ガーデニングと野菜作り

初めての野菜作りとガーデニングに夢中な私。花や、収穫した野菜の写真を紹介するブログです。

2023年4月26日

2023-04-26 10:56:18 | 日記
スーダン内乱による邦人退避が完了した。
2021年のアフガン教訓により自衛隊の輸送機派遣は迅速であった。
しかし停戦合意にも沈静化が見えず陸路700キロは緊迫の退避だったと言う。
他国の車列の間に邦人を組み込んでもらい緊迫したものだった。
私は感謝と世界の国が助け合う重要性を強く感じる。
私たちは各自の立場で、自分の仕事を真摯にやり続ける事によって平和は生まれると思う。
どんな些細な事でもそれをやり続ける人がいる限り国は滅びないと信じたい。
そしてそれを意識し続ける事。それしかないような気がする。
ウクライナの人々は子どもから老人までが固形燃料を手作りして戦場へ届けているという。

★今日の詩
怠惰と欲望がふとした瞬間に入ってくる
私の感覚に素早く入ってくる
そしてそれは私を虜にして
当分私はそれに拘束される 
                                          
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「銀の匙」中勘助を読んで

2023-04-20 14:17:41 | 日記
私はこの本を読んで、伯母(母の三番目の姉)を思い出した。母は五人姉妹の末っ子だった。
現在は介護施設にいる母しか残っていない。私はこの伯母が好きだった。
創価学会の敬虔な信者だった。伯母は子どもがいなかったので私の幼い頃からよく家に泊まりに来ていた。そしてとてもやさしかった。しかし宗教の事となると何を言っているのかわからないので母と目配せをして笑ったものだ。今の私なら伯母を笑えない。彼女の信仰の深さや教義の知識は相当なものだったと思う。伯母は1週間ほど滞在した。伯母が帰るといつも私はさみしくて涙が出そうだった。母たちや他の姉妹たちは、伯母夫婦をバカにしていた。
とくにそれは義伯父の方で、名前を呼び捨てにしていた。甲斐性がないのに見栄っ張りで、どこの馬の骨とも知れずとよく言っていた。伯母は、出戻りで、再婚する時家族、親戚中の反対を押し切って駆け落ち同然で結婚したそうだ。そう聞くと大恋愛だと思うが実際はそうではなく、伯母は「この人を助けてやらねばと思ったから」とのこと。事実叔父は身寄りがなく、おまけに結核で痩せこけていた。勘当同然の結婚だった。心配した祖母が伯母を探しに行ったそうだ。すると「寒い中、震えながら回転焼き売っとるねん。一個も売れてない。情けなくて全部買って来た」と祖母が言った。
そんな伯母夫婦だったが共働きで頑張り何とかマイホームを持ち、姉妹の付き合いも復活した。
母は私に「筍の生えている家で暮らしてたんやで。あの姉ちゃんがしっかりしていてくれたら一番頼りになったのに」とよく愚痴っていた。
伯母は小さい頃から頭が良かったので表彰の対象に選ばれた。しかし表彰式の間際になって、自分などそんな価値はないと泣きじゃくって強情に辞退したらしい。その時からちょっと変わっていたと母は言った。伯母夫婦の生活に余裕ができたころ、私は夏休みに一人伯母夫婦の家に泊まりに行った。そこは池のそばのアパートで風呂は共同だった。生活はつつましやかであった。
不気味だったのは真夏のさなかに顔の汗を拭おうともせずに「南妙法蓮華経」を憑かれた様に唱えていた伯母の姿である。
それでも夜は外食に連れて行ってくれた。その後本好きな伯母が「本買ったろうか」と言った。
その頃の私は、本よりもマンガが好きだったので首を振った。「りぼん」を買ってもらった。それでも伯母は本を書いたそうだった。ただ私は嬉しかった。
それから何年も経って伯父が急死し伯母もガンになって入院した。苦しそうでもなく安らかな死だったように思う。遺言通り創価学会のお葬式だった。何から何までそちらの方で取り仕切ってくださり良いお葬式だった。母たちも感謝していた。
その後伯母夫婦の相続があった。驚いたことに想像以上に貯金があった。
母は「和ちゃんの執念のこもったお金や。大事に使わないと」と言っていた。
結局形になるものに使おうという事になって門扉や石垣のリフォームにあてられた。
私は「銀の匙」を読んで、伯母の事を書きたくなった。人知れず亡くなっていった人の事を。
この作者も私と同じ気持ちだったのではなかろうかと思う。


















































































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2023年4月17日

2023-04-17 14:23:08 | 日記
 現在の日本社会は不穏である。安倍元首相が暗殺されてもうすぐ一年。今度は演説前の岸田首相に発煙筒が投げつけられた。幸いなことに死傷者は出なかったが。
これが単なる個人的なテロ行為とのみ認識、解決してもよいのだろうか。
今子どもの世界、若者の世界、壮年、熟年の世界、老年の世界はどうなっているのだろう。
混沌としているのだろう。個人主義でみんなが好きな事をしているようで実は寂しいのではないだろうか。コロナの影響も当然あって内向きになった行動はそうたやすくは元に戻らない。
私の住んでいる村の行事などもまだ戻らない。当番の人等に任せている。心の底でその事を楽になったと思っている自分を反省している。やり方も忘れてしまいそうだ。楽をするという事は必ずしも悪い事ではないが、ずっとそれを続けていけば、良くない方向に行くものだとは自己体験で身に染みている。私は還暦あたりから体のあちこちが痛み出した。仕事も長期で休んだ。
始めは暇つぶしのつもりで本を読み始めたがやがて読書の世界に自分の居場所を見つけた。
本を読めば北極から南極まで世界中どこへでも行く事が出来る。
その上死ぬまで読んでも読み切れないぐらい膨大なのだ。
これほど素晴らしい世界はない。
正直に言えば知的虚栄心もあったのも確かだけれど。  

★最近読んで感動した本
「あのころはフリードリヒがいた」
最後まで読むのが本当に辛い本だが、ドイツの若い女の店員さんのお薦めだったと聞いた。
                                                                                   
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2023年4月11日

2023-04-11 16:02:10 | 日記
統一地方選前半戦の知事選と県議選の投票が終わった。
残りは市議選だけである。上記の結果はほとんど私の予想通りだった。
奈良県も変化の時が来た。
今の季節、私は体調が良くない。両五十肩を一年かけて治ったと思うと今度はアレルギーだ。
お腹の周りに湿疹ができてかきむしるくらいかゆい。おまけに左ひざも痛くて医者のはしごをする始末だ。
情けないと思う。細く長く仕事を続けたい意気込みはどこへやら。でも仕事は休むまい。
「本当に年は取りたくない」と言ったら70代以上の人達に失礼だろうか。
「序の口よ、まだまだこれから病気やけがは増えるよ」と言われそうだ。
昔、親戚の人が集まった時、叔母たちが何処の眼医者や何処の整形の医者が良いやらと話していたのを思い出す。まさに今私がその年齢になっている。
そんな叔母たちもすべて亡くなってもう久しい。


★主人が夏野菜の苗を植えた。ミニトマトときゅうりとピーマンだ。
失敗が少なくて需要が多いものに限定した。
これから田んぼの方が忙しくなる。タマネギやジャガイモの収穫もそろそろである。
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2023年4月8日

2023-04-08 16:52:20 | 日記
今日、義姉の見舞いに行った。彼女がパーキンソン病専用施設に入居して3カ月になる。
面会時間は30分間なので室内の整理整頓等ですぐに時間は過ぎた。
情緒的な話はほとんどしなかった。
帰りに、彼女は車椅子で入り口まで送って来て両手を合わせた。私と主人は手を振った。
道中変な天気で小雨がぱらついたり、晴れたりした。
突然、運転中の主人の携帯が鳴った。見ると義兄からだった。
他府県にいる義兄もまた病気で入院しているのだ。
折り返し主人はすぐに電話をしたがなかなか繋がらない。ようやく義兄は出た。
「お姉ちゃんに俺の病気の事話したほうがええかな?」と義兄が言った。
主人は「今俺車の中やし、姉には言わんほうがええわ。とにかく夕方電話してくれ」と電話を切った。
季節がらの休日のせいか、道は混んで帰宅が遅くなった。
夕方になって「兄貴から電話があったわ」と主人が言って来た。
「どんなふうにお兄さんは言ってはるの?」と私は聞いた。
「自分は抗がん剤と免疫療法を受けるから、それが済んだら家へ帰れるねん」って言うてたわ。
「俺も永くないわ。ステージ4って言われた。せやから姉には知らせんとこ」って。
 「家へ帰れるならその時見舞いに行く?」と私は聞いた。
「今のところ、行かへん。ただメールのやり取りはしようとお互い決めた」と言った。
私はただ黙った。
今年義姉72歳、義兄70歳、主人68歳、私63歳になる。


朝方変な夢を見た。「シンデレラの『シ』は七色の狂騒曲」とはっきり脳裡に焼き付いている。
私も肩の次は左膝が痛い。次はヒアルロン酸の注射になるのかな。仕事を辞めたくないし。



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