なお、なお、なお

職場からの帰り道。
電車の中からです。

なおの余命宣告から
激しくテンションがあがり
大丈夫！治らない病気だけど大丈夫！
デキルカギリノコトヲスルカラネ！
あきらめてはいないよ！

考えられるあちこちに問い合わせ
サプリだの高栄養食だの漢方だの。
取り寄せるべきものはすべて発注すみ。


なお！任せて！


何が任せてだよ。。

なおはどんどん病気の猫になっていく。
昨日から肩で息をするようになってしまった。
自力で食べなくなってしまった。

でも、あきらめない！

なお！ご飯食べないと死んじゃうんだからね！

指でフードをすくって口に入れる。
シリンジで流し込む。

なおが拒否する。


だめだよ！死んじゃうんだからね！
この缶詰、一缶食べなきゃ！

なおが「いや！」って、言った。

えっ?!

「もう、いやだ」

はっきり、聞こえた。

それから、どうしたらいいかわからなくなった。
だって、わたし、ご飯を食べさせるしか出来ないんだもの。
他に何もしてあげられない。
助けられない。

泣きながら友達に答えを探す。
先生にも電話する。

なおが辛くないように。。

最初に決めたことだった。
そうよ。そうなんだよ。

忘れてたわけじゃないんだけど。
だって、そうしなくちゃなおが死んじゃう。

先生が「なおちゃんが辛いなら明日の受診も来なくていいからね」

そっかぁ。
なおはそんなに悪いんだ。。

「僕の猫なら、好きにさせます」

お友達も同じく、「やめなさい」

で、目が覚めました。
なおにごめん。と謝りました。

何も出来ない辛さなんか自分よがりでしかなくて。
見守る辛さもなおの辛さに比べたらたいしたことない。

と、思いながら帰っています。
応援、ありがとう。
あきらめないけどね。
まだ他にできることもあるはずだからさ。