from タビーランド

タビーランドの住人【ティンキーウィンキー♂・ディプシー♀・ラーラ♂(25才自閉症)・ポー♂(18才)】のくらし

痛い思い

2010-05-13 | ラーラ(医療・健康)
本日、ラーラの採血
予告したからといって
聞きわけよく腕を差し出すわけではない
けど、その後があるから…
言っておかないといけない

「分かってないのか?」
そう思うほどにロビーへと機嫌よく入っていくラーラ
けれど、診察室の前へ来ると踵を返す
歯医者と同じ
嫌な場所はピンポイント

何とか診察室の前の廊下までは誘う
けれど中へは入ってくれない
察した先生方が
「廊下でしようか」
と素早く決断して下さって、決行!
一気に押さえて
消毒~注射~採血
けど…なかなか採れないようで時間がかかる
ラーラはもちろん渾身の力で抵抗してるし
顔も真っ赤
かわいそうだけど、暴れて針が折れたりしたらもっと大変
なるべく動けないように押さえる
私の腕がラーラの顔の前にある
もしかして噛まれるかも…
覚悟しつつ、わが子なら構わないと思ってると
噛みつくどころか、唇を優しく寄せてくるラーラ
振り絞るような声を出して抵抗してるのに
「ごめんな」

なんとか採血が終わって
それまで囲まれて押さえられてた人から解放される
私と二人、ソファに残って
私の存在も嫌かと思ったら
そっともたれてくれるラーラ
注射のあとを押さえるのも嫌だろうけど
「もうちょっとここだけ持ってていい?」
って聞くと「うんうん」
素直に受け入れてくれて、じーっとしている

恐怖も怒りも引きずることなく
会計と次回の予約を取る何十分かの時間を
なんとも静かに、穏やかに座って待ってくれる
ラーラって、すごいな

家に帰ってからも、普段と変わらず
ご飯を食べて
DVDを楽しんで
お風呂にも一緒に入って

えらいわ

そして、療育センターの皆さんにも、心から感謝
嫌な顔一つせず
最大限に協力してくれ
ラーラや私に気遣いをしてくれ
「嫌な目さしてごめんね」
とまで言ってくれる

ありがとう
採血なんて、せずに済むならしたくはないけど
嫌な気分が残らないって、すごいこと