ガーデニングと野菜作り

初めての野菜作りとガーデニングに夢中な私。花や、収穫した野菜の写真を紹介するブログです。

Pカフェ遠野物語を観て

2018-08-28 09:11:40 | 日記
信仰とは土壌の中に浸みこまれていると言う。真の信仰はそこから生まれる。
遠野の人たちはまさにそうであった。そして遠野物語が柳田国男によって生まれた。
幼少の頃、私も母から伝え聞いたことがある。
遠野の人でなくても私の年代の人なら少なからず親から「狐や狸に化かされた話や河童に池へ引きずり込まれた話」などを寝物語などで伝え聞いたのではないだろうか。
人間は自然の恩恵を受けると同時に自然への畏敬も生まれてくる。
私達は目に見えないことを信じることによって心の安らぎが得られると言う。
カズオ・イシグロの本ではないが知りたがり屋でなく信じたがり屋になることだ。
遠野物語には子供の間引きや、姥捨てなど悲惨な物語も多々出てくるそうだ。
厳しい環境下で生き抜いた人たちは物語にすることで心をおさめたのかもしれない。
私が幼少のころ母から聞いた話では、昔は婚礼は家で行うのが常で、ある日母の祖父が婚礼に行きお酒や御馳走を賜ってさあ帰ろうとお土産の折包みを丁寧に自転車の荷台にくくりつけた。そして家路に向けて一生懸命自転車を繰るのだが、一向に家へ着かない。すると暗闇の中同じように自転車を繰る「カタンカタン」の音が聞こえて来た。恐ろしくなって一層一生懸命ペダルを繰るのだがどうしても家に着かない。我に返った時には自分は池のなかでずぶぬれになっている。そこで初めて「狐にだまされた」と気がついたのだと言う。もちろん折詰の包みはすでになくなっている。
キツネやたぬきに騙されている人は遠目から見てすぐにわかるのだと言う。
そんな人は同じ道を何度も行ったり来たりしている。
しかしいっこうにその先へ行く様子がない。
それで「ハハ~ンだまされているな」とわかるのだそうな。
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秋が来た

2018-08-26 18:19:42 | 趣味
処暑に入って暑さは幾分和らいだと言え相変わらず厳しい暑さだ。
昨夜、私は何を思ったか暗闇の中自転車で家の周りを走った。
影絵のような光景の中、真ん丸のお月さまが東の空に鮮やかに映っていた。
そしてひときわ強い光を放っている幾つかの星たちもその存在を私に知らしめているように見えた。
川の向こうは様々なネオンが点在している。
そびえたつ病院の明かり、またはガソリンスタンドのキラキラした明かり、ほんわかな家の明かり、また走っている自動車の光等。
吹いている風は確実に秋だ。そして匂いは稲の匂い。
耳には秋の虫の音が清らかに聞こえてくる。
まるで異界に入りこんだような気持ちになった。
それは万葉の彼方からの声であり姿でもある。
全てのものが融合して一つの宇宙を創り出している。
融合した中に私も含まれていて万物と響き合っているのだ。
そろそろ私も観念しなければならないと思う。
自己中心的なじぶんから宇宙の中の自分へ
自分は大河の一滴のようなものでどうあがいても仕方がない。
のみ込まれていくしかないのだと思う。
やがて地球へ、または宇宙へと嫌でも回帰していくのだ。
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8月15日に思ったこと

2018-08-17 15:52:43 | 日記
仏花ひとつにさえ
最後の日までと水を替え続ける
全ての無くなったものを慈しむように
決してドロドロの中で枯らすまい
今年もまた甲子園でサイレンが鳴り響いた
年々その音とともに私の心の奥で
何かがミルフィーユの層のように積み上がっていく
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熟年とは

2018-08-09 08:14:42 | 日記
考えてみればじぶんの身体はタイムマシンみたいなものだ
太古からの先人の血とDNAが脈々と受け継がれている
そう思うと自分の身体は自分だけのものではない
大事にしなければならないと思う
朝になると仏壇にご飯を供え花の水を替える
庭の木々たちには井戸の水をかけてやる
内なる自分には良い環境を与えて遺伝子を鍛える
熟年を過ごすとはそういう事だ
そんな些細な日常生活を心して楽しんでいこう
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夏祭りの花火

2018-08-06 09:44:58 | 趣味
竹がはでるような音に始まって火の玉が尾を引いて空に昇っていく
一発ごとに大小のまた複数の模様を描きコラボしていく
花だけじゃない、魚の形だったり車だったり
時には3Dの地球も浮かぶ
虹色の鮮やかな姿が夜空に映えては消える
最後に星屑が音もなく空全体に散らばって消えていく
30分あまり見続けただろうか
花火の音が怖い音でなく幸せな音でありますように
その美しさが人々の精いっぱい生きた証でありますように
そして吾々が先人たちと心を通わせられますように
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