から真の強さを引き出す
ことに必死だった香織は、やがて武道は勝負だけでないこと
を知っていく。
早苗もまた、剣道の本当の楽しさに目覚めていく。



主演は、『山形スクリーム』の成海璃子と『Bandage』の北乃きい。
監督は、『奈緒子』など青春スポーツものを得意とする古厩智之。

宮本武蔵の「五輪書」を片手に、もう片方には鉄アレイを持つ
言動はまるで武士のような香織と、その香織に唯一敗北を与えた
早苗はのほほんとした性格で楽しく剣道をしていたい実績ゼロ。
「五輪書」をゴワショと読むような子だ。
こんな相手に負けたのかと思う香織だが、そんな早苗を剣道に
本気にさせる為に、学校が終わってからも鍛えるようになる。



逆に早苗は、香織に流行りのファッションや買い物などに連れ
まわしたりして、剣道以外の楽しいことも教えようとするのだが
慣れない香織とマイペースな早苗のやり取りは面白いです!

この成海璃子と北乃きいが演じた二人は個性的で、作品自体を
引っ張っていて、かなり良いです。

マイペースで中々真剣にならなかった早苗だが、徐々に剣道に
のめり込んでいく、その一方、香織は剣道とは何かという事に
迷うようになる。
そこは2人をつなぐ剣道で、ぶつかり合うことで剣道の楽しさ
を思い出していくんですが、剣道という汗臭いイメージがあり
ますが、青春ものらしい爽やかな2人が印象的な映画で好感が
もてます。
面白かったので、これから原作も読んでみようかと思います。




【評価】
 (4点/5点満点中)

 武士道シックスティーン HP


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