ガーデニングと野菜作り

初めての野菜作りとガーデニングに夢中な私。花や、収穫した野菜の写真を紹介するブログです。

次男の引っ越し

2019-03-28 13:29:15 | 日記
大学の卒業式も終わり、次男は、内定した会社の勤務地が香川県に決まった。
今月の24日に荷造りを済ませ、高速バスで主人と私と次男で住居となる寮へ向かった。
道中私は、初めて明石海峡大橋を渡ったのだが、その美しさに目を見張った。
特に夜の橋のライトアップは絶景だった。
それにしても、もうこれで次男は家には帰れない。
新しい環境で仕事に就く厳しさを想像して、私たちはほとんど観光気分には浸れなかった。
次男は、新しい自分を見つける旅に出るのだ。
そして主人や私にとっても環境こそ変わらないが同じである。
私たち夫婦は実質上3人の子育てを終えた。
ところで27日の産経新聞で曽野綾子さんの「透明な歳月の光」が最終回となっていた。
文中で、「始まり」も大事だが「終わり」もまた貴重な変化だと書いてあった。
まさに大きな「終わり」があり新しい「始まり」の予感がする。
父の死、養父の死、義兄の死と慌ただしく過ぎ、次男の就職が3年目となっていた。
養父の介護生活では、「透明な歳月の光」にずいぶん慰められたものだ。
なぜなら曽野綾子さんの夫である三浦朱門氏の介護生活や死が我が家と同じくらいだったからだ。

★さて嬉しい事に今年も燕が我が家に帰って来た。
そろそろだから門を閉めてはいけないと考えていた矢先の事である。
朝から懐かしい「チチチ」の鳴き声が聞こえた。
さっそくフンを落とされたので段ボールを敷き詰めた。



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蟄虫啓戸

2019-03-07 15:16:16 | 日記
近くの公園を散歩していたら一面の菜の花畑に出くわした。
おもわず春だと思った。
近づいてみると何やらブンブン音がする。
耳をそばだててみるとどうやらミツバチ達が団体で菜の花畑に集まっているのだ。
年末以降、私は10年ぶりの仕事に突っ走っていて気がつくともうそんな季節になっていたのだ。
今私は、コンビニで昼間と夜間の交互に勤務している。
ここでは動きながら複数の仕事をこなしていかなければならない。
今までとは180度違ったテンポの速さに戸惑いながらそれでも働くという事は
こう言う事だと割り切って頑張って来た。
おかげで仕事にも何とか慣れた。
近頃では少し余裕ができたのかお客様との出会いに戸惑ったり嬉しくなったりしている。
ニ、三日前新聞で、歴史小説家の「朝井まかて」さんが心に残る文章を載せていた。
少し書きとどめておこうと思う。
「・・・ちょっと分かりにくいのですが、菜の花の絵を描く人の心持になってみてください。つたない芸術家は菜の花そのものを描き、平凡な芸術家は菜の花を描きながら自分を語ってしまう。偉大な芸術家は菜の花を描きながら、菜の花の沖に漕ぎ出す人の人生を描く。これは小説にも通じるのではないかと思っています。・・・いわゆる厳然たる歴史と言うものはなく、あるのは事実、ファクトである。この事実、ファクトは、物語ることによってはじめて歴史になる。つまり素材だけを書いても、それは歴史にはならないという事です。」
私のような人間でさえ昨年見た「菜の花」と今年見た「菜の花」は全然違うのだ。
生活のリズムも変わり環境も一変した。時折の散歩で梅の花がちらほら咲くのは見ていたが
菜の花はいきなり私の目前に迫って来たのだ。
この感情は桜の花が咲いた時も同じだったような気がする。
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