気になっていた映画
『ビリギャル』が
TSUTAYAに並んでいたので早速借りて来て観た。
いい映画だとは思う。
3割ぐらいは共感出来たし、感動もした…。
いい映画なのに3割かい!?と突っ込まれそうだが…これは映画のせいでなく、映画を観てたら昔の記憶が蘇り…恥ずかしながら…涙が出た…。
ビリギャルはまんま成績ビリの高2女子が奮起して慶應義塾に合格するまでの話。
ホントにいい話だし原作も読んでみようと思う。
で、我輩…兄貴が二人とも慶應だった…。
もっとも中学からで上の兄貴は途中リタイアしたけどね…。
この事に関してコンプレックスを感じた事は一度もない。
自分からしたら…なんでわざわざ電車に乗って中学に行く必要があるんだ!? 近くに中学あるのに…。
と思いごくごく当たり前に近くの中学に行った…。
ところが…。
何故か親に言わせると
「お前はバカだ。」
「お前は兄貴より劣っている。」
と言う話になり、
そう罵られ…塾に行かされるハメになる。
ビリギャルもそうだが…これまた極めて単純に自分には、なんで塾に行く必要があるのかが判らない…。
と言うか…塾の存在そのものが判らない…。
寺子屋が塾になり学校になったのだ。
なんで学校が終わった後に先祖帰りする必要があるのか!?
今もって謎である。
興味がない…と言う事は凄い事の様で…そこに行かされる事で どもる様になった。
最初は興味がなかっただけだが…たちまち心底嫌になり、偏頭痛がする様になり、吐くようになった…。
「これでは身が持たないし、将来が台無しになるだけだから塾を辞めさせてくれ!!」
と何度も訴えたが…
「お前は根性がない。」「だからお前は兄貴よりダメなんだ。」
それが父の答えだった…。
「もう学校とか勉強どころの話じゃないんだ…。」
と言っても
「要するにお前は怠け者なんだ。」
と言う話になる。
極めて正直に…全くワケが判らないまま…中学生活は終わった…。
恥ずかしい話だが…未だに時々、塾に行かされる夢を観て泣きながら目が覚める…。
もう50になるのに…これは異常以外の何物でもない…。
ビリギャルを観てて…共感出来るところがある度に胸が締め付けられ…参った…(苦笑)。
で…判らないけれど…こんな塾だったら少しは違ったのかなあ!?
とは思う。
またこの主人公は、一応は親との折り合いをつけた様で 慶應に受かった云々より、その事に
「良かったねぇ。」
としみじみ思う。
別に不幸ぶる積もりもないし、教育論をぶつ積もりもないが…結局…幸せって判り合う事だと思うし、教育なんてそこから始めなかったら 何も生まれないのではないのかなあ。
まあ多分…当時は…親の方が受験ノイローゼだったんだと思う。
ただ未だに父は時々
「お前には裏切られた…。」
「お前は親の期待を裏切ったんだ…。」
と おっしゃる。
別に親の為に生きてるワケじゃないんだが…。
興味がないから調べた事もないけど…そう言えば外国の映画やドラマに塾のシーンは一切ない…。
とすれば…日本独自の文化なのか(笑)!?
まあ私的恨みを込めて 文化とは認めないが(笑)。
もしビリギャル塾が必要なのだとしたら…それは学校の在り方、先生の能力の不足なんだから…学校側、先生側のお詫び制度として夜、校舎を開放しお詫び塾として補習すればいいんじゃないかなあ!!
ビリギャルの中にもセリフとしてあったけど…やっぱり塾は大人のビジネスの場で子供たちの場ではない…と自分は思う。
家庭教師…。
キレイなお姉さん限定でなら あり だな(笑)。