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バイバイ、ママ

2011-01-29 | 洋画(な・は)
 バイバイ、ママ

  あらすじ 
完全な放任主義で育てられたエミリー。自分のことなど目も
くれない両親から絶えず孤立感を味わい育ったエミリーは、
夫はいらない、ただ自分を愛し、自分からも深い愛情で包んで
あげられる自分の子供を何としても手に入れたい、と考えていた。
この願いを果たすため、優れた“種”を探し続け、ついに息子
のポールが誕生する。エミリーは惜しみない愛情を注ぎ、外部
との接触を絶って育児に専念する。
その甲斐あってか、ポールは利発で想像力豊かな子供に育つ。
エミリーにとって、ポールが世界の中心であり、二人で過ごす
時間だけが人生の全てだった。しかし成長するにつれポールは
同じ年頃の子供たちと遊ぶことを望み、周囲の住民もポールを
いつ学校へやるつもりなのかと質問してくる。

【出演】
キーラ・セジウィック、ドミニク・スコット・ケイ
マット・ディロン、ケヴィン・ベーコン
サンドラ・ブロック、マリサ・トメイ
キャンベル・スコット、オリヴァー・プラット
ブレア・ブラウン、ソジー・ベーコン
トラヴィス・ベーコン、ジョン・ラファイエット
メリッサ・エリコ、ナンシー・ジャイルズ




  感想  ※ネタバレ注意

『フットルース』のブレイク以降は、『告発』『ミスティック・リバー』
と個性的な役柄が多い性格俳優ケヴィンン・ベーコン。
その彼が劇場長篇作品に監督として挑んだ全身全霊で息子を
愛するあまり外界との接触を断つ母と、成長し外の世界へ
目を向け始める息子の姿を描く親子ドラマ。

   

母親のエミリーは親からの愛情不足で育った反動で、息子
には自分のすべての愛を注ごうとするが、息子のポールは
外の世界に興味を持ち、親離れしようとする。
エキセントリックな性格のエミリーを演じるのは、俳優であり
今作の監督を務めたベーコンの夫人でもあるキラ・セジウィック。


ケヴィンン・ベーコン家族フル出場か!?というぐらい
身内だらけで、単なる身内映画なのかと思ったのですが
思った以上に何とも切ない内容になっている。
様々な俳優が、出演してるのも見逃せません。

エミリーがポールを産むまでに、優れた“種”を探し出す
シーンが何とも(苦笑)、この辺りがR-15指定になってる
のだろうが、ポールが生まれてからの溺愛ぶりは誰の目から
見ても異常だ。

心配のあまり学校へ行かさなかったり、それでも外の世界に
興味を持つポールに渋々、学校へ行かせても、病気だといい
早退させたりと目にあまる。
そんな母親に対し、学校側は子離れが出来ていないと
相談するが、かえってエミリーを追い詰める形になり…。

まさか…とは思っていたが、そのまさかが現実となるラスト
は切なさ過ぎる。
ただ、唯一の希望は、1人残ったポールが、そんな母でも
自分を愛してくれたことを忘れていないことだ。




【評価】
 (4点/5点満点中)


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