夜空にも虹がかかる

ラパコレの体験記など

退院後の食事

2010年12月27日 | 胆石体験
退院時にもらった資料から。


1日3回規則正しく、腹八分に、バランスのよい食事を心がける。

ゆっくりよく噛んで食べる。

脂肪やコレステロールの多い食品はとり過ぎない。(消化が悪くなっているため下痢を起こす場合がある。)

熱すぎたり冷たすぎたり、刺激の強い食品は控える。

食後に30分~60分の休息をとる。(消化を助けるため。)


減らしたほうがよい食品 (食べてはいけないのではなく、体調を見ながら少量ずつ摂取。)

  肉類…レバー、ベーコン、ウインナーソーセージ 
 魚類…うなぎ、あなご、さんま、海老、いか、たこ、あさり、しじみ
  卵類…卵黄、たらこ、魚の子
  乳類…生クリーム
  油類…ラード、ヘット、バター
  野菜類…繊維の多いもの(ごぼう、タケノコ、セロリ、にんにく等)
  香辛料…わさび、カラシ、コショウ、カレー粉
   嗜好品…コーヒー、紅茶、炭酸飲料
  菓子類…肥満の原因になるので、とり過ぎに注意



手術後2日目

2010年02月13日 | 胆石体験
この日から食事が開始になりました。

3分粥くらいでしょうか。
梅干がほしいなあと思いました。


そして、どんどん歩きましょうとのこと。
内臓同士が癒着するのをなるべく避けるためだそうです。

さすがに階段はまだ無理かなと思ったので、廊下を歩いていた所、先生が偶然通りかかり、「打ち所が悪かったら脳外行きになるよ。」と。

そんなにフラフラしてましたかね…?
私、かなり下半身に安定感があるのですが。


この日いちばん辛かったのは、お風呂に入れないことでした。
特にどこがかゆいとかはなかったんですけどね…。

でも頭だけでも洗いたかったです。
美容室みたいな洗髪台があればなあ…と思ったけど、あれは仰向けに反り返るからまずいですよねー。
傷口がぱっくり開いて、ピューって血が噴き出したりして。
…体を張った水芸?


あとはお手洗いの他はほとんど寝ていました。
それにしてもよく眠れる…。


入院グッズ

2009年06月28日 | 胆石体験
参考までに、入院に必要だった物を記しておきます。


まずは、入院のしおりから。

・保険証
・診察券
・筆記用具 
・印鑑

・洗面器(なくても問題なし。)
・歯みがきセット(コップも忘れずに。)
・石鹸、シャンプー、リンス、くし等
・湯飲み(洗いに行くのが面倒なので持たず。ペットボトルの水で過ごす。)
・布巾(必要なし。ティッシュで代用可。)
・ポットまたは急須(暖かい飲み物がいらなければ必要なし。)

・パジャマ等(前開きのもの。)
・下着
・室内履き(スリッパだと滑るので危ない。)
・ティッシュペーパー(箱で。)
・タオル、バスタオル
・ナイロン袋(サイズがいろいろあると便利。)


手術に必要な物です。

・寝巻き
・T字帯(いわゆるふんどし。)
・腹帯
・バスタオル(2枚)
 
これらをセットで1つの袋に入れて看護師さんに渡しました。

ちなみに替えのため、T字帯は予備でもう1枚、腹帯はもう2枚用意しておきました。
T字帯は結局1枚しか使いませんでしたが、腹帯は退院まで使っていましたので3枚買っていて正解だと思いました。

これらは病院の売店で買うとべらぼうに高いので、あらかじめ買っておいた方がいいと思います。


その他、私の持ち物です。

・ハンガー
・S字フック(ベッドの手すりにかけて袋をぶら提げ、眼鏡とか携帯電話などを入れておくと便利。)
・洗濯ばさみ(ベッドの手すりで洗ったハンカチなどを干せる。)
・スーパーの袋(汚れもの入れに透明でない物を。)
・ウエットティッシュ
・化粧品
・リップクリーム(熱があると唇が乾燥するため。)
・デオドラント製品(術後数日はお風呂に入れないので。汗拭きシートやヘアコロンなど。)
・カミソリ
・靴下(寒い時には履いて寝る。)
・カーディガン
・味付け海苔やふりかけ
・手帳
・メモ用紙
・はさみ
・10円玉(公衆電話用に。) 


ちょっとメモ

内科入院時は病気のせいか寒気がひどかったので(4月末でしたが)、夜はダウンコートをかぶって寝ていました。また、冷たい点滴も体を冷やします。ですからパジャマや下着の生地は厚めの方がいいと思います。
また、外科入院時は夏でしたが、エアコンがよく効いていて寒かったので、カーディガンなどの羽織りものは必須かと思います。



手術翌日

2009年04月26日 | 胆石体験
…長かった夜が明けました。


朝の6時半頃でしょうか、看護師さんに酸素マスクと尿管を外してもらった後、何とか助けを借りずにその場で立ち上がることができました。

立ち上がると、内臓がズドンと下がったのが分かりました。
未知の感覚です。


いったん立ち上がったものの、長時間はさすがに辛かったのでベッドに腰掛けることにしました。

それからしばらくボーっとしていました。
縁側で陽の当たる方を向いているお年寄り、みたいな、ほのぼのとした光景です。


そして7時くらいに再度看護師さんが現れ、部屋に帰ることになりました。

「歩けますか?」と聞かれたので、「ちょっと無理だと思います。」と答えると、車椅子を用意してくれました。
この時生まれて初めて車椅子に乗りました。


部屋に帰った後は、ひたすらベッドに横になっていました。
何もすることがなくて、ほんとに暇でした。


相変わらず腰が痛かったです。
体の向きを変えようとすると一苦労なので、どうしても同じ姿勢で長時間過ごしてしまうんですよね。

お腹の傷も少し痛かったです。
横を向くと脂肪が寄って来て、その重みで傷が圧迫され…


そうこうしているうちに午後になり。

昼からは何とか歩いてトイレに行きました。
手で軽くお腹を押さえながら歩くと少し楽です。

…ちょっとした好奇心で試してみたのですが、洋式より和式の方が意外と傷口が痛くありませんでした。
どうしてでしょうね?


…強引にまとめますが、そんなこんなでこの日は過ぎました。


手術当日 その3

2009年03月07日 | 胆石体験
…目が覚めると、先生の顔がありました。
どうやら私は回復室にいるようでした。

「おっ、起きたな。 
「はい…。

ひとつうなずくと先生は退室されました。


それから両親と少し話をしました。


そして少しぼ~っとしつつも自分の姿を見てみると、口には酸素マスク、人差し指は洗濯ばさみのようなもので挟まれており(心電図?)、手の甲には点滴が。おまけに尿管も付いていました。


心配していた傷の痛みはほとんどありません。
びっくりです。
それらを確認すると後はもうすることもなくて暇なので、寝ました。 


…どれくらい寝たのか分かりませんが、目が覚めてしばらくすると、先生が入って来られ、傷口を消毒。

「痛くない?」と聞かれたので、「はい。」と答えると、「そんなはずはないだろ~(笑)」と。

うーん、本当に痛くなかったんですが…。

…普通の人は痛いものなんでしょうか?


それからまたお昼寝を。 
またもやよく眠れました。 


夕方に先生が来室。

ウトウトしていたのでこの時のことはあまりよく覚えていません。



「痛かったら座薬があるから言って下さいね。」と看護師さんは言ってくれたのですが、ほとんど痛くなかったためお願いしていませんでした。

ですが、夜中にきました。痛みが。

それもお腹ではなく「」に。

ずっと同じ姿勢なので、限界が来たようです。

看護師さんに訴えると、腰痛にも座薬が効くとのことなので、入れてもらいました。
…恥ずかしい


しばらくすると効いてきたのか、ずいぶんと楽になりました。
そしてまた寝ました。
私、ちょっと寝すぎ。


手術当日はこんな感じで過ぎました。


手術当日 その2

2009年03月07日 | 胆石体験
手術は13時からの予定だったのですが、前の手術が少し遅れているとのことで、病室で待機していました。

ドキドキ・・・

だんだん緊張してきました。

まだかな~

緊張を通り越してだんだん眠くなってきました。
ちょっと昼寝をしようかな~なんてのんきに思っていると、看護師さんが部屋に。

そろそろですよ、とのことで、手術着と寝巻きを着て、看護師さんに連れられ、歩いて手術室に向かいました。


手術室前に到着。
ガーッと手術室の扉が開きます。

足踏み式のドアなんですね。
ペダルを踏むと、左右にドアが開きます。

これ自分が踏んでみたい!

…子どもみたいなことを思ってしまいました。


ドアが開くと先生方のロッカーがありました。

そして通路がまっすぐ伸びていて、手術室が幾つか。


通路の手前の少し広くなっている所で、看護師さんたちとあいさつをしました。
それから寝巻きを脱いで手術着だけになると、肩に電気毛布がかけられました。
いや~細かい気使いですね。ありがたかったです。

ここまで30秒ほど。すごく手際が良かったです。


そして一番手前の部屋に入りました。

眼鏡を外していたのでよく見えませんでしたが、クリーム色の壁の古い部屋でした。
…よく見えなくても古いということだけは分かりました。


その古い部屋の中で、唯一ピカピカの物が!

天井のライトです。新品みたいで、周りから浮いてます。


そして手術台に横たわり、手足を固定。
その間、きれいだな~ちょっと欲しいかも~などと思いながら、ライトをじーっと見ていました。


すると「麻酔を今から入れますね~。」との声が。

「はい~。」と答えて約3秒。

ようこそお花畑の世界へ。



(続きます。)





手術当日 その1

2009年02月28日 | 胆石体験
いよいよ手術の日です。

なぜか全く緊張感がありません。
昨夜も熟睡しましたし。


その日の朝は浣腸から始まりました。(…食事中の方、すみません。)

7時頃だったでしょうか、看護師さんが明るく、「浣腸しましょうね~。」と部屋に。

…トイレに行き、そして大きな浣腸を一撃。

あ゛~

…もう少しで声が出てしまうところでした。


そして1時間くらいしてから点滴です。
血管が細いので、針は大の苦手です。
なかなか刺さらないので、手の甲になりました。
(私の血管はベテランさんでもなかなか難しいようです。)

しばらくすると先生が来られました。
刺してくれた看護師さんはまだ部屋にいました。


先生の第一声は、「えらい所に(針を)刺されてるね~。」

えっと、私はどう返事すべき…?

「はい」と言えば看護師さんに悪い。
「いいえ」と言えば先生の言葉を否定することになる…。

…結局、えへへという不気味な笑いでごまかしました。



手術前日

2009年02月22日 | 胆石体験
この日は先生による手術の説明がありました。

お昼過ぎに母親と一緒に応接室で話を聞きました。


まずは手術の説明から。

診断名は胆石症、放置すると疼痛発作がまた起こる可能性があること。

腹腔鏡下胆嚢摘出術を行うこと、手術は2時間の予定であること。
ただ、癒着がひどい場合は開腹に移行する可能性があるいうこと。

予想される合併症としては総胆管損傷、胆汁漏、腸閉塞等があるということ。

続いて全身麻酔について。

最後に輸血の危険性。

輸血用血液製剤を1本輸血された場合の主な副作用:発生率

●B型肝炎 :1/34万~1/45万
●C型肝炎 :1/2200万以下
●エイズ :1/1100万以下
輸血後移植片対宿主病輸血後移植片対宿主病 :1/2万(放射線未照射の場合)
●輸血関連急性肺障害 :1/3万
●溶血反応 :軽症1/1000、重症1/1万
●アレルギー、蕁麻疹、発熱 :1/20~1/100、重症1/1万
●パルボウイルス、異常プリオンやその他未知の病原体に感染


説明を受けた後、手術、麻酔、輸血の同意書にサインしました。


余談ですが、先生は、胆嚢の「嚢」とか、癒着の「癒」とかの難しい漢字をさらっと書いておられました。
凄い!



そしてこの日は薬をたくさん飲みました。

まずはガスコン錠。腸内のガスを取り除くための薬です。朝・昼・晩と3回飲みました。

それからマグコロールP。水に溶かしてある下剤です。
微妙にまずいです。スポーツドリンクに塩を足してみました、みたいな味です。
これは19時に飲みました。

そして21時にセンノサイド。また下剤です。
手を変え品を変え、大変です。

ちなみにこれ以降は絶飲食です。


あ、それで剃毛ですが。
自分で剃ることができました。
「自分で剃りたいんですけど…。」と言うと、「いいですよ。」と。
「但し後でチェックはします。」とのことでした。

剃り方は、上の方をちょっとだけ。
全部剃る必要はありませんでした。


この日にあったことはこれくらいでしょうか。
明日に備えて10時には寝ました。


外科入院初日

2009年01月24日 | 胆石体験
外科入院初日。

朝9時に来てくれとのことで、スーツケースを持ってバスに乗りました。
手続きを済ませ、病室に。

何か殺風景な部屋。
壁には鉄色の染みが3つ。

…うん、イソジンに違いない。たぶん。
あんな上まで飛んでるけど。


荷物を開けていると看護師さんが。

どうやら本日はクレアチニンクリアランスなる検査をするそうです。
なんか小難しい名前ですが、要は「飲んで出す」だけ。


クレアチニンクリアランス(Ccr)とは・・・
尿中と血清中のクレアチニンを測定し、腎臓の糸球体が1分間に何ml濾過しているか調べる検査。


まず、トイレを済ませます。
次に水を飲みます。500mlくらいだったと思います。
1時間我慢した後、尿を完全に出します。
それから30分後、採血。
採血後30分に採尿。

トータルで2時間の検査です。
この間は飲食不可です。


採尿用に紙コップをもらいました。
普通の、ジュース用の白い紙コップです。

それを持ってトイレに向かっていたところ、看護師さん(男性)に声をかけられました。

「それで足りる?」と。

「足りないと思います。」と言ったところ、子供の砂遊び用バケツくらいの大きさのビーカーをくれました。


いくらなんでも大きすぎるよー…と思っていたのですが、それが。

なみなみを超え、ちょっとあふれちゃいました。 


それをこぼさないよう、抜き足差し足忍び足で、そっと指定場所に置きました。



…ところで看護師さんは多く出しそうな患者がわかるのでしょうか?


内科退院から外科入院まで

2009年01月23日 | 胆石体験
入院20日前にDICという検査を受けました。

ますベッドに仰向けに寝てヨード系造影剤を点滴します。
45分くらいかかりました。
点滴が終わると1時間くらい暇つぶしをします。
それからX線撮影。

そして入院2週間前には腹部エコー。
またぐりぐり。
痛かった…。

これだけでは何なので、
参考までに発作が起こった日の食事を書いておきます。

朝 ジョア(ブルーベリー)
昼 巻き寿司半分
夜 ごはん、ハンバーグ

経験から言いますと、牛肉は避けたほうが無難です。
私の場合かなりの確率できました。


次に食べても大丈夫だったものを書いておきます。
私が大丈夫だったからといってあなたが大丈夫とは限りません。
お食事は自己責任で。

ほうれん草のおひたし
春雨と木くらげの酢の物
おから
ひじき
冷奴
ちりめんじゃこ
カニかまぼこ
たこ焼き
あんぱん
赤飯
雑炊
梅がゆ
わかめおにぎり
焼きおにぎり
いなりずし
うどん
ヨーグルト
コーヒーゼリー
フルーツゼリー
せんべい
わらびもち
キャラメル
バナナ
カフェオレ
牛乳
スポーツドリンク


だいたいこれらを内科退院から外科入院までの3ヵ月間食べていました。
ヘルシーなメニューだと思うのですが、痩せたのはたったの2キロ…


内科退院

2009年01月20日 | 胆石体験
やっと退院です。

11日間の入院でした。

気になる入院費ですが、10万ちょっとでした。


入院中、外科の先生と会い、手術の予約をしました。

3ヵ月後の予定です。


先生はだましだまし棺桶まで持って行くのもありだとおっしゃいましたが、
あの苦しみはどうやっても騙せません。

絶対に無理です

なので胆嚢を取ってもらうことにしました。

先生、仕事を増やしてごめんなさい。



さて、退院から手術まで発作を起こさないように食事には非常に気を使いました。
メインディッシュはカニかまぼこ。

以外にはまってしまって、今でもしょっちゅう食べてます。

カニかまぼこってメーカーによって味がかなり違うんです。

ちなみに私はカネ○ツさんのが好きです。


恐怖の胃カメラ その2

2009年01月13日 | 胆石体験
「十二指腸にカメラを入れますね~。」

ぐいっと入ったのが分かりました。少し痛かったです。


しばらく後、「では抜きますね。」の声とともにカメラが戻り始めました。

胃に入ったところで、「空気を抜きますね。楽になりますよ~。」と先生がおっしゃった途端、すっと胃が軽くなりました。

そしてすぐ、カメラは完全に体外に出ました。


ああ、やっと終わったー!小躍りしたい気分でした。

気分だけは。


実際は躍るどころかヨロヨロしていたと思います。
・・・精神的ダメージが割と大きかったもので。


まあ、大きなダメージといっても昼食迄でしたが。

検査後すぐには食べられないそうで、まず水を飲んで、何ともなかったらご飯OKだったと思います。
この辺、記憶がはっきりしませんが、完食したのは覚えています。


検査前にもらった注意書きによると、全身の力を抜いておくと比較的楽に検査が受けられるとのことです。

私は検査が始まるとそんなことはすっかり忘れ、全身に思いっきり力が入っていました。

だから苦しかったのかなと思います。


…私の苦しむ声のせいで、次の人が必要以上に恐怖を感じてしまったのではないかと申し訳なく思っています。


恐怖の胃カメラ その1

2009年01月07日 | 胆石体験
入院8日目に胃カメラの検査を受けました。

あまりに苦しかったためよく覚えていませんが、できるだけ思い出して書きます。


まず前日の9時から何も食べられません。飲み物はOKでした。
当日の朝は、お水を少しなら飲んでもいいとのことでした。


お昼過ぎに看護師さんから検査に行くように言われ、放射線科の受付に向かいました。

周りの人から散々胃カメラの苦しさを聞いていたので、逃走しようかと一瞬思いましたが、なんとか逃げ出さずにたどり着きました。


待合室に入り、そこでまず紙コップに入った液体を飲みました。少しドロッとしていて、味はありません。

次にゼリー状の麻酔薬を口に2回含みました。なるべく喉の奥のほうに留めておくようにとのことでした。苦いです。
5分ほど入れておいた後、吐き出しました。口が痺れていて気持ち悪いです。
唇にもついていたせいか、腫れあがったような感じがしました。まるでたらこ唇になったような感じというか。

それから筋肉注射をしました。これはそれほど痛くはありませんでした。


待っている間、今まさに胃カメラを飲んでいるおじいさんが、ウエッとかウゲッと言っているのが聞こえてきました。

カーテンが引かれ検査をしている所が見えないようになっていたのですが、そのおじいさんの声だけでおそろしい検査だということが十分伝わりました。


                     


そして私の番になりました。
もう泣いても笑ってもどうにもなりません。


…喉にスプレーをしてからカーテンの向こうへ。

まず左を下にして横になりました。

次に、よだれかけのようなものを首に巻き、口が閉まらないようにするためのマウスピースみたいなものをくわえてから、胃カメラの挿入です。


・・・苦しかったです。言葉で言い表せないくらいに。

あまりの苦しさに攻撃的になり、先生を殴ってやろうかと思ってしまいました。

とっさに手が届くかなと目測してみたのですが、先生もその辺は慣れていらっしゃるのか、手のリーチから数センチ外に立っていました。

…なかなかやるな、おぬし。


そしていったんカメラが胃に入ってしまうと、全く苦しくなくなりました。

画像を見ながら、カメラの先生と主治医の先生がなにやら話をしていましたが、全く覚えていません。
まだ終わらないのかとばかり考えていたような気がします。


(続きます)


入院5日目

2008年12月12日 | 胆石体験
入院3日目、4日目は何もなく無事過ぎました。

そして入院5日目、造影CTという検査を受けました。

お腹のスライス画像を撮る検査らしいです。


まず台の上に仰向けに寝転がり、ヨード系造影剤を注射します。

一瞬で造影剤が全身を駆け巡るのが分かりました。

不思議な感じです。

その後すぐ、全身がカッと熱くなりました。

おいらはボイラー、M浦のボイラーみたいな感じです。

なんかイソジンの臭いが鼻や口のあたりからしました。

変な感じです。

その後CT装置の輪を何度かくぐりました。

15分位で終わったと思います。


 造影剤の副作用として、軽いもの(かゆみ、蕁麻疹、発赤、吐き気、くしゃみ、不快感など)が40人に1人、重いもの(血圧低下、呼吸障害、意識混濁など)が2500人に1人起こる可能性があるらしいです。非常に稀ですが、死に至った例(50万人に1人)もあるようです。


この検査の後、やっと点滴が外され、食事がとれるようになりました。

4日半ぶりです! 長かった・・・。

この記念すべき食事は、りんごジュース、コーンスープ、重湯でした。



ところで点滴を入れている最中ずっと思っていたんですが、点滴って、人肌に温められないものなんでしょうか? 
冷たいと寒くなるんです・・・。


入院2日目

2008年11月30日 | 胆石体験
さて、朝になりました。


看護師さんが6時半頃血圧と脈をはかりに病室へ。

・・・針がささってる方の手を出しちゃいました。

ちなみに私は普段はもっとしっかりとしています。

たぶん黄疸のせいでしょう。



そして朝食の時間です。

同室のみなさんの朝食を横目に見ながら、私は食べなくても全然平気だもんっという顔をします。

やせ我慢です。

…やせていませんが。


それから10時頃にまた血圧測定。

今度は間違えずに手を出せました。


昼間はうとうとしながら過ごします。

結構人の出入りがあるので、熟睡はできません。


それにしても点滴って行動の邪魔ですね。

点滴がとれるのを心待ちにしていました。

あと何時間とか、カウントダウンなんかしたりして。


そして夕方、看護師さんが点滴を取り替えに来ました。

「まだ点滴ですか?」

と不思議に思ったので聞いてみました。すると、

「先生がいいっておっしゃるまでね。」

と。


   


あれっ?24時間点滴って、24時間で終わるんじゃないの・・・・・・?

何故にまだ?



考え中 考え中 考え中 ・・・・・・ 



ハッ もしかして

コンビニの「24時間営業」みたいに、「ずっと」という意味なのか


ショックです。

完全に打ちひしがれました。

もう立ち直れません。

コンビニでおにぎりを買ったら、中に具が入っていなかった、みたいな感じです。

例えがコンビニばかりですみません。

…ところで医療関係者の皆様、「四六時中点滴」とかに呼び方を変えていただけないでしょうか?


ちなみにずっと繋がれているわんこの気持ちがよくわかりました。