詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

「アルファ」33号

2024-05-24 12:03:11 | 短歌情報

「アルファ」33号 2024/5/8発行 

編集・発行 恩田英明

 

恩田英明個人雑誌「アルファ」33号。

毎号、楽しみに読んでいるのが、連載「山崎方代の風景」。

今号は『迦葉』から

<五寸釘くぎ一本の打ちどころお慕い申してやまないのです>

が、取り上げられている。

 

恩田英明「玉蜀黍蕊」より紹介します。

 

いまの世に山越えに往く人もなし分去れに咲く白梅の花

ときは来ぬ桜はどつと散るべかり空に貼りつく桜はなびら

畑暮れて玉蜀黍蕊(ぎょくしょくきずい)夜の間は髪文字(かもじ)にならむと身じろぎはじむ

 

1首目の<分去れ>は「わか‐され」と読み道が「左右に分かれるところ。

 分かれ道。 追分。」だそうで《群馬から長野にかけての方言》とのこと。

3首目の玉蜀黍蕊はとうもろこしのいわゆる髭。

 

 

 

 

 


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