9月27日から二泊三日の旅を終えてふと頭に浮かんだのは、他人を貶めるのではなく生かす事を考えようと。年長の友人とも旅をして相手を思いやりまた自分も労られる五島の旅は、しんどかったけれど喜びがあった。帰って来るとまた旅に出たくなった。
旅に出て不自由な生活に慣れる事に魅力を感じ始めたのだ。バックパッカーの気持ちが少しわかる。
自然の中でエネルギーを享受し、さらにそれと一体化すると、自ずと謙虚になる。
伊能忠敬は、五島の小さな島々まで船に乗って測量した。
彼の描いた五島は、現在の地図と少しも変わりはない事にただ驚嘆する。
人は旅をすると自分の弱さが良くわかる。
そして自分の体の何処が特に弱いのか気づく。私は辛抱強い方だと思っているが、三半規管は弱い。
めまいや頭痛が出やすく特にバスが苦手だ。そっとバスの車内で吐いた。
しかし五島の自然の中で歩き、先人の歴史を思いエネルギーを得て心も癒された。
異国に来たかのような豪華で厳かなカソリック教会やエメラルドグリーンの海の美しさは言うまでもない。
場所は違えどまさしく巡礼の旅も似ているのかもしれない。
9月26日 産経新聞のビブリオエッセー月間賞「飛鳥へそしてまだ見ぬ子へ」を読んで
この本に出会ったのはおおかた40年前だろうか。いまも私の本棚にある。当時何回も読んでは泣いた。それはただの感傷だけではなかった。私の心の片隅にずっと井村和清さんはいた。時々二人の娘さんも大きくなられただろうなと想像していた。今回19歳の看護学生が読んで投稿してくれた。私は、井村さんの存在が現代の若者に届いた事に感動するのだ。時代を超えて、活字の素晴らしさ、そして井村さんの人柄を改めて噛みしめている。二人の幼な子を残して亡くなられたのはどんなに辛かったであろうか。しかし彼は、勇者の様に生き抜かれた。キリスト教信者では無かったけれど、聖書のことが書かれていた。イエスを裏切ったユダにも心を馳せていた。それがきっかけになり私も聖書を読むようになった。
9月18日
中秋の名月の翌日の朝5時、西の空には、まだまんまるお月様が煌々としている。しらみ始めた空には、星も見えて、龍の形をした大きな鱗雲が満月を真横にして北西に流れている。
朝の10時頃、真っ青な上空に、西から東に向かって飛行機雲が、一直線に進んでいった。
旅に出て不自由な生活に慣れる事に魅力を感じ始めたのだ。バックパッカーの気持ちが少しわかる。
自然の中でエネルギーを享受し、さらにそれと一体化すると、自ずと謙虚になる。
伊能忠敬は、五島の小さな島々まで船に乗って測量した。
彼の描いた五島は、現在の地図と少しも変わりはない事にただ驚嘆する。
人は旅をすると自分の弱さが良くわかる。
そして自分の体の何処が特に弱いのか気づく。私は辛抱強い方だと思っているが、三半規管は弱い。
めまいや頭痛が出やすく特にバスが苦手だ。そっとバスの車内で吐いた。
しかし五島の自然の中で歩き、先人の歴史を思いエネルギーを得て心も癒された。
異国に来たかのような豪華で厳かなカソリック教会やエメラルドグリーンの海の美しさは言うまでもない。
場所は違えどまさしく巡礼の旅も似ているのかもしれない。
9月26日 産経新聞のビブリオエッセー月間賞「飛鳥へそしてまだ見ぬ子へ」を読んで
この本に出会ったのはおおかた40年前だろうか。いまも私の本棚にある。当時何回も読んでは泣いた。それはただの感傷だけではなかった。私の心の片隅にずっと井村和清さんはいた。時々二人の娘さんも大きくなられただろうなと想像していた。今回19歳の看護学生が読んで投稿してくれた。私は、井村さんの存在が現代の若者に届いた事に感動するのだ。時代を超えて、活字の素晴らしさ、そして井村さんの人柄を改めて噛みしめている。二人の幼な子を残して亡くなられたのはどんなに辛かったであろうか。しかし彼は、勇者の様に生き抜かれた。キリスト教信者では無かったけれど、聖書のことが書かれていた。イエスを裏切ったユダにも心を馳せていた。それがきっかけになり私も聖書を読むようになった。
9月18日
中秋の名月の翌日の朝5時、西の空には、まだまんまるお月様が煌々としている。しらみ始めた空には、星も見えて、龍の形をした大きな鱗雲が満月を真横にして北西に流れている。
朝の10時頃、真っ青な上空に、西から東に向かって飛行機雲が、一直線に進んでいった。