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海外派遣後54人自殺の発表に思う。

2015年05月29日 | 改善したいね
2015年5月28日(木)19時10分配信 菅義偉官房長官は28日午後の記者会見で、イラク特別措置法などに基づき海外に派遣された自衛隊員のうち、帰国後に自殺した人が3月末時点で54人に上ると説明した。
これに対しちょっと調べたら。
 日本人男子の自殺率は約30人(10万人)である。この値に比べて自殺率は約4倍以上の比率である。
訓練を受けた自衛隊員で、直接戦闘に加わっていない隊員たちがである。
 一方、米軍の男性帰還兵の自殺増加率は一般男性の2倍、女性帰還兵の自殺率は一般女性の3倍に上る。
(ポートランド州立大学(オレゴン州)のマーク・カプラン教授(地域保健学)調べ)
【この違いはなんであろうか??】
菅長官が言う通り、隊員の「心のケア」の充実の問題であろうか。神経がおかしくなってから直そうというのは人が死ななきゃ対策が取られない交通安全対策みたいなものである。
 このように何かが起こらなければ何もしないという体質は事が始まる前のリスク管理が徹底していないことが原因である。日本人は先の心配はするが、具体的行動となると意外と実施されないことが多く、かつことが生じた後は過剰対策が行われるのが常である。何かに懲りて、やりすぎてしまう。これもリスク管理が十分なされない典型である。
 例えば東日本大震災の後の復興対策を考えればわかることである。
 土建政治の典型であるが、過剰施設の建設である。600年に一回しか起きない大地震に耐えうる堤防をつくなど典型である。堤防の耐久性が600年も持つコンクリートなど聞いたことがない。
書くと長くなるのでここでこの話題の筆を折ります。






おわり