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胆石とは?

2008年11月24日 | 胆石の資料
胆石は小石のような物質で胆嚢内で作られます。胆嚢は小さく洋梨のような形をしており、右上腹部、肝臓の下方に位置しています。胆石は胆嚢内に貯蔵されている液体が石化して生じます。この液体は胆汁と呼ばれ、体が脂質を消化するのを助けています。胆汁は肝臓で作られ、その後体が必要とするまで胆嚢内に貯蔵されます。胆嚢は収縮して胆汁を総胆管に押し出します。総胆管は胆汁を小腸に運び、そこで胆汁は消化を助けます。

胆汁には水、コレステロール、脂肪、胆汁塩、たんぱく質、ビリルビンが含まれます。胆汁塩は脂肪を分解し、ビリルビンは胆汁と大便を黄色がかった茶色にします。胆汁にコレステロールや胆汁塩あるいはビリルビンが過剰に含まれると、それらが固まって胆石になる可能性があります。

胆石には2つのタイプがあります。コレステロール石と色素石です。コレステロール石は通常黄緑色をしており、主にコレステロールから成ります。胆石の約8割がこの石です。色素石はビリルビンから作られる小さくて黒ずんだ石です。胆石は砂粒くらいに小さなものからゴルフボールくらいに大きなものまであります。胆嚢は1つの大きな石を作ることもあれば数百もの小さい石を作ることもあります。また、両方できる場合もあります。

胆石が胆嚢から移動し、胆汁を肝臓から小腸まで運ぶ管のどこかに詰まると、胆汁の正常な流れを阻害することがあります。管とは、肝臓から胆汁を運び出す肝管、胆嚢から胆汁を出し入れする胆のう管、胆汁を胆のう管と肝管から小腸まで運ぶ総胆管です。

胆汁がこれらの管に詰まると、胆嚢や管、まれに肝臓に炎症が生じることがあります。総胆管に通じている、膵臓から消化酵素を運ぶ膵管なども含まれます。時に胆石は総胆管を通過する際に膵臓に炎症を引き起こすことがあります。これは胆石性膵炎と呼ばれ、非常に強い痛みがあり、潜在的に危険な状態です。

かなりの期間、胆管のどこかが詰まったままだとすると、胆嚢や肝臓、膵臓に重度の障害や感染が起こるかもしれません。治療せずに放置すると命取りになる可能性があります。深刻な兆候として、発熱、黄疸、持続する痛みがあります。

NDDIC より











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