暁に咲く幻の花

花が咲くように生きていきたいな。日々のあれこれ、嬉しいこと楽しいこと好きな人のことを、花や自然にことよせて綴ります。

あさが来た クランクアップ

2016-03-13 17:36:32 | シンガーソングライター
あさが来た、撮影終了しました。
物語は江戸時代から始まり、新選組がでてきたり、女のあさが働き夫の新次郎さんが子育てする変わった夫婦を描いた作品でした。
あさの口癖「びっくりぽんや。」はつい使いそうになりました。




歳の離れた夫婦。
祝言をあげてもあさに触れなかった新次郎さんがあさを大人の女性と認めて結ばれるシーンには、玉木宏さんのお姫様だっこに憧れました。

関係ないけど、私は実は高校時代に憧れの先輩にお姫様抱っこしてもらったことがあるんです。
でも、貧血で倒れてたので記憶なし。携帯のない時代だから友達もそのシーンを撮ってくれてるはずもなく、ただただ話しを聞いて勝手に想像(妄想)するのみです。残念すぎ。


写真と台詞で綴る「あさが来た」
つい購入しました。結構良いです😍




あさを気に入ってる五代さん、第36回では新次郎の何処がいいとあさの気持ちを試します。
あさは新次郎の遊びは大阪の旦那衆たちの「大阪商人の粋」と言いきって、「優男の何が悪いんだす。うちは男前の力自慢より、ふらふらしてる【か弱い旦那様が好きなんだす!】」
五代さんは「はぁ…そうきはりましたか」と毒気が抜けちゃう。
新次郎さん、嫁からか弱い旦那様認定。
笑えましたが、甲斐性がない旦那さんを甲斐性のある男前の前で好きと言うあさちゃんはかっこよかったです。
新次郎さんが心をしっかり支えてくれるからこそ言える言葉ですね。


この台詞は玉木宏さんも気に入ってるそうです。

五代さんもステキな台詞を沢山言ってます。
「私は認められないまま死んでも何も後悔はありません。未来に名を残す気もありません。
みんなで一緒に作った大阪が残れば、それでいいんです。」
銀行も財閥も作らず、政治家にもならなかったことに疑問を抱いた新次郎に五代さんはこう言いました。

そして死期が近いことを悟った五代さんは、自分がしてきた(外からあさを支えること)を新次郎に託します。
「必要なのはあなたです。あなた方はまるで…うーん。ええ言葉が見つからんなぁ。【相思相愛】…そうや、【比翼の鳥】や。
約束して下さい。これからはあささんのことを内からだけやない。外からも支えると。どうか、頼みます。」
二人の男性から支えられてきたあさちゃん。
これからは常に二羽一体で飛ぶ比翼の鳥、新次郎さんと共に。
比翼の鳥は源氏物語にも出てきますね。五代さんのインテリジェンスを表現出来ました。

あさと新次郎さんの愛娘、千代ちゃんは花嫁修行をしたいのに、京都の女子学校に行くことを新次郎さんは勧めます。もっと広い世界を見て、知識を深めて進路を選んで欲しい親心。
働いてばかりの母親に反抗している千代ちゃん。父親にもわかってもらえなくて母親批判をします。それをたしなめる新次郎さん。
「器いうのはな、あんたのお母ちゃんは、決して人のいてへんとこで陰口言うたりはせぇへんお人や。その器ひとつとっても、わてはわてのお嫁さんを、あんたのお母ちゃんを尊敬でけます」
優しいだけじゃない、厳格な父の新次郎さん。

千代ちゃんからみたら新次郎はあさの味方のようだけど、あさに対しても、千代にも働いて欲しいと身勝手なことを言うとしっかりたしなめます。
「それは千代が決めることだす。わてらは船動かす船頭やあらへん。
【いつでも振り返ることのできる港にならなあかん】」
子育て中の私にもグサッとくる言葉でした。

第120回あさが刺されて生死をさ迷っていた時、病院での新次郎さんの台詞
「わてな…知ってる思うけど、あんたに惚れてます。あんたのすることなぁ、何でも応援したげる。何にも怒らへん。そやけどなぁ…
わてより先に死ぬことだけは金輪際許さへんで。
許さへん。
わて置いていったら許さへんで。あさ…。」
どんな時でも飄々としていた新次郎さんが、激情をみせてあさを呼び戻す。最高の愛の言葉です。(関白宣言だと勝手なこと言うなとムカついた「俺より先に死ぬな」、なのに。言う人の違いかな)

あさの名台詞
「みんなが笑って暮らせる世の中を作るには、女性のね、やわらかい力が大切なんです。」

やわらかい力はまわりから助けられ、自分もまわりを助ける柳のようにしなやかな心を持たないと育たない力だと思います。
あさが祖父から「前を向いて進みなさい」と言われ続けた言葉、その言葉通りに何を言われても後ろ指さされても、前に進める力を身につけるのは自分の努力、まわりの助けがなければ無理です。
みんなが笑って暮らせる世の中はいきなり目指せないけど、笑って暮らせる家族から始めたいなと思います。

朝ドラだからフィクションで、現実の広岡家には色々あったようですが(実際の新次郎さんには男の子一人と女の子三人かな?あさちゃん以外が産んだお子さんいます)、そこは研究したい人がすればよいことです。
私はとても楽しめた「あさが来た」でした。






読んでくださりありがとうございます。
では、また。