知らなかった。
中村先生が次男の死に報いるようにアフガンの干ばつ事業に情熱をささげられたことを。
次男の死に不条理を感じ、その後執念のごとく事業を成功された。
アフガンの人達の笑顔を見た時の中村先生の喜びはいかほどであったろうか。
医師でありながら、最後は土木工事者であった。
泥にまみれ汗にまみれなりふり構わずに仕事を全うされた。
一口に国際貢献だなんて単純に言えたものではない。
「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る」
それを最後まで実行された人である。
この言葉を残して亡くなられた。
我が子を看取る事も出来ずアフガンの為に命を懸け最後はアフガンの人に命を奪われた。
こんな不条理な事があってよいものか。とは言ってはならない。
毎日おいしいものを食べ、健康できれいな衣服を着て、生活に不自由しない。
娯楽を追求し平坦に物事を見て想像する事さえしない。
そして自分の保身だけを考え、損になる事や面倒な事には深入りしない。
利己的な正義を振り回して身の程を知らない。
私は自分の内部にある罪を感じる。罰ではなく罪だ。
安泰な生活にどれだけの価値があると言うのだろう。
しかしこれだけは真実である。「死」だけは誰にも平等で避けられない。
私は還暦になってしまった。各自の年代によって社会に役割があるはずだ。
それはささやかであってよいと思う。家庭だって小さな社会だ。
名もなき人々が生きてきた歴史の恩恵によって我々は今日を生きている。
くじけそうになったり、おごりそうになったら、中村哲さんのビデオを観るだろう。
最後に中村哲さんの長男が弔辞で、父親の事は何一つ言わず一緒に亡くなられた
アフガンの人達を思いやっていらした事が印象的だった。
中村先生が次男の死に報いるようにアフガンの干ばつ事業に情熱をささげられたことを。
次男の死に不条理を感じ、その後執念のごとく事業を成功された。
アフガンの人達の笑顔を見た時の中村先生の喜びはいかほどであったろうか。
医師でありながら、最後は土木工事者であった。
泥にまみれ汗にまみれなりふり構わずに仕事を全うされた。
一口に国際貢献だなんて単純に言えたものではない。
「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る」
それを最後まで実行された人である。
この言葉を残して亡くなられた。
我が子を看取る事も出来ずアフガンの為に命を懸け最後はアフガンの人に命を奪われた。
こんな不条理な事があってよいものか。とは言ってはならない。
毎日おいしいものを食べ、健康できれいな衣服を着て、生活に不自由しない。
娯楽を追求し平坦に物事を見て想像する事さえしない。
そして自分の保身だけを考え、損になる事や面倒な事には深入りしない。
利己的な正義を振り回して身の程を知らない。
私は自分の内部にある罪を感じる。罰ではなく罪だ。
安泰な生活にどれだけの価値があると言うのだろう。
しかしこれだけは真実である。「死」だけは誰にも平等で避けられない。
私は還暦になってしまった。各自の年代によって社会に役割があるはずだ。
それはささやかであってよいと思う。家庭だって小さな社会だ。
名もなき人々が生きてきた歴史の恩恵によって我々は今日を生きている。
くじけそうになったり、おごりそうになったら、中村哲さんのビデオを観るだろう。
最後に中村哲さんの長男が弔辞で、父親の事は何一つ言わず一緒に亡くなられた
アフガンの人達を思いやっていらした事が印象的だった。