夜空にも虹がかかる

ラパコレの体験記など

胆石の治療

2008年11月28日 | 胆石の資料
あなたの胆石が無症状なら治療の必要はありません。もしあなたに胆嚢発作がしばしばあれば、医師は胆嚢を除去するように勧めるかもしれません。手術は胆嚢摘出術と呼ばれます。必要不可欠ではない臓器である胆嚢を取り除く外科手術は、米国では成人に対して行われている最も日常的な手術です。

ほとんど全ての胆嚢摘出は腹腔鏡を用いて行われています。薬剤で落ち着かせた後、外科医は数個の小さな切り込みを腹部に入れ、腹腔鏡と小さなビデオカメラを挿入します。カメラは体の内部からモニターに拡大像を送り、外科医に臓器と組織のクローズアップ図を提供します。モニターを見ながら外科医は器具を用い、慎重に胆嚢を肝臓や胆管、その他の組織から切り離します。それから胆のう管を切り、小さな切り込みのひとつから胆のうを取り出します。

腹腔鏡手術後は通常ほんの一晩の入院で済み、数日間自宅で過ごした後には正常の活動に戻れるでしょう。なぜなら腹腔鏡手術では腹筋が切られないため、患者は腹部を約12センチから約20センチも切る開腹手術より痛みが少なく、合併症も起こりにくいからです。

もし検査の結果胆嚢がひどい炎症や感染を起こしていることが分かったり、別の手術の傷跡があれば、外科医は開腹するかもしれません。いくつかのケースでは開腹手術が計画されます。しかしながら、これらの問題は時に腹腔鏡の手術中に分かることがあり、外科医はより大きな切開をしなければなりません。開腹手術から回復するには3~5日間の入院と自宅での数週間が必要です。開腹が必要になるのは胆嚢手術の約5%です。

胆嚢手術で起こりやすい合併症は胆管の損傷です。傷を受けた胆管から胆汁が漏れることがあり、痛みを伴なった潜在的に危険な感染症を引き起こします。軽度の損傷は時には非外科的に治療されるかもしれません。大きな損傷はより深刻で、追加の手術が要求されます。

もし胆石が胆管にあれば、医師は、通常胃腸科専門医ですが、ERCPで位置を特定し、胆嚢手術前あるいは手術中に取り除きます。時々胆嚢摘出をした人が術後数週間、数ヵ月、あるいは数年経った後に胆石と診断されることがあります。このようなケースでは、通常ERCPでの治療で石の除去に成功します。

NDDIC より






最新の画像もっと見る

コメントを投稿