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のんびり ゆっくり まったりと~♪

黒の事務所にて kaikou

2006年07月09日 | 我々をさらけ出せ
ここがどこだか分かってんのか??
なんなんだこいつはっ!?
それが俺の第一印象。

何かお礼にと頭(ヘッド)が差し出した金を押し返し、
「ダメにされちゃったので、ケーキが欲しいです~」
沈黙。
それを何勘違いしたのか、
「○○○区の○○○○○と言うお店の
 限定50個の○○○と言うのが欲しいです。
 アレ並ばないと買えないンですよ~」
んな事誰も聞いてねぇ・・・
再び沈黙。
「・・・っぷ。くく、あははは」
あねさんが笑うのと同時に、
「こいつの命の恩人の頼みだ。了解。
 で、いつまでに欲しいの?」
頭はそう言った。


そして、あの馬鹿は鼻歌交じりに帰っていきやがった。
「陣さん、本当にあの馬鹿の言うこと聞くんですか?
 あのアマ、絶対なめてやがる!!!」 
「ん~・・・
 なんかすごい人材だよね。
 出来れば、うちに引き入れたいと思ったんだけど?
 貴一はどう思う? ダメかな?」
頭は、俺よりもとんでもないこと考えている。
「反対です!
 俺はパシリにされるのだって、
 反対です!!」
「そうかもしれないけどねー・・・
 でもこいつ助けてもらった事には変わりない訳だし。
 パシリの件は下の子誰か行かせりゃいいじゃない。ね?」
傍らのあねさんに視線を走らせる。
「ケーキ買って来いなんて、
 俺の口からは死んでも言えません!!
 下の奴等じゃ尚更です!!」
頭は苦笑いしつつ、
「貴一がそんな命令する所なんて想像つかないな~・・・
 わかった、この件は僕が何とかするよ。
 あの子の事は、これっきりですっぱり忘れよう。
 貴一は朔を店まで送ってってくれる?」


あねさんを店まで送る途中。
俺はあねさんから、事の顛末を聞いて、
ちょっと認識を改めた。
いかれてやがる。
コントじゃねーんだぞ。
ほんとにそんな奴が居るのか??

「だから~、いきなりケーキを顔面にぶつけたのは
 あのこの方なんだってば。」

うちのカラーにも馬鹿は掃いて捨てるほど居る。
だがそれ以上の馬鹿がこの世界には存在してるらしい。
いかれてやがる。

あねさんの話を聞きながら、
頭の勧誘話を思い出し、俺は少し眩暈がした。

※超注意書き

2006年07月09日 | 我々をさらけ出せ
この新カテゴリー内の内容は、すべて頭のおかしな管理人の虚構に基づく完全なフィクションです。登場する人物団体職名氏名その他において、万一符合するものがあっても、創作上の偶然の一致であり、世界とは何も関係ありません。
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コメントを頂いても、返事は書きません。

と、言う訳なのですよ~ ヽ(*○w○)ノ