勇気を持って明るく「生きる」! -B型肝炎ウィルスキャリアの肝臓がん闘病記

  「あと半年、生きているかどうかわかりませんよ!」と医師に宣告され、がん(癌)を克服し「生きる」ことを考える。

記念すべき日

2009年07月24日 21時25分44秒 | 癌(がん)闘病日記
◆2009年7月16日(木)21:32  3クール7日目 抗がん剤治療4日目
 記念すべき日。
 バラクルード(エンテカビル)を飲み始めた。
 今後、生きている間は毎日飲み続けることになる。
 その注意書きには、「バラクルードは通常、長時間の服用が必要なお薬です。服用を途中で止めると病気が悪化することがありますので、必ず医師または薬剤師の指示通り服用し自分の判断で絶対にやめないでください。」と記載されている。
 つまり、一生飲み続けることになったのだ。

 錠剤で三角形のおにぎり型の小さな白い命綱。
 2009年7月16日。この日を覚えておこう。


 内科F医師による受診。
 B型肝炎ウイルスキャリアは、約3割の方が慢性肝炎になるとのことだが、自分は慢性肝炎、そしてがんも発症したということ。
 がんは切除とその後の化学療法(抗がん剤治療)で、再発や転移が抑えられている状態なので、抗ウイルス療法を外科の先生と相談して開始時間を決めたいとのこと。副作用としては、食欲不振、赤血球や白血球数の減少があるとのこと。
 そして、開始がその日になった。

 ウイルス数は、HBV-DNA(RT-PCR)がその指標で、7月10日で4.7 正常値は1.3~1.6

 エンテカビルが開発される前は、ゼフィックスという薬があったが、飲み続けて3年で約3割の方が耐性株ができて薬が効かなくなったとのこと。
 次世代の薬は、アメリカで3~4年後、日本では7~8年後になるだろうとのこと。

 今日、11時5分からのNHK総合テレビ「こんにちは いっと6けん」で、職場である横浜市立大学生活協同組合が紹介された。

「心清ければ迷いなし」

2009年07月24日 20時56分36秒 | 明るく生きる
◆2009年7月10日(金)9:49  3クール1日目
 今日から3クール目の入院。
 7月25日退院予定。

 日本肝臓病患者団体協議会に電話する。
 弁護士からいただいた署名「肝炎対策基本法の制定に関する請願書」は、今後も続けて集約しているとのこと。



◆2009年7月13日(月)13:44  3クール4日目 抗がん剤治療1日目
 いよいよ抗がん剤治療の3クール目が始まった。
 K医師によると、「T医師にCT画像を見てもらったところ、肝臓が再生しているのが、2から3ミリの白いものとして映っているのではないか?」とのこと。
 がんかそうではないのかはっきりしないようだ。



◆2009年7月15日(水)9:49  3クール6日目 抗がん剤治療3日目
 7月14日、医師の許可をもらい、異業種交流会の講演会に参加する。

 塩沼亮潤(しおぬまりょうじゅん)氏の講演で、「大峯千日回峰行(おおみねせんにちかいほうぎょう)」という千三百年の歴史の中で二人しか果たしていない難行を満行している。
 最初に講演会場に入室された時の笑顔が人を引き付ける魅力がある方だった。

 満行をして感じたことは、吐いて吸う呼吸と同じように、思いやりのある温かい言葉を人にかけると温かい言葉が返ってくるとのこと。感謝の心と、自分の心は自分の心でしか磨くことができない、という話は感動した。

 そして、Nさんが私のために塩沼氏から色紙をもらっていただいた。

 「心清ければ迷いなし」 亮潤


 昨日、梅雨が明け、今朝は富士山が見えた。


 


肝炎対策基本法の制定を目指します!

2009年07月24日 15時47分59秒 | 癌(がん)闘病日記
◆2009年7月2日(木)14:50
 昨日、K医師の外来で、CT検査で2から3ミリのがんと思われるものが写っているとのこと。
 抗がん剤治療3クール目は、抗がん剤の量を増やすとのこと。



◆2009年7月7日(火)10:14
 結婚して、満7年、7月7日の結婚記念日。
 生きていることに感謝。

 昨日、B型肝炎訴訟原告団の弁護士にお会いする。国に対して、集団予防接種が原因でB型肝炎ウイルスに持続感染したことの責任を問う。
 また、肝炎対策基本法の制定を目指す。

日本肝臓病患者団体協議会(試行版)
http://blog.goo.ne.jp/sin594

「肝炎対策基本法の制定に関する請願書」
http://homepage1.nifty.com/ogurika/data/JHC/08xseigan00.pdf

【請願の趣旨】
 わが国のB型、C型ウイルス肝炎患者・感染者は350万人以上と推定され、国内最大の感染症として抜本的対策が求められています。多くの患者は、針・簡連続使用の集団予防接種や輸血、血液製剤の投与等の医療行為によって肝炎ウイルスに感染しました。その中には、医療・薬務・血液行政の誤り(国の責に帰すべき事由)により感染した患者も含まれ、まさに『医原病』といえます。肝硬変・肝がんの死亡数は年間4万人を超え、その9割以上がB型、C型肝炎ウイルスに起因しています。
 また、すでに肝炎を発症している患者は長期の療養に苦しみ、生活基盤を失うなど経済的にも多くの困難に直面しています。
 平成20年度から国の「新しい肝炎総合対策」(7カ年計画)がスタートしましたが、法律の裏づけがない予算措置のため、実施主体である都道府県によって施策に格差が生じています。
 ウイルス肝炎対策を全国的規模で適切な施策を推進するためには、肝炎対策に係る『基本理念』や国、地方公共団体などの責務を定めた「基本法・根拠法」の制定が必要です。よって、私たちは、別記事項を請願するものです。

【請 願 項 目】
 ウイルス肝炎対報を全国的規模で等しく推進するために、全会派による協議で「肝炎対策基本法案」の審議を促進し、早期に成立させるよう努力してください。


短い時間でも、家族とペットは癒されますね。

2009年07月24日 07時29分17秒 | 明るく生きる
◆2009年5月31日(日)21:42  2クール10日目 抗がん剤治療無し
 昨日からの外泊から戻ってきた。
 家族とキナ(ペット)に癒されてきた。
 働くだけの人生、無理ばかりの生活から、ゆとりのある生きる楽しさを味わう生活や人生を目指そう。



◆2009年6月2日(火)19:39  2クール12日目 抗がん剤治療6日目
 今朝は富士山が霞んではいるものの、うっすらと見えた。
 今回の4回目の入院で初めてだ。

 少し、口内炎が出始めてきた。
 それ以外は良好。



◆2009年6月4日(木)17:58  2クール14日目 抗がん剤治療7日目
 昨日は白血球、好中球の値が841.5と1,000を切ったために、インターフェロンも抗がん剤もお休み。身体が疲れてきているようだ。

 立ち寄り湯に出かけて、休息。
 そこで、「最高の人生の見つけ方」という映画を観る。
 がんで余命6か月の二人が、人生でやり残したこと、これからやりたいことを実現していく映画。
 観ているうちに、家に帰りたくなり、帰ってキナと散歩。そして、女房とラーメンを食べて病院に戻った。たった1時間半と短い時間だったが、女房の顔を見て、キナと遊んでリフレッシュになった。



◆2009年6月6日(土)11:52  2クール16日目 抗がん剤治療終了
 今日で4回目の入院、抗がん剤治療2クール目の退院。
 朝の雨が上がってきた。


感謝の気持ち

2009年07月23日 22時54分59秒 | 明るく生きる
◆2009年5月25日(月)11:39  2クール4日目 抗がん剤治療1日目
 いよいよ抗がん剤治療2クール目、肝動注が始まった。
 2週間、頑張ろう。



◆2009年5月27日(水)  2クール6日目 抗がん剤治療無し
 今朝も初夏を思わせる暖かな日になりそう。
 朝食を配膳してくれた方に、「おはようございます。今日も元気そうですね。」と声をかけたら、「おかげさまで。今日もよろしくお願いします。」と笑顔で応えられた。

 今日も元気に目を覚ますことができて、感謝。

 今朝の血液検査の結果で、白血球が3,600、好中球が963で数値が下がってきた。
 病気などにかかりやすい状況とのこと。
 よって、今日のインターフェロンと抗がん剤治療は中止となった。
 午後から仕事で外出する予定があったので、好都合。
 


◆2009年5月29日(金)7:07  2クール8日目 抗がん剤治療4日目
 昨日、今日と恵みの雨。そろそろ、梅雨入りになるのか?

 昨日は昼過ぎから腹痛で、昼と21時の2回ロキソニンを飲む。



◆2009年5月30日(土)7:07  2クール9日目 抗がん剤治療無し
 今日は曇った空。
 昨日から腹痛があり、昼からマグテクト液Uという薬を出してもらう。
 今朝も少し腹痛があり、倦怠感も若干あるが、それ以外は良好。