お気に召すまま

なんでもござれ。思うまま、気の向くまま 書きまくる。

日本の山は手入れしないと火事と猪、猿が多くなる。

2011年04月09日 | Weblog
こんなとき脳天気だといわれそうだが、50年前の関東の山は松が多かった。
現在はどんぐりなどの広葉落葉樹が巾を利かせ、松枯れが生じ、極めて少なくなっている。

もちろん杉が増えたのは植林によるものだが・・・
以前、松枯れの原因が松くい虫だとして対策に
ヘリコプターによる農薬散布などしていたが、住民の健康被害から中止された。
もっとも松くい虫は勢いが悪い松につき、農薬散布松くい虫被害はとめられないので
廃止は良かったが松枯れは止まらなかった。

松枯れの原因は山の薪拾い、落ち葉、枯れ枝拾い、松材の利用などがなくなり
広葉樹が松の周りに生え風通しが悪くなり、さらに落ち葉で腐葉土が増えて
根腐れが生じてかれこむのが原因である。松は周囲5mに風通しが悪くなる
大きな木が育つとかれこむ。
これは盆栽をやっている人には常識であり、土は水通しが良く肥料分が少ないもの使う。

広葉樹が多くなるとどんぐりなどの実をつけるため、さる、いのししなどが増える
結果となる。松が多いところに猪はいない。

松の周りの下草刈りと広葉樹の伐採が一番効果的である。