リタイアした「から」、あれがやりたい。これもやりたい。

人生のセカンドステージに、もう一度夢を描き直す。
「夢翔庵」の気ままなひとり言です。

花に嵐のたとえもあるぞ

2007年04月01日 | ひとり言
春は出会いと別れの季節ですね。
大学のサークルの溜まり場だった「茶房」という名の喫茶店に、井伏鱒二の額が懸けられていました。

この杯を受けてくれ
どうぞなみなみ注がしておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ

『勧酒』という五言絶句の唐詩を意訳したものですが、出会いと別れの儚さを見事に表現していますよね。(額の文字は後半だけだったような気がします。)
人生に別れは付き物であるからこそ、その時々の出会いを大切にしたいものです。

大学のそばの喫茶店はなくなってしまいましたが、そこで働いていた先輩が志を継いで吉祥寺に「茶房 武蔵野文庫」というお店を開いています。

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