ガーデニングと野菜作り

初めての野菜作りとガーデニングに夢中な私。花や、収穫した野菜の写真を紹介するブログです。

「中村哲さんの声が聞こえる」を観て

2020-12-28 11:54:50 | 日記
中村哲さんの名言を読んで感動したので書いておこうと思う。

「一隅を照らす」という言葉がある。
ひとつの片隅を照らすという事である。
自分の身の回り、出会った人、出会った出来事の中で人として最善を尽くす。
何が真実で何が不要なのか何が人として最低限共有できるものなのか目を凝らして見つめる。

中村さんが亡くなられて初めて私は、彼の存在を知った。
そして彼の残した言葉によって、私のような凡人でも何かを、つまり真実が何なのか
考えようとしている。還暦を迎えた私は、感謝を経て、人間の使命感を多少でも感じられるようになったのは、幸いである。
という事はどっぷり介護にかかわったことも不器用ながら無駄ではなかった。
狭い所にとことん入り込んでみる事だ。そうすれば何かの真実に到達するはずだ。
中村さんはそう言う。
中村さんを慕って、アフガンにわたった若者たち。閉塞的な日本を出たくて、また青い鳥を求めて、また自分の居場所を見つけにと色々動機はあれども、中村さんはあまり気にしなかったという。それよりも自分にとって何が大事であるかを見つける事を教えられたという。
以前マザーテレサに心酔してインドに行きたいと言った若い娘は、「まず自分の家庭で愛を行いなさい」とマザーに進言された。身近なところに真実は存在する。
中村さん亡き後、彼を慕ってアフガンにわたった若者たちは、彼の声を受け継いでいる。
そして自分の人生を歩んでいる。各々ジャンルは違えど、行動にそれが現れている。
人間の人間たる故の素晴らしさがここにあると思う。
大地に水がしみわたって広がって行くように彼の遺志はたくさんの人に浸透していく。
本当に怖がりで弱い私は、少し勇気を貰えたような気がする。





コメント
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