うちの上海の会社の社名は中国の法務局のようなところが付けてくれたものです。
実はそれが中国では一般的で、いくつか出してくれた中から選ぶのが結構パターンとしては多いのですが・・・。
それも設立7年も8年も経ってしまえば愛着も沸いて来るというものです。
先日事務所にとある電話が掛かって来ました。
近隣の省の法律事務所さんなのですが、彼が言うには
「うちの省のとある会社がおたくの社名で商標登録しようとしている商品があります、いいですか?」
とのことです。
・・・すぐに困ることがあるかないか判断がつきかねますが”なんとなく良くない”です(苦笑)
そもそも7年も前からやってる社名で今後いきなり妙ないちゃもんを付けられたらたまったもんじゃありません。
実際すちの商品の箱やダンボールには当然のように当社名が入っています、もっとも商品名には入っていないのですが・・・。
もっと言うと、本当にその省にうちの社名で商標登録をしようとしている会社があるのかすら実は確認ができていません。
現状としては登録したいと言っている会社から依頼を受けている”と言っている”法律事務所から連絡が入っているだけです。
しかしリミットは一週間、その間にうちが申請しなければそこが商標取っちゃいますよとのこと。
何が怪しいって、じゃぁ一週間以内にどうすればいいのって話になったら
「おたくのところで登録しちゃってください。うちがやりますから。4000元になります」
って言うんですよ。
本当はうちの社名で商標登録しようとしている会社なんてないのかもしれません。
その法律事務所のやり口で、商標登録していない企業名をみつけてはせっせと電話して
「早くしないととられちゃいますよぉ、なんならうちで登録しますから」
といって手数料を稼いでいるだけなのかもしれません。
かもしれませんって言うか・・・そうなんでしょう(苦笑)
でも、うちが「ほっときます」と言ったら腹いせに本当にその事務所で登録しちゃうかもしれない。
だとするならうちでやっちゃうしかないんですよね・・・。
世の中にはホントにいろんなことをする人がいます・・・。