勇気を持って明るく「生きる」! -B型肝炎ウィルスキャリアの肝臓がん闘病記

  「あと半年、生きているかどうかわかりませんよ!」と医師に宣告され、がん(癌)を克服し「生きる」ことを考える。

9月25日、参議院本会議にて請願採択されました!

2015年09月25日 16時02分52秒 | 署名のお願い

ご支援、ご協力をありがとうございました!

  「すべてのウイルス性肝硬変・肝がん患者の療養支援とウイルス検診の推進を求める請願書」

9月25日、参議院本会議にて採択されました!

 

全国B型肝炎訴訟原告団

 代表 田中 義信

  

いままでのB型肝炎訴訟、肝炎患者の救済活動へのご支援・ご協力をありがとうございます。

 

B型肝炎訴訟早期解決のために署名や励ましのお手紙やメールをいただき、ご支援・ご協力いただきまして、誠にありがとうございました。

 

 

2015年9月25日、参議院本会議にて、請願書が採択されました。

日本肝臓病患者団体、薬害肝炎全国原告団、全国B型肝炎訴訟原告団で取り組んだ請願項目は、以下の2点です。

 

1 すべてのウイルス性肝硬変・肝がん患者に係る医療費の助成制度創設

を早急に検討し進めて下さい。

2 肝炎ウイルス未受検者へのいっそうの受検推進及び検査陽性者を治療

に結びつけるより効果的な取り組みを図って下さい。

 

その理由は、以下のとおりです。

2009年(平成21年)12月に成立した肝炎対策基本法の前文では「B型肝炎及びC型肝炎に係るウイルスへの感染については、国の責めに帰すべき事由によりもたらされ、又はその原因が解明されていなかったことによりもたらされたものがある。」とされています。そして、「その原因が解明されていなかったこと」については、集団予防接種と同様に、一般医療でも針と筒の消毒や取り換えが不十分なことや、長期の売血制度による輸血等での血液感染がウイルス性肝炎の蔓延を拡大させたとされています。

 

肝炎対策基本法第十五条には「国及び地方公共団体は、肝炎患者が必要に応じ適切な肝炎医療を受けることができるよう、肝炎患者に係る経済的な負担を軽減するために必要な施策を講ずるものとする。」とあり、また附則抄では「肝硬変及び肝がんの患者に対する支援の在り方については、これらの患者に対する医療に関する状況を勘案し、今後必要に応じ、検討が加えられるものとする」とされています。

しかしながら、第177回国会(会期:平成23年1月~8月)で衆・参両議院で採択された請願「肝硬変・肝がん患者等の療養支援の推進」は未だ実施されていません。

こうした経緯を踏まえて、平成26年の患者団体と厚生労働大臣との協議において、「重症化した患者には時間が無い」という早期実施の要望に対して、同

大臣は「来年というほど簡単なハードルではない。ただ5年10年では時間がかかり過ぎるのも確かである」と回答されています。

肝硬変・肝がん患者の療養支援の強化、とりわけ医療費助成の実現は、高齢化・重篤化が進む肝炎ウイルス感染者にとって最も重要で急がれる課題となっています。

 

また、肝炎ウイルス検査を受けていないウイルス感染者を早期に発見し、治療に結びつけることは、国民病であるウイルス性肝炎を克服するための根幹となる対策です。しかしながら、いまだウイルス検査の受検率は十分とはいえず、さらにウイルス検査で陽性であることが判明しても、必ずしも有効な治療に結びつかない現状が指摘されており、いっそうのウイルス検査受検推進と陽性者へのフォローアップを進めることが求められています。

 

いままでのご支援・ご協力に感謝いたします。

 

今後もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。

 

まずは、お礼まで。


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