「からの」第68号 2025-02 年三回刊
編集・発行/遠山景一
玉城徹に関する資料やエッセイが読ませる。
遠山景一「爾来(あれから)」より3首紹介する。
寸ばかりチューリップの芽あらはれて土のおもては雨去りにけり
ボサ藪の山河に歩み入りゆきしこころ安らにゆたかなりける
木石のごとしと人ら見るらめど後をもわれはかくありなむ
実に丁寧なうた。との印象。
本間サエ子「散り残る花」より2首紹介する。
ビルディングの屋上白くしぶきつつ来たる豪雨はいなづま光る
ふるさとの新米届き胸あつし米作らすはあと幾とせか