NHKの明日へ選を観て

原発暴走を食い止めるために命がけの突入をした下請け技術者の奮闘をリポートした番組だった。
東日本大震災からもう８年目になるのか。
たくさんの人が亡くなられた。そして殉死された人もいただろう。
東電の亡き吉田所長の声が生々しくテレビの映像から流れる。
所長から頭を下げられて建内に命がけで入った下請け技術者はこう言った。
「戦争中なら赤紙が来たと思った。嫌だと思った。しかし自分には今までやってきた仕事への肯定感がある。断ったならば自分のやって来た仕事を否定したことになる」そんな内容を話されたように思う。
人生の岐路に立たされた人が発する言葉には深い味わいがある。
「去る者は日日に疎し」と言うことわざがある。
今私は自由をもらい、仕事を始めた。ようやく慣れてきたところである。
毎日仏壇への祈りは忘れてはいないが、この番組を見て改めて身の引き締まる思いになった。
先人達への感謝と人間の尊厳である。

人間に祈りが無くなったら

世界中の人たちがどこかでひそかに祈っている
自分の為に、家族のために、また人類の為に
目に見えぬものに畏敬の念を持ち
祈り続ける
祈りが無くなったら人類はどうなるのか
滅亡するかもしれない
だから後世の為にも祈り続けよう