「上野動物園にパンダが来たよ。」
と近所の子供に教えてあげたら
「下の動物園にダンパが来たよ。」
と返された。
男はダンパという動物を知らないが
妄想百科事典『知る問か』で調べてみると
どうやらパンダと同じ様に白と黒のクマの様で
配色がパンダと逆、つまり目の周りが白いらしい。
一説に寄るとフォースの暗黒面に落ちたパンダだそうで別名をダースパンダと言うらしい。
まっ、それはともかく・。
上野のバンダの名前は、
尖尖と閣閣がいいと思う。
いや日本パンダ史の原点に立ち還り、菅菅と乱乱とするべきか?
そこで男は“ハッ”とした。
問題は小説を書くにあたってのペンネーム、自らの本名、そもそも自分は誰なのか? である。
男は別にパンダを産んだワケではないのだし、里親になる積もりもないので、パンダの名前を考えるのは辞めにした。
と、その時男は閃いてしまった。
男はチ○チ○、女はマ○マ○。
パンダの名前である。
その時、男はまだ
PTAのお下劣者抹殺リストにランクインした事に、全く気づいていなかった。