徳井由美子の音楽活動(アイリッシュ・ハープ、弾き語り/シンガーソングライター)、思い、日々の記録(2014年以降)

神戸出身・大阪在住。クリスチャン、シンガーソングライター、アイリッシュ・ハープ演奏や他活動・思いの記録

南海・汐見橋線にのって(敬老の訪問演奏に。)

2016-09-25 17:31:05 | 音楽ボランティア
大阪市の社会福祉協議会に、音楽パフォーマンス・ボランティア登録しているせいで、市内各区の社協を通じて、市内全域の(主に)高齢者施設などから、訪問演奏の依頼がかかる。私は、過去はさておき、現在は1人の活動で登録しているので、呼ばれれば、たいていは応じている。

今回は、西成区の、今まではその区内でもさまざまなところから依頼がかかってその都度行ったが、比較的交通の便利なところが多かった、地下鉄の動物園前駅、天下茶屋駅、またJRの新今宮駅などから、徒歩圏内の。

ところで、今回は、電話口で、依頼をかけてきた施設の担当者が、すまなさそうに言う、「電車の最寄りが・・地下鉄が遠くて、一番の最寄りが、難解電車の”汐見橋(しおみばし)線”という路線で、1時間に2本しか、列車がないんです・・。ホーリー・ホーシーさん(私)のところからは、どうやって乗り継ぎされたらいいのか??わかりません」

すぐさま地図を見て、・・そうだなあ、地下鉄千日前線の桜川駅。そこから、徒歩で2~3分のような感じだ。その行き方にした。

当日、なんと荷物の多さを心配して、途中まで、出迎えに来てくれた、担当者の方。

いっしょに、桜川駅から地上を歩いて移動し・・、(途中、阪神電車なんば線の、新しい駅舎「桜川」駅を見ながら)

やがて、その、南海・汐見橋線の始点、「汐見橋駅」について、驚いた。すんごく年季が入って、ローカル的で、昭和的で、小さくて・・タイムスリップしたのかと、思った。こんな駅・路線あるなんて!ー。しかも、都会の・・ごくふつうの、大阪市のなかに、突如として、現れたという感じ。駅舎にも驚いたけど、改札の中に入って、線路と電車を見て、またびっくりした。すごいなぁ・・。時が止まったような。

  始点・汐見橋駅
 

  目的駅の1こ手前の木津川駅(停車中の車内から撮影) と、 目的駅の「津守(つもり)」駅
 

ここって、後からわかったけれど、・・あの、繁華街・なんばから1km圏内。
しかも、これも、当日あれこれfacebookに投稿したせいで、他の詳しい方から、たくさんコメントいただいて、わかったこと・・ここは、過去、南海・高野線の、始点だった駅。ということ。・・ 今は、始点を汐見橋、終点を岸里玉出として、完全に切り離された支線となった、汐見橋線。1985年に、立体交差事業が行われる前は、岸里玉出を経由して、南海高野線と乗り入れが出来ていたらしい。そんなことを知らなかった。・・ふう~~む、ためになった。西成区でも、ここは、(これも、今日の到着駅である、「津守」駅の1個手前に、「木津川」駅というのがあって、これにもなかなか驚いたんだけれど)木津川をはさんで、対岸・西側には、大正区が目の前。西成区の、西の方・・ということで、よい見聞ができた。

津守駅から数分のところの、高齢者グループホームで、PM12:30~敬老の演奏をさせてもらって、また帰りに、1人、津守駅のホームにて。
30分に1本しかないが、幸いにも数分で来てくれた。地元の人が乗りに来るかと思ったけれど、だれも来なかった。
駅構内に、まだ「高野線・時刻表」という表示があって、なぜだろう?とこの時にはわからず、不思議に思った。
先にも書いたように、この時、携帯から写真を投稿して、記事を見た人が、何人か、経緯を書き込んでくれたので、事情が次第にわかった。
だれもいない駅・・線路には、ペンペン草が生えている。
 

 




しかし、この路線を、2年前の秋に、1泊避難所体験として、西成区出城、というJR新今宮から南西の方向に徒歩可能の場所に、「大阪市社会福祉協議会」の研修センターがあって、宿泊したことがあり、・・そこで、”防災ハザードマップ”つくりの模擬体験のために、西へ皆で歩き、この線路(汐見橋線)をまたいでさらに西へ、木津川まで行きあたり、そこで、水門と、無料の渡し(船。市民の足。大正区⇔西成区、計4か所ある)を目撃したのを、思いだした。



2014年10月に写した、写真。やや小さい。 その水門と渡し。
 

この南海・汐見橋線をめぐって、いろいろな経緯があったこと、また今後は、あるかないかは知らないが、なにわ筋線(新大阪から梅田を経由して、この汐見橋まで、また難波まで、直通の列車を通し、関空へのアクセスをよく・・などと)の構想が消されてないことなど、この線のことだけでも、いろいろと大阪のことが見え隠れしてくるんだなあ、深いなあ、と勉強の必要をまた感じましたがな。(私はまだ神戸の人間だなあ)

あと、・・やっぱり、川のことね。山崎で3川合流する前の川の名前は、「桂川」「宇治川」「木曽川」で、また淀川本流が河口でも、「安治川」「尻無川」「木津川」となるとはね。

また水門など・・含む、治水。こうして地図を見るだけでも。・・大阪の西側の、とくに土地の低いこと。川の多いこと。災害に対しての危機管理、備えについても、素人目にも、すごく大事なことが、わかる。

ちょっと、呼ばれた訪問演奏から、また、大阪についての、着目点が増えた。

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