from タビーランド

タビーランドの住人【ティンキーウィンキー♂・ディプシー♀・ラーラ♂(25才自閉症)・ポー♂(18才)】のくらし

いのちの授業

2014-01-22 | ラーラ(学校行事・支援学校編)

毎年、この時期に中学部の生徒対象のデリバリー授業がある。

「いのちの授業」

ラーラの通っていた小学校では

5年生で同じような内容の授業が、地域の方と共催で行われていた。

校区内に住む0~1才児のお母さんたちが子連れで参加。

赤ちゃんと触れあったり、生まれてきたときのお話を聞かせていただいたり。

昨日の支援学校での授業を参観してきた。

助産師さんが主宰してくれていて

やはり「いのち」とは…といったお話。

自分の大切な身体、他者との距離、などなど

知的障害のある生徒にとっても大事なお話。

そして、赤ちゃんってどうやって生まれてくるの?

妊婦さんってどんな風なの?

体長50cm、体重3000gのリアルサイズの

新生児のお人形を抱っこさせてもらったり

おっぱいや赤ちゃん、羊水で身体が重くなる妊婦さんを体験するために

重さ7キロのベストを付けさせてもらったり

そして「それで家事をするって大変よねー」

と掃除機がけや雑巾がけをしてみたり。

これはぜひ、世の中のお父さまがたに体験していただきたい…。(笑)

なかなか体験の目的を理解したとは思いづらいんだけど…

この日はいつも、我が子がこの世に生まれてきた日のことを思い出す。

そして、それを口に出す。

担任の先生に、ラーラがいるそばで

生まれてきたときのこと、幼かったころのこと

そしてその時の自分の気持ちを話す。

「生まれてきてよかった」

「愛されてる」

そんな思いがラーラの中に少しでも芽生えてくれたら。

そんな思いで「愛してるよ」を遠まわしに伝える。

もちろん、直接ムギュ~って抱っこしたりもするねんけど。

このデリバリー授業、一年目にはほとんど参加できなかったラーラ。

だって、初めて会う見知らぬ人が

得体のしれない人形たくさん引き連れて

重たい鎧みたいなもん着せようとして

そりゃ、怖いわ。

今回も、まだまだ警戒モード高めだったけど

信頼できる先生のそばで

もうすっかり慣れた学校で

ま、そないに無茶はせんやろぉ…という感じ?

で、渋々全ての体験をこなし

荒れることなく授業を終えました。

ちゃんちゃん。

 

この授業に来てくれた助産師さんには知り合いがいて

涙なくしては語れない時代

涙涙…毎日が涙大洪水のラーラ幼少期に

私に最初の光を見せてくれた人。

はじめて出会った自閉っ子ママのSちゃん。

めっちゃがんばる彼女に会えて

私もやらなあかんこと、あるやろー!?

と、ちょっと奮起したりもしたのです。

はい。

でも、今年はいっぱいいっぱいを超えたものを

少し整理していくことをしなくっちゃ。

身の丈を考えて、周りに迷惑かけずに処理していける量を

吟味して厳選。

できたらいいなぁ。