苦い苦い抗生物質

ポーによく処方される「クラリス」っていう抗生物質

表面がわずかにイチゴ味に風味付けされているようだけど

かなりな苦みがあって飲みづらい

顆粒で出されるこの薬、体重が増えるにつれ薬の量も増え

飲みにくいことこの上ない

調子の悪いときにどんだけがんばらせたらええねんって

いっつも思う…

無理に飲ませて吐きだされたこと多々

先日の処方もこの薬

しかも大した風邪ひきでもなく、薬局で飲ませてそのまま学校へって思ってるのに

お水をもらえますか？って聞いたら、紙コップにナミナミとくださった

あらあら…どうしよ

いつもゴクンと飲みきれる量のお水に薬を溶かして飲ませてたから

ポーに相談

お水を減らして混ぜるか、粉を先に口に入れてお水で流しこむか

どっちにする？と

家じゃないから何回もお水のお替わりできへんで、と念押しして

そしたら、やったことないけど後者の方をやってみると

二種類の粉薬を順番に

やっぱりクラリスは苦みが残ったみたいだけど

これまでの飲み方よりはずいぶんましだったそうだ

で、夕方に二回目のチャレンジ

今度は苦いのから飲んでみる、と自分から宣言

後に甘いのを飲んだ方が残らんでいいと気付いたらしい

「これ、いけるわ！ちょっと苦いけど」

えらいぞ！ポー

これまでの苦労がなんだったんだーって思うこの成長ぶり

薬局でこの顛末を話すと、もうポーの体重なら錠剤でもOKなんだそうな

え…？そうなん？

ポー、その方が、苦くなくてもっと飲みやすいと思うで

昔、私も薬が嫌いでオブラートを買ってもらってた記憶がある

けど、オブラートに包んでも溶けたら口の中に出てきそうやし

飲みこむにはでかいやろし

どうやって飲んでたんやろ…？

はて？

友達の家でその家の子と一緒にオブラートを盗み食いした記憶まで蘇ってきた

まるい箱に入ったオブラート

子ども心には、高級食材のように思えてたんやけど

当時でいくらしてたんかなぁ？