徳井由美子の音楽活動(アイリッシュ・ハープ、弾き語り/シンガーソングライター)、思い、日々の記録(2014年以降)

神戸出身・大阪在住。クリスチャン、シンガーソングライター、アイリッシュ・ハープ演奏や他活動・思いの記録

旭区平和新聞9月に載せていただいた広島訪問についての話(メモ。)

2016-09-27 07:36:19 | 政治・社会問題

9月9日(金)に、今の地元の大阪市「旭区平和の会」の月例会で、自分の広島訪問(8/4~6)で見たこと、経験・学んだこと、感じたことを自由にスピーチさせていただけるという貴重な時間をいただきました。最後には、広島放送局(NHK)が過去2010年に募集した、”平和の歌”に応募した、自分の「空の彼方へ(祈りは届くよ)」というオリジナル曲のギター弾き語りをおまけにつけて締めくくった、30分間でした。聴いてくださる人の顔を見ながらメモを読んで話したかったので、きっちりと原稿に作っていない。よって、以下、メモ書きの記録で、要点のみとなります。また、その日のことを、月刊・旭区平和新聞に、掲載してくださいました記事を、付加しておきます。・・

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(私の9/9スピーチ・メモから、SNSへ投稿した文)

”旭区平和の会”の9月・例会(19時~21時)にて、平和について熱く・静かに(情感込めて・また理性をもって・・)私なりの観点から話させていただく機会となった。話の枠のタイトルは「原水爆禁止世界大会・広島を訪ねて」とあらかじめつけられていて(今度はスライドなし)、もちろん前半には、現地広島での学び「被爆の実相」「被爆者の体験の話」そして「現在の世界の核兵器廃絶に向けた、核兵器禁止条約締結に向けての情勢と日本の態度」などを語り、また、原爆ドームを上方(隣接するビル12F)から見下ろして眺めているときに、人間の間に渦巻く底知れぬ憎悪と悪意の存在を感じ取ったこと、その次には、憲法9条=”不戦の誓い”が、現実(原爆投下と敗戦)を直視した故に生まれてきた、理想論というよりは、現実直視から生まれた必然性がそこにあったことを強く確信したこと。を話し、後半にはそこから派生して、2011年の東日本大震災とそれに続く福島第一原発の事故の以前には、私が政治的に何も関心が大してなかったが、原発の存在が、事実、日本が潜在的に”核兵器を有する”ためのポテンシャルの維持、敗戦国から世界に影響を及ぼす力を持つ国でありたいがため、という動機が第一にあることを知るに至った経緯。そして、宗教者の一人として(平和の会は、共産党系の人が多いので、宗教関連の話は珍しかったのではと思う)”大阪宗教者9条ネットワーク”での仏教、キリスト教ほか宗派を超えた宗教者の連携のこと、・・その中では、各・宗派とも、戦時中には、寺社であれば、進んで釣鐘など鉄類を武器の材料のために我先に供出したとか、キリスト教会では、礼拝にて、先ず国歌や軍歌の斉唱をし、指導者的立場の者らが大陸に渡って、戦争を正当化する教育を施したりした、という過去の戦争加担への悔恨の表意と、二度と繰り返さない決意。特に私どもキリスト教に基づき神に従う決意をする者にとっては、第二次世界大戦中に、ナチスに投獄されたドイツの牧師、マルティン・ニーメラーのあの詩(「ナチスが共産主義者、社会主義者、・・etc.を弾圧した時、・・私は何もしなかった。教会を弾圧した時についに立ち上がったが、その時にはすでに遅かった。」)を覚え、もしも二度目に試練が与えられるなら、それを乗り越えるべきという責務への意識について述べた。ほか、核兵器という絶対悪について、人類がいかに立ち向かっていくのか。唯一の被爆国・日本の背負うべき十字架(果たすべき役割)とは。被爆者主体の国際署名(核兵器禁止条約締結へ向けて)への呼びかけ。また、最後には、「積極的平和主義」という言葉については、安倍政権などが多用(盗用・誤用)しているが、もともとは、ノルウェーの社会学者ヨハン・ガルトゥング教授が使った言葉で、実際は武力を行使しないことで築き上げる、まったく反対の意味を有している。そのため、教授は安倍首相に対して、事実、怒りを表しているということ。そのあたりのことを述べて、終わりとしました。
あ・・最後に、なんとギター弾き語り。2010年にまだ政治のことに興味がなかったころ、オリジナル曲をつくり始めていて、ちょうどNHK広島放送局が、”平和の歌”を募集していたため、レコーディングを初めてした、「空の彼方へ(祈りは届くよ)」を、歌い、終了した。そして、その後、司会者のはからいで、数名の方の質問を受け、さらに掘り下げて思いを幾つかのテーマについて語らせていただいて、非常に感謝でした。


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以上です。


旭区平和新聞9月 <クリックで拡大します>

 




南海・汐見橋線にのって(敬老の訪問演奏に。)

2016-09-25 17:31:05 | 音楽ボランティア
大阪市の社会福祉協議会に、音楽パフォーマンス・ボランティア登録しているせいで、市内各区の社協を通じて、市内全域の(主に)高齢者施設などから、訪問演奏の依頼がかかる。私は、過去はさておき、現在は1人の活動で登録しているので、呼ばれれば、たいていは応じている。

今回は、西成区の、今まではその区内でもさまざまなところから依頼がかかってその都度行ったが、比較的交通の便利なところが多かった、地下鉄の動物園前駅、天下茶屋駅、またJRの新今宮駅などから、徒歩圏内の。

ところで、今回は、電話口で、依頼をかけてきた施設の担当者が、すまなさそうに言う、「電車の最寄りが・・地下鉄が遠くて、一番の最寄りが、難解電車の”汐見橋(しおみばし)線”という路線で、1時間に2本しか、列車がないんです・・。ホーリー・ホーシーさん(私)のところからは、どうやって乗り継ぎされたらいいのか??わかりません」

すぐさま地図を見て、・・そうだなあ、地下鉄千日前線の桜川駅。そこから、徒歩で2~3分のような感じだ。その行き方にした。

当日、なんと荷物の多さを心配して、途中まで、出迎えに来てくれた、担当者の方。

いっしょに、桜川駅から地上を歩いて移動し・・、(途中、阪神電車なんば線の、新しい駅舎「桜川」駅を見ながら)

やがて、その、南海・汐見橋線の始点、「汐見橋駅」について、驚いた。すんごく年季が入って、ローカル的で、昭和的で、小さくて・・タイムスリップしたのかと、思った。こんな駅・路線あるなんて!ー。しかも、都会の・・ごくふつうの、大阪市のなかに、突如として、現れたという感じ。駅舎にも驚いたけど、改札の中に入って、線路と電車を見て、またびっくりした。すごいなぁ・・。時が止まったような。

  始点・汐見橋駅
 

  目的駅の1こ手前の木津川駅(停車中の車内から撮影) と、 目的駅の「津守(つもり)」駅
 

ここって、後からわかったけれど、・・あの、繁華街・なんばから1km圏内。
しかも、これも、当日あれこれfacebookに投稿したせいで、他の詳しい方から、たくさんコメントいただいて、わかったこと・・ここは、過去、南海・高野線の、始点だった駅。ということ。・・ 今は、始点を汐見橋、終点を岸里玉出として、完全に切り離された支線となった、汐見橋線。1985年に、立体交差事業が行われる前は、岸里玉出を経由して、南海高野線と乗り入れが出来ていたらしい。そんなことを知らなかった。・・ふう~~む、ためになった。西成区でも、ここは、(これも、今日の到着駅である、「津守」駅の1個手前に、「木津川」駅というのがあって、これにもなかなか驚いたんだけれど)木津川をはさんで、対岸・西側には、大正区が目の前。西成区の、西の方・・ということで、よい見聞ができた。

津守駅から数分のところの、高齢者グループホームで、PM12:30~敬老の演奏をさせてもらって、また帰りに、1人、津守駅のホームにて。
30分に1本しかないが、幸いにも数分で来てくれた。地元の人が乗りに来るかと思ったけれど、だれも来なかった。
駅構内に、まだ「高野線・時刻表」という表示があって、なぜだろう?とこの時にはわからず、不思議に思った。
先にも書いたように、この時、携帯から写真を投稿して、記事を見た人が、何人か、経緯を書き込んでくれたので、事情が次第にわかった。
だれもいない駅・・線路には、ペンペン草が生えている。
 

 




しかし、この路線を、2年前の秋に、1泊避難所体験として、西成区出城、というJR新今宮から南西の方向に徒歩可能の場所に、「大阪市社会福祉協議会」の研修センターがあって、宿泊したことがあり、・・そこで、”防災ハザードマップ”つくりの模擬体験のために、西へ皆で歩き、この線路(汐見橋線)をまたいでさらに西へ、木津川まで行きあたり、そこで、水門と、無料の渡し(船。市民の足。大正区⇔西成区、計4か所ある)を目撃したのを、思いだした。



2014年10月に写した、写真。やや小さい。 その水門と渡し。
 

この南海・汐見橋線をめぐって、いろいろな経緯があったこと、また今後は、あるかないかは知らないが、なにわ筋線(新大阪から梅田を経由して、この汐見橋まで、また難波まで、直通の列車を通し、関空へのアクセスをよく・・などと)の構想が消されてないことなど、この線のことだけでも、いろいろと大阪のことが見え隠れしてくるんだなあ、深いなあ、と勉強の必要をまた感じましたがな。(私はまだ神戸の人間だなあ)

あと、・・やっぱり、川のことね。山崎で3川合流する前の川の名前は、「桂川」「宇治川」「木曽川」で、また淀川本流が河口でも、「安治川」「尻無川」「木津川」となるとはね。

また水門など・・含む、治水。こうして地図を見るだけでも。・・大阪の西側の、とくに土地の低いこと。川の多いこと。災害に対しての危機管理、備えについても、素人目にも、すごく大事なことが、わかる。

ちょっと、呼ばれた訪問演奏から、また、大阪についての、着目点が増えた。

西成会館(釜ヶ崎)で、証と讃美

2016-09-23 18:37:42 | 音楽ボランティア
9月23日、朝7時30分~9時半すぎてもまだ続いていた、シェラトン・ホテルでの「国家朝餐祈祷会」から1人、移動して、釜ヶ崎は、西成会館で、伝道を続けている、K井氏(女性牧師)らと現地合流し、「賛美(ハープ)と証」で、参加した。終わってからは炊き出しも、K井氏の持ち出しにより、ふるまわれた。

労働者の方々で、公園での炊き出しの列とまた違い、この西成会館の2Fまでご自身の意志で上がってきて、礼拝に参加してくださる数十名の方たちの前で、今日、私が自主的に、ハープ・鍵盤での讃美歌の前に、入れた、私の証(経験の話)、以下。

『みなさん、こんにちわ。今夏、私は、ホーリー・ホーシーとして、”釜ヶ崎夏まつり”の参加公園のステージに参加することができませんでした。広島の原水爆禁止大会の方で活動をしたので、両方は無理と思ったからです。また、越冬闘争や夏に来て、歌を歌いたいと思います。また、私はこれまで、ここの他に、炊き出しのお手伝いに来ていたりするのは、私も生活が大変貧しく、1日¥100という食費で暮らしたりすることの苦しさを知っているので、それで、今もそのことを忘れないように、ここへ来るのです。

ところで、ここへみなさんが来るのは、神のことを学んだり、また礼拝したりするために来ているのですが、以前は私も、神の事を知らずにいました。しかし、ずっと神がいるのかいないのかわからず、青年期になるにつれ、不安に感じ、人間が信頼できず、他人も嫌いで、自分のことも嫌いで、自分との折り合いがつけられず、やがてだんだん死にたいとばかり思うようになりました。

そんなことが20代のころに何年も続き、あるころ、仕事のないときにアルバイトとして滞在した上高地で、・・とうとう神様が見かねたのか、私は実際に、神様に出会う、その存在を確かにわかる、という経験をしたのです。

それは、五感で、姿を見る、声を聞く、という体験の仕方ではありません。聖書(ヨハネ福音書4章)に「神は霊である」とあるように、神は霊の存在であるから、私たちがそれを知り得るときには、同じく霊、つまり魂で、知るよりほかないのです。普段は、その魂が準備されていないと、神の存在を知ることはできません。私がその時知ることができたのは、神が、その備えをしてくれたので、知ることができたのです。神がいることを証明してみよ、と言われても、言葉で説明できないのは、自分の魂(霊)でもってでしか、霊たる神を知ることができないからなのです。

その後で、教会へ行き、また聖書を手にとるようになりました。今日はもう時間が少ないので、一番核心の部分だけ触れたいと思いますが、この聖書を読んで、私が最も驚き・喜んだ部分は、「キリストがまた来る(再臨)」ということです。この聖書の最後の部分に、預言書(これから起こることが書いてある)の、”ヨハネの黙示録”がありますが、この1章7節には、「見よ、彼は雲に乗ってこられる。すべての人の目、ことに彼を刺し通した者たちは、彼を仰ぎ見るであろう」。

この意味は、”(私たち人類の罪を背負って身代わりに)十字架でなくなったキリスト”が、その後どうなったか、知っている人がわりと少ない(世間)のですが、よみがえり、今は、天におられ、そこで今も私たちを見守っておられます。が、これだけでなくて、その時が来ればやがてもう1度この世に来られ、そして私たちを迎えに来られて、そこで私たちは永遠に神とともに生きることになる、という約束のことです。

そのことを知ってから、私は非常な幸いを覚えて、不安がなくなり、生きる力がでてきて、それからは死にたいと思うことは、なくなりました。』

というふうに、端折ってはしょって話しましたけれど。・・以前のA香山病院の精神科女性入院患者さん達の前で、証させてもらった時もそうでしたが、なんだろう、できるだけ、相手の立場・心情に寄り添った(つもり)気持ちで、なるべく一方的にならず、心から伝わるように、話をしたつもりです。自分にとってはつたない証ですが、相手の人々に何か、届いただろうか?。自分にはよくわかりませんが。伝えたいことは、伝えたいときに、伝えたい!(相手が迷惑しない範囲で。)


  

 



都島平和のつどい、行われました。(ハープ演奏しました)

2016-09-18 18:44:49 | イベント・行事
過ぐる、9月18日(日)は、都島平和のつどいでした。
当日は、雨が降り、大きなハープは車=タクシー移動が必須なのに、無線で呼んでも空車がなく来られないので、あせりました。

 

 




9月~12月まで決まっているライブ出演記す

2016-09-17 20:01:58 | ライブお知らせ
<ソロ・ハープ>
9月18日(日)午後2時~4:30頃
『都島平和のつどい』
会場:都島区民センター(大阪市都島区中野町2丁目16−25)
○講演:弁護士 中平 史[なかひら ふみ] 
○ハープ演奏:徳井 由美子
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<ソロ・ハープ>
10月8日(土) 午後2時~
「旭区平和のつどい」~旭区平和の会15周年記念
旭区民センター・小ホール (大阪市旭区中宮1-11-14)
講演:「国民は憲法改悪を許さない」
畑田重夫さん(日本平和委員会 元・代表理事)
ハープ演奏:徳井由美子
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<デュオ・中世ルネサンス音楽>
10月9日(日)
”元町ミュージックウィーク”
ストリートコンサート ”今年もたのしく、クラシック”(ストリート部門)
出演時刻 13:30~
場所・学友書房前(元町5丁目/商店街内)
演奏者:Pastime With Good Company
(徳井由美子+K.Sakuma)
(ジャンル:中世ヨーロッパ音楽~リュート、ハープ、ガンバ、歌など)
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<ソロ・ハープ(予定)>
10月29日(土)詳細未定
『旭区ふれあい広場』
<旭区民センター・大ホール>
演奏出演:ソロ・ハープ(の予定)
主催:旭区社会福祉協議会(ボランティア活動センター)
※個人的都合により、今回出させていただくのを、辞退しました。
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<ソロ~ユニット・ハワイアン他>
11月6日(日)
「深江歴史文化まつり」
{ひがしなり街道玉手箱}

場所 深江会館(深江南公園)
時間未定
出演 ”ホーリー・ホーシー(徳井由美子)”with K.Sakuma
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<ソロ・ハープと歌>
11月20日(日)
「あきの ふぁみりー ふぇあ」(秋のファミリー・フェア)
場所:日本キリスト教団 大阪生野教会
時間:午後2時~3:30
うたとハープ 徳井由美子
おはなし 堀江有里 さん
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<グループ・中世ルネサンス音楽>
12月4日(日)詳細未定
『アヴェ・マリア コンサート』
大阪水上隣保館 ”ゆりの礼拝堂”
 大阪府三島郡島本町

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※ ほか、ボランティア演奏、定期訪問演奏、など。
(ex. 高齢者訪問~9/24、28、10/13、11/22他定期、釜ヶ崎(西成会館)伝道~9/23、遺族の会~10/1、教会~11/20、ほか定期訪問、随時予定更新中)