詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

懐古趣味炸裂。

2024-06-20 15:57:05 | 千駄記

ABAB UENO

 

閉店まであと10日の垂れ幕に思わずスマホを向けた。

女子向けのお店のイメージでしたけど、青春時代に一度か二度

店内を見て歩いたことがあるような。

バブル期の丸井の廉価版の印象と記憶。

 

6/19(木)曇

 

ずいぶん蒸します。

いま集金から戻ってきたところです。

 

月末の資金繰りと生業の受注分の進行具合に悩み苦しんでおりますと

そういうことを夢に見てしまうものです。

ここんとこ連日、明るくなる4:00とか5:00に悪夢から目覚める。

今朝は夢の中で泣くのをこらえつつ語っている自分が登場した。

イヤになるよー。

 

今朝、得意先から別件の電話があったもので、先月のお金を

今月末に集金させてくれと頼みますといいよーとのお返事。ありがたや。

どっちみち手形回収なので今日貰っても、来月貰っても得意先にとっては

同じなわけです。ウチはその手形を銀行で割るわけです。

昔ながらのやり方だぁ。

 

支給部品の引取もあったので早速、収入印紙600円を買って

領収書を作って得意先に向かう。なんで集金するのに

印紙税を払わなきゃいけないのかね?

その道中で「ABAB」閉店まであと10日・・と知ったわけです。

通っていた高校が比較的近くにあったもので

<待ち合せはABAB前>が定番でした。

通っていた高校は当時、制服がなかったものですから

クラス会と称してたまに飲み会を上野でやっていたな。

当時は若さゆえの苦悩も多かったわけですが、おっさんになってみると

なんて小さいことで思い悩んでいたことよ・・

などと回顧しながら今日は上野を走りましたよ。

 

 

おしまい。

 

 

 


「帆」37号

2024-06-20 12:00:07 | 短歌情報

「帆」37号 2024.6

2024/6/23 不定期刊 300円

発行人 佐藤よしみ 

 

「五月野」より紹介します。

 

陽だまりのような記憶の片隅に牙むくけものの眼が光りおり

洪水ののち廃村となりし地にオオゴマダラか空低く舞う

宵まつり浴衣のさばきぎこちなき少女湯あみの石鹼匂う

串刺しの鮎じわじわと炙られてわが身に及ぶ刑のごとしも

朝焼けの空の奇しさ伝わらぬままの思いがふいに膨らむ

滑り込みセーフのような生き方をかさねて今日の朝日を浴びぬ

 

私好みのうたが揃う。

 

エッセイは連載「琉歌(うた)の見える場所(26)」。

つらつらと読む。

伊野波の祭祀である秘儀ムックジャーを見たいと念願しながらも

果たせていないとの一文があった。念願は果たすべきである。

と、思う私も果たせないことばかり。

 

佐藤よしみの魂の籠る個人誌「帆」である。