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気まぐれCAT

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気ままに・・のんびり・・・なんとなく

闇夜に浮かぶ薔薇と孔雀羽根の出逢い〜déjà vu II〜

2017年05月18日 | 綺物日記
闇夜に浮かぶ薔薇の銘仙と孔雀羽根帯の刻(とき)を超えた出逢いがまた一つここに!


銘仙 déjà vu 其の弐

この銘仙を見つけた時、何処かで見たことがあると思ったのです
それは多分、過去に見た絵画だったか?!
はたまた、萩尾望都先生の「ポーの一族」?!
闇夜に浮かぶ薔薇は、ポーの村に怪しく咲き乱れる金銀の薔薇の如く、心揺さ振り離れないのです



いにしえのレトロモダンと孔雀羽根帯の再びの融合!
今回、紫の孔雀羽根がお太鼓いっぱいに映えるように締めて見ました

厄除け鱗 染め分けレトロ帯揚げとターコイズブルー帯締めの安定感といったら・・・

日本の伝統文様の鱗文にレトロな色使いで染め分けられた帯揚げに蒼く輝くターコイズ帯締めは、着物を選びません



髪飾りは、座敷童Rのお手製です
ビオラ押し花の髪留め



ビオラは、空想の羽!
何方(どなた)を想っているのでしょうか


銘仙 déjà vu 其の壱はこちら


#銘仙 #孔雀羽根帯 #野口 #薔薇 #萩尾望都 #ポーの一族 #ポーの村 #鱗文 #ターコイズブルー #ふくひろ綺物 #ビオラ #髪飾り


森鷗外旧居にて小倉織を纏う

2017年05月06日 | 綺物日記
明日から森鷗外旧居にて開催の書道展「小倉日記を書く」で皆様をお迎えするにあたり、小倉織を纏うて参ります



誉田屋源兵衛氏✖︎築城則子先生コラボ小倉織
「縞勘」銘「幽月」

取合せるのは、孔雀羽根


八掛の色で悩みましたが、正解でしたね
八掛のペパーミントグリーンと帯締めのターコイズブルーが相まって、目にも鮮やか!

銘仙に合わせたのと同じ帯、帯揚げ、帯締めで
こうも趣が変わるのか?というところをお見せできると思います

『VIVID銘仙〜20世紀前半のファッショナブル着物〜』 in 小倉城庭園

2017年04月16日 | 綺物日記

『VIVID銘仙〜20世紀前半のファッショナブル着物〜』 開幕記念講演&作品解説「銘仙の魅力」に参加のため、小倉城庭園に行ってまいりました



この写真(下)は、昨年(2016年)4月に日伊国交樹立150年を記念してイタリア・ローマで同じく『VIVID銘仙』展を開催した時のパンフレットの表紙です

「VIVID MEISEN」とアルファベットで、正しくVIVIDな銘仙達を織り表しています
なんてお洒落なんでしょう



ぶっちゃけ、銘仙のことは全く知らなかったのですが、大森哲也・足利美術館館長の講演及び展示室での実際の提示物を拝見しながらの分かりやすい作品解説、そして、時間をオーバーしているにも関わらず、熱心な参加者からの質問に丁寧にご回答下さり、大正ロマンよりももっとモダンになった昭和初期の昭和モダン・銘仙を知り、平成の世の現在でも通用する斬新な模様とカラフルな色合い、そのデザイン性の高さに速攻、魅了されてしまいました

もともとは、1854年の開国を機に海外への重要な輸出品となった高級生糸の影で生まれた規格外のくず繭・節糸を養蚕農家が自家用の絹布を織っていたのがキッカケとのことですが、安価でありながら、その制作行程は何行程にも及びます

銘仙の絶頂期の華やかなデザインは、和田三造といった当時の画家達が銘仙の図案を描き、宣伝ポスターのモデルを初代水谷八重子が務めたり、山川秀峰や伊藤深水、杉浦非水らが高島屋や三越の宣伝ポスターを書き、竹久夢二の美人画にも描かれていますね

もう、銘仙の虜です

 

#銘仙