夜空にも虹がかかる

ラパコレの体験記など

持病がある人の新型インフルエンザ対策 2

2009年10月25日 | 新型インフルエンザ関係
がんの人

あなたががんを患っているならば、インフルエンザのような症状が出た時は医師に連絡をするか診療を受けて、持病のある人の手順に従ってください。

あなたの病院にインフルエンザの発生に備えての計画があるかどうかたずねてください。がんの人と介護人は、化学療法や放射線治療などの現在進行中の医療を、流行期の間どのように受けられるようにするか決めなければなりません。

潜在的に危険な状態にある人たちの内の多くは、肺炎球菌性肺炎のためのワクチンも受けなければなりません。ガンの人やその他免疫が落ちている人は、2度目の肺炎球菌ワクチンの接種が必要かどうか医師に聞かなければなりません。


糖尿病の人

糖尿病の人はインフルエンザにかかると重症になることがあり、また合併症の恐れもあります。病気にかかるとそれだけで血糖が上がることがあります。さらに、病気だと食事を適切に取れなくなり、そのことが血糖にさらなる影響を与える可能性があります。

糖尿病の人は全員、季節性のインフルエンザの注射を毎年受けなければなりません。また新型インフルエンザのワクチンも、住んでいる地域で可能になれば直ちに受けなければなりません。

糖尿病でインフルエンザになった人は以下のガイドラインに従ってください。

・必ず糖尿病の薬やインスリンを取り続けてください。物が食べられなくてもそれらを止めてはいけません。あなたの医師は病気の間インスリンを増やすように助言するかもしれません。

・血糖を4時間置きに測り、記録をつけましょう。

・余分に(ノンカロリーの)水分を 摂り、いつも通り食べるようにしましょう。もし無理なら、普段と同量の炭水化物をやわらかい食品や液体で摂取するようにしてください。

・毎日体重を量ってください。努力しない体重の減少は高血糖のサインです。

糖尿病でインフルエンザにかかった人は、以下の症状があれば医師に電話するか、救急外来へ行ってください。

・調子が悪すぎていつものように食べられず、また、食べ物を6時間以上受け付けられない。

・ひどい下痢をしている。

・体重が5ポンド(約2.27㎏)以上減った。

・体温が華氏101度(38.3℃)以上ある。

・血糖値が60 mg/dL以下あるいは300 mg/dL以上のままである。

・尿中に中程度か大量のケトン体がある。

・呼吸困難である。

・眠気を感じたり、明瞭に考えられない。

あなたが糖尿病を患っているならば、インフルエンザのような症状が出た時は医師に連絡をするか診療を受けて、持病のある人の手順に従ってください。


心臓病の人

慢性心血管疾患と脳血管疾患の人は、重いインフルエンザにかかるリスクが高まっています。

心臓病でインフルエンザにかかった人は、以下追加のガイドラインに従ってください。

・薬を2週間分キープしてください。

・インフルエンザや呼吸器の感染がある場合は特に、医師への相談なしに薬の服用を中止してはいけません。

・心不全の人は呼吸の変化に注意し、変化は直ちに医師に報告しなければなりません。

医療関係者は、インフルエンザが心血管系イベントの増加をもたらし、その結果入院や、急性冠動脈イベント、心臓麻痺、心臓発作の治療のための医療資源の利用が増えることを知っておかなければなりません。

あなたが心臓病を患っているならば、インフルエンザのような症状が出た時は医師に連絡をするか診療を受けて、持病のある人の手順にしたがってください。


エイズの人

エイズの人は、重篤なインフルエンザ関連の合併症のリスクが高まると考えられています。インフルエンザの季節にはHIVに感染している人たちの心臓や肺関係の入院のリスクが上昇すると研究で明らかになっています。

インフルエンザ感染のリスクを下げる

・新型インフルエンザのリスクは、呼吸器感染をしている人たちとの接触を制限すると下げられるかもしれません。

・特定の地域社会での学校閉鎖に関する事や人ごみを避けること、その他の社会距離戦略措置について、地元の保健所のアドバイスに従ってください。

•健康を維持し、もし処方されているなら抗レトロウイルス薬や日和見感染の抗菌予防を続けてください。

あなたがエイズでインフルエンザのような症状が出ているなら、医師に連絡をするか診療を受けて、持病のある人の手順に従ってください。


以上で終了です。


持病がある人の新型インフルエンザ対策 1

2009年10月20日 | 新型インフルエンザ関係
今回もこちらから。
よろしければ参考にしてください。


持病のある人

以下の持病がある人で、インフルエンザ様の症状がある人は、医師と連絡を取ってください。

 ぜんそく、関節炎、狼瘡、糖尿病、がん、エイズ、心臓病、腎臓病

深刻な合併症には、肺炎、耳感染、鼻炎、脱水症、死すらあります。

もしあなたに慢性内科疾患があるなら、インフルエンザの流行期には以下のことをしてください。

 ・慢性の病名と現在受けている治療を記録し、常にそれを携帯してください。

 ・普段飲んでいる薬の名前と、1日に飲む回数のリスト(タイプ又は印刷されたもの)を用意してください。そのリストには、必要な医療用品や医療機器、例えばあなたが糖尿病なら、注射器やストリップ、ランセットを、あなたが慢性閉塞性肺疾患なら酸素を記入してください。

 ・あなたの医師や病院の名前、電話番号、住所を記し、常に携帯してください。
 
 ・もしあなたが薬を飲んでいるなら、例えインフルエンザになったとしても、特に医師からの指示がなければそれらの薬を飲み続けてください。

 ・特に心臓麻痺や鬱血性心疾患、慢性閉塞性肺疾患の人は、呼吸の変化に注意を払ってください。変化があれば直ちに医師に報告してください。
 
 ・家族や親しい友人にあなたの病状を知らせておきましょう。

ぜんそくの人

ぜんそくの大人はワクチンを受けるべきです。インフルエンザのような呼吸器感染は、ぜんそく患者にとってより深刻です。そしてそのような感染は、しばしば肺炎や急性呼吸器疾患につながります。

季節性インフルエンザの予防接種を受けたことのない6ヶ月から8歳の子供には、最初は2度の接種が必要かもしれません。過去に季節性インフルエンザの予防接種を受けたことがある子供は、1回だけ必要です。ぜんそくの人は、吸入式の「FluMist®」ワクチンを使用すべきではありません。

6ヶ月以上のぜんそくの子供は、可能な限り早く新型インフルエンザワクチンを接種すべきです。新型インフルエンザの注射は、季節性インフルエンザの注射と同じではありません。

関節炎の人

以下のリストにある特定の関節炎の人は、インフルエンザに関連した合併症、例えば肺炎などにかかるリスクが高くなっています。

・関節リウマチ
・全身性エリテマトーデス
・乾癬性関節炎
・抗リン脂質症候群
・リウマチ性多発筋痛
・全身性硬化症、強皮症
・脊椎関節症
・シェーグレン症候群
・多発性筋炎、皮膚筋炎
・血管炎(例 巨細胞性動脈炎)
・壊死性動脈炎
・サルコイドーシス
・結節性多発動脈炎

炎症性関節炎やリウマチ性疾患の人は、ワクチンを受けるべきです。

炎症性関節炎の人は、吸入式の「FluMist®」ワクチンを使用すべきではありません。

もしあなたが関節炎の薬を服用しているなら、それらはあなたの免疫システムを弱めているかもしれません。そしてインフルエンザやその合併症のリスクを高めているかもしれません。
 
 注記:このリストは口からの摂取や注射された薬に適用されるものであって、例えばクリームや軟膏のような皮膚に塗られる薬は含んでいません。あなたの薬が免疫システムを弱めるかどうかは、あなたの医療機関が答えられます。

・経口または静脈経由のステロイド(副腎皮質ステロイド)。皮膚に塗布されたものや関節内に注射されたものは含まない。
・プレドニゾン(デルタゾン、オラゾン、プレドニゾン-M、Sterapred)
・プレドニゾロン(プレロン)
・メチルプレドニゾロン(メドロール)
・ヒドロコルチゾン(コルテフ、ハイドロコートン)
・デキサメタゾン(デカドロン、Hexadrol)
・酢酸コルチゾン(コートン)
・ベタメタゾン(Celestone)
・疾患修飾性抗リウマチ薬
・メトトレキサート(リウマトレックス、Trexall)
・アザチオプリン(イムラン、Azasan)
・ヒドロキシクロロキン(プラキニル)
・レフルノミド(アラバ)
・スルファサラジン(アザルフィジン)
・ミノサイクリン(ミノシン)
・シクロスポリン(サンディミュン、ネオーラル、gengraf)
・ミコフェノール酸モフェチル(セルセプト)
・金(オーラノフィン、リドーラ、Myochrysine)
・クロラムブシル(リューケラン)
・シクロホスファミド( シトキサン)
・生物反応修飾物質(生物製剤)
・エタネルセプト(エンブレル)
・インフリキシマブ(レミケード)
・アダリムマブ(ヒューミラ)
・アナキンラ(キネレット)
・アバタセプト(オレンシア)
・リツキシマブ(リツキサン)
・タクロリムス(プログラフ、FK-506、fujimycin)



糖尿病、がん、エイズ、心臓病の分は後日訳します。