夜空にも虹がかかる

ラパコレの体験記など

外科入院初日

2009年01月24日 | 胆石体験
外科入院初日。

朝9時に来てくれとのことで、スーツケースを持ってバスに乗りました。
手続きを済ませ、病室に。

何か殺風景な部屋。
壁には鉄色の染みが3つ。

…うん、イソジンに違いない。たぶん。
あんな上まで飛んでるけど。


荷物を開けていると看護師さんが。

どうやら本日はクレアチニンクリアランスなる検査をするそうです。
なんか小難しい名前ですが、要は「飲んで出す」だけ。


クレアチニンクリアランス(Ccr)とは・・・
尿中と血清中のクレアチニンを測定し、腎臓の糸球体が1分間に何ml濾過しているか調べる検査。


まず、トイレを済ませます。
次に水を飲みます。500mlくらいだったと思います。
1時間我慢した後、尿を完全に出します。
それから30分後、採血。
採血後30分に採尿。

トータルで2時間の検査です。
この間は飲食不可です。


採尿用に紙コップをもらいました。
普通の、ジュース用の白い紙コップです。

それを持ってトイレに向かっていたところ、看護師さん(男性)に声をかけられました。

「それで足りる?」と。

「足りないと思います。」と言ったところ、子供の砂遊び用バケツくらいの大きさのビーカーをくれました。


いくらなんでも大きすぎるよー…と思っていたのですが、それが。

なみなみを超え、ちょっとあふれちゃいました。 


それをこぼさないよう、抜き足差し足忍び足で、そっと指定場所に置きました。



…ところで看護師さんは多く出しそうな患者がわかるのでしょうか?


内科退院から外科入院まで

2009年01月23日 | 胆石体験
入院20日前にDICという検査を受けました。

ますベッドに仰向けに寝てヨード系造影剤を点滴します。
45分くらいかかりました。
点滴が終わると1時間くらい暇つぶしをします。
それからX線撮影。

そして入院2週間前には腹部エコー。
またぐりぐり。
痛かった…。

これだけでは何なので、
参考までに発作が起こった日の食事を書いておきます。

朝 ジョア(ブルーベリー)
昼 巻き寿司半分
夜 ごはん、ハンバーグ

経験から言いますと、牛肉は避けたほうが無難です。
私の場合かなりの確率できました。


次に食べても大丈夫だったものを書いておきます。
私が大丈夫だったからといってあなたが大丈夫とは限りません。
お食事は自己責任で。

ほうれん草のおひたし
春雨と木くらげの酢の物
おから
ひじき
冷奴
ちりめんじゃこ
カニかまぼこ
たこ焼き
あんぱん
赤飯
雑炊
梅がゆ
わかめおにぎり
焼きおにぎり
いなりずし
うどん
ヨーグルト
コーヒーゼリー
フルーツゼリー
せんべい
わらびもち
キャラメル
バナナ
カフェオレ
牛乳
スポーツドリンク


だいたいこれらを内科退院から外科入院までの3ヵ月間食べていました。
ヘルシーなメニューだと思うのですが、痩せたのはたったの2キロ…


内科退院

2009年01月20日 | 胆石体験
やっと退院です。

11日間の入院でした。

気になる入院費ですが、10万ちょっとでした。


入院中、外科の先生と会い、手術の予約をしました。

3ヵ月後の予定です。


先生はだましだまし棺桶まで持って行くのもありだとおっしゃいましたが、
あの苦しみはどうやっても騙せません。

絶対に無理です

なので胆嚢を取ってもらうことにしました。

先生、仕事を増やしてごめんなさい。



さて、退院から手術まで発作を起こさないように食事には非常に気を使いました。
メインディッシュはカニかまぼこ。

以外にはまってしまって、今でもしょっちゅう食べてます。

カニかまぼこってメーカーによって味がかなり違うんです。

ちなみに私はカネ○ツさんのが好きです。


恐怖の胃カメラ その2

2009年01月13日 | 胆石体験
「十二指腸にカメラを入れますね~。」

ぐいっと入ったのが分かりました。少し痛かったです。


しばらく後、「では抜きますね。」の声とともにカメラが戻り始めました。

胃に入ったところで、「空気を抜きますね。楽になりますよ~。」と先生がおっしゃった途端、すっと胃が軽くなりました。

そしてすぐ、カメラは完全に体外に出ました。


ああ、やっと終わったー!小躍りしたい気分でした。

気分だけは。


実際は躍るどころかヨロヨロしていたと思います。
・・・精神的ダメージが割と大きかったもので。


まあ、大きなダメージといっても昼食迄でしたが。

検査後すぐには食べられないそうで、まず水を飲んで、何ともなかったらご飯OKだったと思います。
この辺、記憶がはっきりしませんが、完食したのは覚えています。


検査前にもらった注意書きによると、全身の力を抜いておくと比較的楽に検査が受けられるとのことです。

私は検査が始まるとそんなことはすっかり忘れ、全身に思いっきり力が入っていました。

だから苦しかったのかなと思います。


…私の苦しむ声のせいで、次の人が必要以上に恐怖を感じてしまったのではないかと申し訳なく思っています。


恐怖の胃カメラ その1

2009年01月07日 | 胆石体験
入院8日目に胃カメラの検査を受けました。

あまりに苦しかったためよく覚えていませんが、できるだけ思い出して書きます。


まず前日の9時から何も食べられません。飲み物はOKでした。
当日の朝は、お水を少しなら飲んでもいいとのことでした。


お昼過ぎに看護師さんから検査に行くように言われ、放射線科の受付に向かいました。

周りの人から散々胃カメラの苦しさを聞いていたので、逃走しようかと一瞬思いましたが、なんとか逃げ出さずにたどり着きました。


待合室に入り、そこでまず紙コップに入った液体を飲みました。少しドロッとしていて、味はありません。

次にゼリー状の麻酔薬を口に2回含みました。なるべく喉の奥のほうに留めておくようにとのことでした。苦いです。
5分ほど入れておいた後、吐き出しました。口が痺れていて気持ち悪いです。
唇にもついていたせいか、腫れあがったような感じがしました。まるでたらこ唇になったような感じというか。

それから筋肉注射をしました。これはそれほど痛くはありませんでした。


待っている間、今まさに胃カメラを飲んでいるおじいさんが、ウエッとかウゲッと言っているのが聞こえてきました。

カーテンが引かれ検査をしている所が見えないようになっていたのですが、そのおじいさんの声だけでおそろしい検査だということが十分伝わりました。


                     


そして私の番になりました。
もう泣いても笑ってもどうにもなりません。


…喉にスプレーをしてからカーテンの向こうへ。

まず左を下にして横になりました。

次に、よだれかけのようなものを首に巻き、口が閉まらないようにするためのマウスピースみたいなものをくわえてから、胃カメラの挿入です。


・・・苦しかったです。言葉で言い表せないくらいに。

あまりの苦しさに攻撃的になり、先生を殴ってやろうかと思ってしまいました。

とっさに手が届くかなと目測してみたのですが、先生もその辺は慣れていらっしゃるのか、手のリーチから数センチ外に立っていました。

…なかなかやるな、おぬし。


そしていったんカメラが胃に入ってしまうと、全く苦しくなくなりました。

画像を見ながら、カメラの先生と主治医の先生がなにやら話をしていましたが、全く覚えていません。
まだ終わらないのかとばかり考えていたような気がします。


(続きます)