年に2回、だいたいこの頃、越冬闘争ステージと、夏祭りステージに出ています。
ソロで出ています。冬はギター弾き語り、夏はハープ弾き語り、というスタイルにしましょうか。
今年は、ハープでいこう。8月13日(日)PM12:30~13:00。西成区(あいりん地区)・三角公園ステージです。
主催者である、釜ヶ崎実行委員会から、本催しについての意向文を、シェアします。↓ ↓
〜 〜 〜 〜
釜ヶ崎の夏まつりも、今年で46回目を数えることになりました。こうして長い間続けてこられたのも、釜ヶ崎労働者、および、多くの支援のみなさんの、夏まつりに寄せる思いのたまものと感謝しております。今年も、釜ヶ崎三角公園で、8月12日(前夜祭)~15日まで、労働者とともに、まつりを盛りあげていきたいと思っております。
釜ヶ崎夏まつりは
72年に第一回が行われ、以来、とぎれることなく続けられ、手づくりのまつりとして釜の労働者の間に定着してきました。
この夏まつりは、多くの釜の単身労働者にとって、いわば、ふるさとでのお盆のような行事として親しまれてきました。また、夏まつりの期間中、公園には祭壇が設けられ、最終日には、亡くなった多くの仲間の追悼も行われてきました。長い間、釜の夏まつりが歴史を刻んできたのは、労働者の、夏まつりに寄せる、そういう思いがこもったものでもあったからと思います。
同時に、たくさんのミュージシャン、演歌歌手、芸人さんなどの参加、釜の労働者が主役の労働者名人会、のど自慢、スイカ割り、つなひき、相撲大会、そして、盆踊り、それに加えて、たくさんの手づくり屋台など、夏まつりの催しも釜ヶ崎労働者、地域の住民、支援者などたくさんのみなさんの参加により、釜ヶ崎の文化としてすっかり定着してきました。それゆえ、この釜の夏まつりは、これからもずっと、続けていかなければならない大切な取組みといえます。
==今年の釜ヶ崎夏まつりは==
ここ数年来のセンター建て替え問題が具体的に動き出し、萩之茶屋小学校跡地での第一住宅建設、南海高架下への労働福祉センター・あいりん職安の仮移転工事が始まりました。
この問題をめぐっては様々な利害関係から様々な意見が飛び交っていますが、釜ヶ崎労働者にとっては、これまでのセンターが市、府、国の管理であったその管理の間隙から、現役、失業・野宿、生保など様々な立場の労働者の『居場所』『憩いの場』となっていたものが、建物の分散、管理者の分散からただ看過するだけでは無くなってしまうという大きな問題です。これまでの行政の分担として、居場所・憩いの場の提供者は大阪市ですが、大阪市は市営住宅が分離されることによって住宅の管理だけに撤退し、新たな労働施設には関与しない、大阪府は労働関係しか関与せず、居場所・憩いの場は管轄外だと言い出しかねないということです。センターに労働者の居場所がなくなってしまうことが懸念されています。
一方では国による「働き方改革」を口実とした日雇い労働者に対する締め付け、社会保障(日雇雇用保険・健康保険)の取り上げも始まっています。今まで実情に合った運用をしてきた日雇い手帳を「2ヶ月にわたり同一事業者で18日以上働いたら日雇雇用保険を適用しない」「失業給付金は振り込みが原則」など日雇い労働者の実態とかけ離れた理不尽な運用をし始めました。日雇いで日銭で生活するから保険料を印紙で日掛けしているのに、仕事に行けなかったときの生活費である給付金は数日後に口座振り込みするなどと月給取りである官僚の考えることでしかなく、手抜きであり、日雇い労働者のための社会保障という本来の趣旨を踏みにじる違法行為でしかありません。私たちはこうした締め付けとも闘っています。
こうした状況を突破するような声・力・運動が今の釜ヶ崎には求められています。
これらの労働者・住人をめぐる情勢の中で今年の第46回釜ヶ崎夏祭りは行われます。
釜ヶ崎をとり囲む日本の社会は、昨年の参議院選での自民党圧勝のもと、一党独裁とでも言うべき政治情勢の中で、沖縄での選挙を通じて示された民意を無視しての機動隊の暴力を使った高江ヘリパッド建設、辺野古基地建設が強行され、自衛隊は安保法制の下戦闘地域である南スーダンに派遣され憲法をなし崩し的に破壊し、戦争をする国へと転換しました。
そして、今だ、事故原因も明らかにされず安全対策もうやむやなままの原子力エネルギー政策が復活させられ、住民や労働者の安全が確保されないまま各地の原発の再稼働が行われています。
そして、秘密保護法で市民の知る権利を奪い、安保法制とあわせ「思想を裁く平成の治安維持法」といわれる7月11日施行の「共謀罪」を一連の強行採決という手段で押し通し、国家が市民を誘導・支配する国へと変貌を遂げました。
他方では、OECDが「過去30年成功した国はない」というレーガン政権で破たんしたアベノミクス(トリクルダウン)による経済活性化は「予定通り」金持ちをより儲けさせ、格差を拡大し大量の貧困層を生みだしただけで終わり、一強の政権は腐敗を極め、森友・加計両学園問題にみられるように政権中枢の縁故関係に税金を投入し利益を回すためのスキャンダル政治が平気で行われるようになっています。
戦争国家にとって、失業・野宿者、生活保護に頼る高齢者が「不要な者」とみなされるのは日を見るよりも明らかで、社会保障の切り下げ、切り捨てとともにこうした「国家」のための社会、市民に優しくない社会の出現今まで以上に釜ヶ崎の住民にとっては生存を脅かされかねない状況であり、沈黙することはできません。
今年の夏まつりは地域的にも、社会的にも環境が大きく変貌する中で行われます。こうした社会情勢の中で、だれのための社会づくりをしていくのか、まちづくりをしてゆくのかということを一人一人が考えさせられる夏に、現役、失業・野宿、年金・生活保護の仲間たちが団結を打ち固め、全国の労働者、市民と結びついていくことができるような祭りにしてゆきたいと思います。
今夏まつりも
「老いも若きも安心して働き、生活できる社会を!」
をメインテーマとして位置づけながら、やっていきたいと思います。多くの皆様のご参加をお願い致します。
資金協力のお願いです
さて、夏まつりは、これまでも多くの方々のカンパ金によって運営してまいりました。ありがとうございます。実行委員会でも自前の財源確保の努力はしておりますが、今回の夏祭りもこれまでと変わらず、釜ヶ崎の運動、とりくみに関心を寄せる多くの支援のみなさんに、資金協力のお願いをしたいと思います。祭り当日は本部席にもカンパ箱を用意してあります。よろしくお願いいたします。
第46回釜ヶ崎夏祭り実行委員会 実行委員長 山田 実
06-6632-4273
【振込先】
①みずほ銀行 難波支店 普通口座1387094 釜ヶ崎実行委員会代表 山田 実
②ゆうちょ銀行 記号141 番号33722521
【他金融機関から振り込みの場合】
③ゆうちょ銀行 店番418 普通預金3372252
④郵便振替口座 00960-4-108331 ※②③④は、名義:釜ヶ崎実行委員会
ソロで出ています。冬はギター弾き語り、夏はハープ弾き語り、というスタイルにしましょうか。
今年は、ハープでいこう。8月13日(日)PM12:30~13:00。西成区(あいりん地区)・三角公園ステージです。
主催者である、釜ヶ崎実行委員会から、本催しについての意向文を、シェアします。↓ ↓
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釜ヶ崎の夏まつりも、今年で46回目を数えることになりました。こうして長い間続けてこられたのも、釜ヶ崎労働者、および、多くの支援のみなさんの、夏まつりに寄せる思いのたまものと感謝しております。今年も、釜ヶ崎三角公園で、8月12日(前夜祭)~15日まで、労働者とともに、まつりを盛りあげていきたいと思っております。
釜ヶ崎夏まつりは
72年に第一回が行われ、以来、とぎれることなく続けられ、手づくりのまつりとして釜の労働者の間に定着してきました。
この夏まつりは、多くの釜の単身労働者にとって、いわば、ふるさとでのお盆のような行事として親しまれてきました。また、夏まつりの期間中、公園には祭壇が設けられ、最終日には、亡くなった多くの仲間の追悼も行われてきました。長い間、釜の夏まつりが歴史を刻んできたのは、労働者の、夏まつりに寄せる、そういう思いがこもったものでもあったからと思います。
同時に、たくさんのミュージシャン、演歌歌手、芸人さんなどの参加、釜の労働者が主役の労働者名人会、のど自慢、スイカ割り、つなひき、相撲大会、そして、盆踊り、それに加えて、たくさんの手づくり屋台など、夏まつりの催しも釜ヶ崎労働者、地域の住民、支援者などたくさんのみなさんの参加により、釜ヶ崎の文化としてすっかり定着してきました。それゆえ、この釜の夏まつりは、これからもずっと、続けていかなければならない大切な取組みといえます。
==今年の釜ヶ崎夏まつりは==
ここ数年来のセンター建て替え問題が具体的に動き出し、萩之茶屋小学校跡地での第一住宅建設、南海高架下への労働福祉センター・あいりん職安の仮移転工事が始まりました。
この問題をめぐっては様々な利害関係から様々な意見が飛び交っていますが、釜ヶ崎労働者にとっては、これまでのセンターが市、府、国の管理であったその管理の間隙から、現役、失業・野宿、生保など様々な立場の労働者の『居場所』『憩いの場』となっていたものが、建物の分散、管理者の分散からただ看過するだけでは無くなってしまうという大きな問題です。これまでの行政の分担として、居場所・憩いの場の提供者は大阪市ですが、大阪市は市営住宅が分離されることによって住宅の管理だけに撤退し、新たな労働施設には関与しない、大阪府は労働関係しか関与せず、居場所・憩いの場は管轄外だと言い出しかねないということです。センターに労働者の居場所がなくなってしまうことが懸念されています。
一方では国による「働き方改革」を口実とした日雇い労働者に対する締め付け、社会保障(日雇雇用保険・健康保険)の取り上げも始まっています。今まで実情に合った運用をしてきた日雇い手帳を「2ヶ月にわたり同一事業者で18日以上働いたら日雇雇用保険を適用しない」「失業給付金は振り込みが原則」など日雇い労働者の実態とかけ離れた理不尽な運用をし始めました。日雇いで日銭で生活するから保険料を印紙で日掛けしているのに、仕事に行けなかったときの生活費である給付金は数日後に口座振り込みするなどと月給取りである官僚の考えることでしかなく、手抜きであり、日雇い労働者のための社会保障という本来の趣旨を踏みにじる違法行為でしかありません。私たちはこうした締め付けとも闘っています。
こうした状況を突破するような声・力・運動が今の釜ヶ崎には求められています。
これらの労働者・住人をめぐる情勢の中で今年の第46回釜ヶ崎夏祭りは行われます。
釜ヶ崎をとり囲む日本の社会は、昨年の参議院選での自民党圧勝のもと、一党独裁とでも言うべき政治情勢の中で、沖縄での選挙を通じて示された民意を無視しての機動隊の暴力を使った高江ヘリパッド建設、辺野古基地建設が強行され、自衛隊は安保法制の下戦闘地域である南スーダンに派遣され憲法をなし崩し的に破壊し、戦争をする国へと転換しました。
そして、今だ、事故原因も明らかにされず安全対策もうやむやなままの原子力エネルギー政策が復活させられ、住民や労働者の安全が確保されないまま各地の原発の再稼働が行われています。
そして、秘密保護法で市民の知る権利を奪い、安保法制とあわせ「思想を裁く平成の治安維持法」といわれる7月11日施行の「共謀罪」を一連の強行採決という手段で押し通し、国家が市民を誘導・支配する国へと変貌を遂げました。
他方では、OECDが「過去30年成功した国はない」というレーガン政権で破たんしたアベノミクス(トリクルダウン)による経済活性化は「予定通り」金持ちをより儲けさせ、格差を拡大し大量の貧困層を生みだしただけで終わり、一強の政権は腐敗を極め、森友・加計両学園問題にみられるように政権中枢の縁故関係に税金を投入し利益を回すためのスキャンダル政治が平気で行われるようになっています。
戦争国家にとって、失業・野宿者、生活保護に頼る高齢者が「不要な者」とみなされるのは日を見るよりも明らかで、社会保障の切り下げ、切り捨てとともにこうした「国家」のための社会、市民に優しくない社会の出現今まで以上に釜ヶ崎の住民にとっては生存を脅かされかねない状況であり、沈黙することはできません。
今年の夏まつりは地域的にも、社会的にも環境が大きく変貌する中で行われます。こうした社会情勢の中で、だれのための社会づくりをしていくのか、まちづくりをしてゆくのかということを一人一人が考えさせられる夏に、現役、失業・野宿、年金・生活保護の仲間たちが団結を打ち固め、全国の労働者、市民と結びついていくことができるような祭りにしてゆきたいと思います。
今夏まつりも
「老いも若きも安心して働き、生活できる社会を!」
をメインテーマとして位置づけながら、やっていきたいと思います。多くの皆様のご参加をお願い致します。
資金協力のお願いです
さて、夏まつりは、これまでも多くの方々のカンパ金によって運営してまいりました。ありがとうございます。実行委員会でも自前の財源確保の努力はしておりますが、今回の夏祭りもこれまでと変わらず、釜ヶ崎の運動、とりくみに関心を寄せる多くの支援のみなさんに、資金協力のお願いをしたいと思います。祭り当日は本部席にもカンパ箱を用意してあります。よろしくお願いいたします。
第46回釜ヶ崎夏祭り実行委員会 実行委員長 山田 実
06-6632-4273
【振込先】
①みずほ銀行 難波支店 普通口座1387094 釜ヶ崎実行委員会代表 山田 実
②ゆうちょ銀行 記号141 番号33722521
【他金融機関から振り込みの場合】
③ゆうちょ銀行 店番418 普通預金3372252
④郵便振替口座 00960-4-108331 ※②③④は、名義:釜ヶ崎実行委員会