こんばんは。
私の担当している業務の給与計算の前処理は、通常月は7日と10日に締めの処理が行われるのですが、4月は年度の締めがある関係で、5日と7日に前倒しになります。
今年は、5日、6日が土日になるので、SIさんと給与計算の前処理を事前にやっておきましょう、という話になって、今日やっていたのですが、結構、いろいろあって終わらず、明日もと言って帰ってきました。
しばらくは気を抜けない日が続きそうです。
【対人地雷禁止条約】
(JIJI.com)の記事より
『フィンランド、対人地雷禁止条約から脱退へ 東欧4国に続き、ロシアに対抗』
ロシアと約1300kmの国境を接するフィンランドの首相が、「対人地雷禁止条約(オタワ条約)から離脱する方針」だと発表したとのことです。
ロシアの「ウクライナ侵略」が始まって3年。
ロシアと国境を接する国は、ロシアへの脅威を感じており、ロシアに対抗するため、長い国境線での「対人地雷」の使用も検討しないといけない状況であるため、『離脱』する方向とのことです。
日本は島国なので、国境という感覚は理解しづらい部分もありますが、ヨーロッパなどは陸続きなので、国境を越えての「侵略」は想定される事態です。
特に、「ウクライナ侵略」以降、フィンランドよりも前に、ロシアの飛び地である「カーリングランド」と国境を接するポーランド、バルト3国はすでに「離脱」方針を発表しています。
ただ、ウクライナ国内もそうですが、ウクライナ側もロシア側も、大量の対人地雷や対戦車地雷などをあちこちに大量に埋めています。その場所と量は把握できません。
そして、仮に「終戦」したとしても、ウクライナ国内には大量の「地雷」が残り、その撤去には相当な年数がかかります。
その残存する地雷で、近隣の住民(民間人)や子どもも被害に遭い、亡くなったり、足を失ったりということが起こります。
そのため、人道的な観点から、「対人地雷禁止条約」が締結されてきた訳ですが、ロシアの脅威は、その「地雷の危険性」以上に、対ロシアの対策としては使用もやむを得ないと判断されたということです。
ちなみに、カンボジアは内戦終結からもう何年も経っていますが、いまだに「地雷」の撤去は終わっていません。
そこで、カンボジアにはすでに日本製の「地雷撤去機」が使用されているのですが、ウクライナにも提供されています。
地雷撤去機は、重機を製造しているコマツも生産していますが、日立建機系列の企業が独自に開発し、カンボジアでも使用され、ウクライナにも提供されています。
これまでは、人手で地道に撤去を行ってきたのですが、事故も起こることがあり、効率も悪く、撤去作業がなかなか進みません。
しかし、地雷除去機は、地雷が爆発しても機器への影響を抑え、操縦者も安全に作業できるようにしています。
武器などを提供することはできない「日本」ですが、「地雷除去機」など、戦後を考えて必要なものの提供は、積極的に行うのが望ましいと思います。
日立建機系のメーカーの地雷除去機については、テレビ東京の番組でも紹介されました。
ウクライナを救えるか…地雷と30年闘い続ける日本人の挑戦【ガイアの夜明け】
元の話題に戻りますが。
フィンランドなど、「対人地雷禁止条約」からの脱退の検討はしかたない部分もあるかとは思いますが、実際に「地雷」が使用されないことを願います。
ただ、いったん使いはじめると、ずっと埋もれたまま残り、民間人がそのせいで亡くなる、大けがをするのは、これまでも多数事例があることで、その鉄橋作業は危険を伴い、大変です。
ウクライナは、もうすでに地雷があちこち把握できない数、場所に埋もれている状況です。日本製の「地雷除去機」が活躍し、早期に「地雷の脅威」がなくなればいいのですが。
日本は、こういう協力も行っているということで、ご紹介しました。
では、また。