暁に咲く幻の花

花が咲くように生きていきたいな。日々のあれこれ、嬉しいこと楽しいこと好きな人のことを、花や自然にことよせて綴ります。

ガリレオシリーズ 映画『容疑者Xの献身』

2016-03-20 00:39:10 | シンガーソングライター
何回も見た映画ですが、毎回泣かされます。
東野圭吾さん、本当に素晴らしい原作です。
また、堤真一さん、松雪泰子さん、北村一輝さんたちベテラン俳優さんがいい演技でした。
堤真一さんはこの映画で賞取ったかな?
確か『おくりびと』と同年だったから、そちらが全部持っていったような?残念です。
映画のガリレオではドラマシリーズのように、あのダダダーンで始まるギターをBGMに湯川学が数式を書きまくるシーンはありません。
福山雅治演じる湯川学は、唯一友と認めた堤真一演じる石神の犯行を彼の思考、行動を元に淡々と推理し、真実を掴みます。

17年ぶりの再会でも、通じ合える友情。いいね✴

ドラマの主人公とヒロインである福山雅治と柴咲コウさんは映画では狂言回しのような感じで、要所要所に重要な台詞や表情で物語に視聴者を引き付けます。
来週の『真夏の方程式』もそうですが、湯川が謎を解いても誰も幸せにならない。
容疑者X=石神の心を解いた湯川は、石神の意思を尊重して真実を語るのをやめようとしますが、内海薫の「私の知ってる湯川先生は誰よりも真実を追求する人です。先生が真実を話して苦しむのなら、私も一緒に苦しみます」と言う言葉で、瞳を上げて「刑事じゃなく、友人として聞いて欲しい」と自分が辿り着いた真実を明かします。
私が好きなシーンは、石神が留置所の天井に四色問題を描いていく所です。

隣の色は必ず違う色=隣に住んでる松雪泰子母娘と自分は同じ色にならない。ならないことで彼女たちは幸せになれる。
人生に絶望し、死を考えた自分を再び生の世界に戻してくれた、女神のような美しい母と天使のように優しい娘。
人を殺めてしまったけど、自分が解いた数学のようにあの母娘を美しいまま幸せに出来ると微笑むのです。
湯川に劣等感を感じていたけど、彼にさえ実証出来ない問題を自分は作ったという満足感もあるのかな、と感じました。

ですが、内海の言葉に後押しされて湯川は石神の犯行の全てを花岡靖子に明かしちゃう。
自分の為に水知らずのホームレスを殺め、自分たち親子が殺した元DV夫の遺体の始末をし、アリバイを作り、警察から守り、全ての罪を背負うと聞いて、「そうだったんですか」とそのまま自分たちだけ幸せになれる女性ではないから、勿論出頭します。

美しく解いた数学を、最後の最後で湯川に崩された形になった石神は、「ごめんなさい、ごめんなさい、私も一緒に罪を償います」と泣きながら言う靖子さんに、「どうしてぇ…」と慟哭しながら崩れ折れます。悲壮な泣き声にいつだってクールで感情を見せない湯川も涙を流しました。
このシーンはティッシュどころかタオルが必要なくらい毎回泣きます。
そして流れる主題歌「最愛」
柴咲コウさんの声も切なくて、また涙。
さらに歌詞  
【夢のような人だから 夢のように消えるのです…
愛さなくていいから 遠くで見守らせて 
初めてでした これまでの日々
間違ってないと思えたこと 陽だまりみたいな その笑顔
生きる道を照らしてくれました…
心の雨に傘をくれたのは あなたひとりだった…
愛せなくていいから ここから見守らせて】
もう、私も号泣😭
福山雅治さんの歌詞やメロディーのセンスが見事に活かされてると思います。

堤真一さんは流石の演技力。
石神はこの人しか出来ないと思いました。(原作のイメージとかなり違うのに)

すっごいカッコイイ役も出来るし、石神のような人生にくたびれた役も出来る。
演技力は到底及ばないけど、ましゃは湯川先生の友の才能を惜しむ葛藤を上手く表現出来たと思います。
俳優業一筋の人たちとましゃを比較するのは、ちょっと厳しいですよ。ましゃも俳優からデビューしたけど本当は音楽がやりたかった人ですから。
ならもう俳優なんかやらなきゃいいって話になるんだろうけど、オファーがあって、何事も経験だと思う人ならチャレンジするのは自然だと思うなぁ。
やりたいことがいっぱいあって、チャレンジしたらそれぞれの専門家には敵わないことが中途半端だとか、散々言われちゃうけど、芸能界なんてみんなそんな感じですよ。
お笑い芸人だってドラマに出てるしね。本業だけやれ!とかみんな言わないよね。ダウンタウンの二人も俳優も音楽もやってるよ。
何事も経験だと思う。最新は下手でもいつか何かに繋がるとみんな頑張るんだと思います。

BGMは全てましゃ、どの楽曲も映画に合ってます。
ガリレオシリーズでは、『容疑者Xの献身』『真夏の方程式』ドラマで天海祐希さんと組んだ『聖女の救済』が好きです。
来週の『真夏の方程式』も楽しみにしてます。待てなくてDVD見そう💦

シリアスな映画に4月からの月9『ラヴソング』の番宣CMが流れていたんですが、凄く心配。
微妙な時期に微妙なヒューマンドラマ(月9だから多少恋愛あるよね。嫌だな)ましゃが何しても叩く人は叩くから気にしない、と思っても内容が余りに酷かったら辛い。

続いて、パパラッチ嫌いのましゃがパパラッチ役の映画があり、更に高倉健さんの映画『君よ憤怒の河を渉れ』を再映画化、ましゃは故原田芳雄さんの役を演じるそうで、今年は音楽より俳優業をメインに活動中。
プリウスのCMは大泉洋さんに冷たいし、ガリレオ映画がなかったらとんでもない冷血イメージがましゃについてた所です。いや、あれが素でもいいけどね、私が冷たく言われてるわけじゃないから。

チームましゃ、アミューズも本気で方向見失ってないか心配。
結婚した事実は消えない以上、よき父親になりますよ路線で売ってもいいんじゃないかな?

俳優をやりたいなら、カッコ悪い男も演じないと年齢的に無理。
カッコ良いましゃは知ってるから、心置きなくカッコ悪い中年を演じて欲しいな。もしくは、『お義父さんと呼ばせて』みたいに弾けた中年役。
いつまでもカッコイイましゃは、ライブで見るからね。
色んな役をやって欲しいと思います。




ガリレオの相棒はやはり柴咲コウさんが合いますね💕

読んでくださりありがとうございます。
では、また。

             

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