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西やん中洲にいます。

西やん67歳、ameba blogに引越しました。

何もない日512 【ETC障害。サイバートラック。】

2025-04-06 20:27:17 | 何もない日
こんばんは。

昨日夜間、明日、改修したものを含む処理が行われますが、今のところ、連絡はないので、「異常終了」するような事態は起きていないようです。
明日、出勤してから確認します。

【ETC障害】
今日は朝から、「ETCシステムの障害」が発生し、復旧のメドが立っていないとのことです。

先ほど、中日本高速道路の会見があり、4月5日(土)にシステムの変更を行っていたことが発表されました。

この様な「システム障害」は、何も変更していない状態で突然発生することは稀です。あっても、機器の老朽化や突然の不具合などや、「潜在バグ」と言いますが、ほぼ処理されることのない条件がたまたま突然に発生する場合などです。

ただ、今回の様に、明確に「システムの変更」を行った直後に発生したということは、「システムの試験不足」が考えられます。大規模なシステムの極一部のシステムを改修する場合でも、それ相応の試験が必要ですが、それが十分に主な割れていなかった可能性があるということです。

その原因として考えられるのは、「最初のシステム開発、運用開始」から10年、20年と年数が経っていると、初期の開発に従事したシステムに精通した人が居なくなっていくということがあります。また、初期のシステム開発の「ドキュメント、設計書」が無くなっていたりすることもあります。

そういうリスクがあるので、より慎重にならないといけないのですが。
また、システムを入れ替える際には「戻す」ことも想定しておく必要があるのですが。これだけ解決まで時間を要しているということは、「戻す」想定をしていなかったのか、「戻し」自体ができない状況になっているのか。

これだけの「重要システム」です。影響が大きいです。

【サイバートラック】
(Forbes JAPAN)の記事より
『テスラ・サイバートラックは過去数十年で「最大の失敗作」』
よ見て、テスラのCEOであるイーロン・マスクの一面が見えてきました。

ちょっと、奇抜なデザインのEVのピックアップトラックなのですが。

イーロン・マスクは、2023年10月にテスラの決算説明会で「100万台以上のサイバートラックのよやくを獲得した」と豪語していたとのこと。

ただし、過去13か月で8回もリコールされ、航続距離約400kmのベースモデルを3万9900ドル(約580万円)で提供すると約束していたのですが、現状では諸経費を含めたこのモデスの価格は7500ドル(約110万円)の連邦税額控除を差し引く前で8万2235ドル(約1200万円)からとなっていて、約2倍。更に、連邦税額控除はトランプが撤廃を公約しています。

で、販売状況ですが。
テスラはサイバートラックの年間販売が25万台に達する可能性があると予測していたのですが、最初の1年間となった2024年の販売台数は4万台に満たなかったとのこと。

更に、今日は、「トランプとマスク」の政策に反対する集会がアメリカの全州で行われ、世界では1000数百か所で行われたとのニュースもあり、特にアメリカではテスラ販売店や、テスラ車自体への破壊や抗議も行われていて、「反マスク」「反テスラ」の動きもあり、それも影響していると言えます。

ただ、CEOであるイーロン・マスクは、サイバートラックを年間最大25万台製造できるよう工場を改修し、そこに掛けた費用は約9億ドル(約1300億円)に上ると推計されています。

このサイバートラックの特異な外観には2つの要素があったとのことで、その一つが「マスクのSF風デザインへの執着」と、もう一つは「ボディを塗装しない」という初期の決定だったとのこと。

このマスクの要求を満たすためにとられたのが「ステンレス製ボディ」だということですが、マスクは「(ステンレス製にすることで)2億ドルの無駄な塗装工場のコストを削減できた」と考えたとのことですが。

過去に、ステンレスボディを採用して失敗した車があるとのこと。
それが、映画「バック・トゥ・ザ・フーチャー」に登場した『デロリアン』という車です。

ステンレス鋼は曲げにくく、元の形に戻ろうとする性質があるとのことで、これがサイバートラックのボディパネルに問題が生じた一因であるとのこと。
更に、そのステンレス鋼に対応するための工場の設備は、他の車種の製造には向かないということです。

マスクは「(塗装工場のコスト2億ドル」を削減した替りに、「ステンレス鋼を使用したことで、その削減したコストをステンレス鋼の処理のために費やした」とのこと。

では、何故、テスラのサイバートラックはこの様なことになったのか。
それは、マスクが2019年のカンファレンスで「私は市場調査なんて一切行わない」誇らし気に語っていたとのこと。

ただ、消費者が求める『ピックアップトラック』は、「大きな荷物が運べること」、「オフロードを快適に走れること」なのですが、サーバートラックはそのどちらも満たしていない、奇抜なデザインだけが先行した車ということです。

YouTubeでは、「立往生したサイバートラックが、フォードやシボレーのSUVやピックアップトラックに『牽引されている』様子を写した動画」が多くアップされているとのこと。

イーロン・マスクは、能力もあり自信家であるかもしれませんが、自分の「直観」に頼る部分もあるのか。「市場調査をしない」とは、自分に相当自身があったのかもしれません。実際、テスラは成功し、マスクは、スペースXやX(旧Twitter)など事業を拡大しています。

が、ビジネスとしては、トランプ政権を支持し、政権内部で権力をふるい、ヨーロッパの極右政党を支持し、などの、行動、言動が個人的な反発を買い、その反発がテスラに向き、売上を大きく落としているというのが現状。

これから、回復させていくのでしょうが。
一度「ケチ」がついてしまったもの、簡単には戻らないかも知れませんね。

マスクは、近く、トランプ政権から離れ、ビジネスに戻るとのことです。

では、また。