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ダミー人形

2022年11月14日 | 日記
興味深い記事を見つけました。

The crash dummy aimed at protecting women drivers



女性ドライバーを守るダミー人形の開発に関する記事です。
自動車事故の実験に使われるダミー人形。
シートやシートベルトの安全性を確認するのに重要な存在です。
でも1970年代に作られたダミー人形は平均的男性の大きさなのです。
今はもちろんその当時だって女性ドライバーは大勢いたはずなのに…。

こちらがアメリカで使用されていたダミー人形のサイズ。



175センチ78キロは70年代のアメリカ人男性の平均だそうです。
一応「女性版」もあるのですが、単純に男性版を縮小させたもので
なんと150センチ49キロとなぜか当時の小柄な女性5パーセントの大きさ。
12歳の少女の大きさ、だったそうです。
ってかなんでそうなったんだろう?
適当に「女子供」のサイズを作っておけばいいや、ってことだったんでしょうか?

というわけでこのたびスウェーデンの研究者が新たに女性版を作りました。
162センチ62キロだそうです。日本の標準としたら大柄? ははは。
さらにサイズだけではなく、身体構造も考慮されているそうです。
男性と女性では骨格筋力柔軟性が違うわけで
同じようにクラッシュした際の体への影響も違うわけです。

そうそう米国の衝突試験用ダミー人形、「現実」反映し大型化へ(2017/5/11)
という記事も見つけました。
 標準的なダミーは長年にわたって、身長175cm、体重約77kgとされてきた。
 だが、米CBSニュースによると、ダミー人形などの製造を手掛ける
 同国のヒューマネティクスは、現在の米国人の体格をより正確に反映した
 新型ダミーの開発を進めている。

というわけで身長+4~5センチ、体重+45キロだそうです。
+45キロ! かなり大柄ですなぁ。
こうやって男性版はバージョンアップしてたのに、女性版はようやく…ってことですね。

先日の「身長の限界」と同じく興味深い記事でした!
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