とても 2月とは思えない ぽかぽか陽気です
いったい どうなっているのでしょう
いつもの河原から
蔵王の 刈田岳です
大朝日岳の祝瓶山ですって
白鳥は いなくなっていました
シベリアに 帰えっちゃったのかしら
青い花
サイネリア
春ぽい感じ しませんね~
暗い場所で ストロボ使っているから 夜のイメージになってしまいました
毎日更新していて ネタ切れです
ジムノペディを弾いて
夏休みに入って 最初に帰ってきたのは長女の葵だった
その一週間後に 妹の翠が帰ってきた
二人は年子で 大学生だ よく双子に間違えられる
月子の友人が 翠のことを
「昨日 葵ちゃんに会ったわよ」とか その反対も珍しくなかった
親の目から見ると 性格は勿論だが 顔も全く似ていないと思うのに
人様から見ると よく似ているらしい
翠はいつも 家に帰ってくると 真っ先にピアノの前に座る
まるで ピアノを弾くために帰ってきたのかと思ってしまう
二人とも 五歳からピアノを始めて
何とか 高校を卒業するまで続けることができた
「ねえ お姉ちゃんも弾こうよ~」
暇さえあれば 本ばかり読んでいる 姉の葵を翠が無理やり誘う
「ねえ ジムノペディ弾いてくれない?」月子がリクエストする
サティのこの曲が 月子は大好きだった
心が洗われるような気がする
月子もピアノを習ったことがあるが 長続きしなかった
二人の娘が 自分に似ないで ある程度まで弾けるようになったことが
月子には たまらなくうれしかった
ピアノは いつでも弾けるように リビングに置いてある
猫のチャチャを膝の上にのせて 月子はソファーに腰をおろす
今までどこにいたのか いつの間にか
シーズーのジュジュも ソファーの足元に ちょこんと かしこまって座っていた
みんなが ピアノを聴く体制になっているのが おかしかった
月子には 至福の時だった
子供が小さかった頃には こんな時間が持てるなんて
想像もしていなかった
葵が弾くジムノペディは 繊細でゆったりしていて 優しい
翠の弾くジムノペディは ちょっとテンポが速くて リズミカルだった
月子の 心が震えている
あまりにも 幸せすぎて……
―5―
続きは 又明日
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