暁に咲く幻の花

花が咲くように生きていきたいな。日々のあれこれ、嬉しいこと楽しいこと好きな人のことを、花や自然にことよせて綴ります。

盛大に華やかに開館10周年記念演奏会

2015-12-10 22:42:44 | シンガーソングライター
こんばんは。
夫と二人で、『兵庫県立芸術文化センター開館10周年記念演奏会』
に招待されて行ってきました🎵



お花も沢山

2千人収容のホール
私は2階の1番近いボックス席で、演奏者の息遣いも聞こえてきそうでした。

兵庫県立芸術文化センターの芸術監督は、名高い指揮者佐渡裕さんです。
10周年を祝う演奏会は勿論佐渡さん指揮する兵庫芸術文化センター管弦楽団の皆様、ゲストに世界的ピアニストアリス=紗良.オットさん、とても若く美しい女性でした。
オペラ歌手ソプラノの並河寿美さん、メゾソプラノの林美智子さん、テノールの西村悟さん、バリトンのキュウ・ウォン・ハンさん、
第九合唱の皆さん。

曲目はベートーベン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調op15より第3楽章ロンド:アレグロ・スケルツァンド

力があって、明るい意気揚々とした若々しい曲で私は好きです♪

続いて、プッチーニ:歌劇『蝶々夫人』より愛の二重唱
劇中最も有名なのは第二幕゛ある晴れた日に゛だけど、これは祝典に向かないやや哀しいアリアなので、今日は第1幕最後を飾る蝶々さんと海軍士官ピンカートンによる愛の二重唱。
蝶々さんが背が高く朗らかな彼に小さな幸せを私に下さいと言い、彼は「おいで 震える君を抱きしめてあげよう」と甘美な音楽が流れる名場面です。(後の悲恋は敢えて考えない)

次は、ロッシーニ:歌劇『セビリャの理髪師』より゛今の歌声は゛
ロッシーニといえばこの歌劇って感じです。
「素直で優しく可愛い娘でも、もし弱みにつけ込む者がいたら、蛇にもなり、陰謀家にでもなっても貴方への思いをとげて見せるわ」と愛の決意を歌います。後半のコロラトゥーラが聴かせます。
素敵でした。

続いて、バーリン:ホワイトクリスマス
1942年8月公演の映画「スウィング・ホテル」の中で歌われ、名歌手ビング・クロスビーのレコードでアカデミー歌曲賞を受賞しました。
今日に至るまでポップスクリスマスソングとしては、最大のヒット曲ですね。大好きな曲です。

そして、ヴェルディ:歌劇『椿姫』より゛乾杯の歌゛
椿姫の内容は「ラ.トラヴィアータ」道を誤った女の題名でわかる通りの内容です。
乾杯の歌は第1幕の夜会の場でヴィオレッタと夜会客と共に歌う有名な曲です。これも後の悲恋を忘れて明るく乾杯!と昔歌ったことがあるので歌いたくなりました。

最後は、ベートーベン:交響曲第9番 ニ短調op125「合唱付」
ベートーベンの大作、死の三ヶ月前に完成されました。
オーケストラに現れる有名な「歓喜の主題」がやがて独唱と合唱に拡がっていきます。バリトンソロで「歓喜よ 神々の美しい楽園の乙女よ 我らはその喜びの聖堂に足を踏み入れる」と歌いだされ、最後は「万人よ 抱き合え」の大合唱になり、全曲の結びは、最高速のテンポとなった歓喜の熱狂で終わります。

オーケストラは素敵ですね。全ての芸術は五感で感じるものだと思います。

阪神淡路大震災の復興のために西宮市に作られた、兵庫県立芸術文化センター、何が壊れても人類が作り上げた芸術の魂は消えません。
いつまでも芸術の火を燈して下さい。

第九は自分で歌っても、聞いても感動します。まだ生オーケストラで聞いてない方には、ぜひ聞いて欲しいです。

演奏会の後、一時間程のレセプションがあり、立食でしたが、軽くワインや大好きな山田錦を飲み、美味しいオードブルをいただきながら、まだ音楽の余韻に揺れてるようでした。

佐渡さんはウィーンを拠点に活動されるそうですが、また兵庫県にもちょくちょく帰って来てくれるそうなので、ぜひ県の音楽を目指す子供達に音楽の素晴らしさを伝えて欲しいと思います。
佐渡さんとツーショット写真を撮りたかったけど、県知事さんもいるし…
あんまり弾けたら、夫が恥をかくので我慢しました😢 

素敵な音楽の夜でした。
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読んでくださり、ありがとうございます。
では、また。