幼少の頃から物は大切にしなければならないと周りの人から教えられて来ました。ですか
らいままでも物は大切にしてきたつもりですが、歳をとるにつれて益々この傾向が自分の中
で強くなりつつあります。
幼少の頃を考えると、戦後の復興の中で、今ほど物が溢れているようなことはない状況で
あったので、必然的に物を大切にしていたのだと思います。使えるものは修理したりしなが
ら長く使うのが常識的なことで、世の中全体がそのような考え方の中で進んでいたので、こ
のような行動様式をとるのが当たり前だと考えていました。
それが経済の成長により見かけ上の豊かさが目も前に拡がりだすと、消費することが良い
ことのように思われる時代になり、次から次へと新しい物を買い求めたり、まだ使えるもの
を捨てたりする時代の中で生きるようになってから、人間の心がどんどん乾燥し、暖かい情
や思いやりが失われて行くような感覚を味わいました。
ちょうど西岸良平の「ALWAYS3丁目の夕日」のようなほんのりとした時代から、ビ
ジネスライクで合理的な感覚の時代へと変貌して行く様を見ながら、本当にこのようなこと
をしていて良いのかと正直思ったことが何度もありました。
例えば石油資源は有限であるにも関わらずどんどん消費するし、それに伴い二酸化炭素が
発生したり、また産業廃棄物のようなものを捨てれば環境に影響を及ぼすことが分かってい
ましたが、これだけ大きい地球の中で少しぐらい汚染されても全体から見ると薄められるの
で問題ないような考え方が拡がっていたことは確かです。人間は目の前で起こる現象には納
得感をもって理解しますが、まだまだ自分の目の前に現象が現れない場合は、勝手に問題が
ないと思ってしまうものです。
どのような現象でも無限に同じ状態が続くことはありません。必ず変わる時期が来ます。
バブル経済がそうであったし、反対に不況が続いてその状況から抜け出せないことは過去に
一度もありません。
物事や状況は必ず変化するのが必然なのです。良い事は延々と続くと思いがちですが、世
の中では良いことの後には必ず悪いことが続いて起こるのです。また、反対に悪いことが延
々と続くこともありません。ある時、必ず良い方向に転換します。
このようなサイクルが過去何千年も前から繰り返されてきている事実があります。このよ
うな中で、人間は冷静にならなければいけないと思いつつも、ついつい自分の都合の良いこ
とだけを考えて行動してしまいます。とても恥ずかしいことですが、誰でも陥りやすい行動
だと思います。
結局人間としてどのように生きたらよいかというと、良いときもまた悪いときも常に変わ
らずに基本となる考え方を守り生きることだと思います。なにか古めかしい時代に乗り遅れ
た生き方のように感じますが、結局は正しい生き方だと思います。
時は移り行き変化するものですが、その時の基準を短期間で見るかあるいは長期間で見る
かの差であって、大きな視点から見ると人間の営みは変わることのない時間が続いているの
だと思います。
技術進歩や技術革新が重要だと言われていますが、それは人間の判断だけであって、この
宇宙を含んだ自然の中ではまったく意味をなさないものだと思います。自然の中でゆっくり
と変わるのが真実ではないかと思います。
身の周りの人や、物や、自然をもっともっと大切にしなければならない心が失われつつあ
る現状を見るにつけ、なにも出来ないのですが、ただ老婆心ながら心配になりつつあるこの
頃です。もっと暖かくそして優しく、大切にする心が必要だと思います。
らいままでも物は大切にしてきたつもりですが、歳をとるにつれて益々この傾向が自分の中
で強くなりつつあります。
幼少の頃を考えると、戦後の復興の中で、今ほど物が溢れているようなことはない状況で
あったので、必然的に物を大切にしていたのだと思います。使えるものは修理したりしなが
ら長く使うのが常識的なことで、世の中全体がそのような考え方の中で進んでいたので、こ
のような行動様式をとるのが当たり前だと考えていました。
それが経済の成長により見かけ上の豊かさが目も前に拡がりだすと、消費することが良い
ことのように思われる時代になり、次から次へと新しい物を買い求めたり、まだ使えるもの
を捨てたりする時代の中で生きるようになってから、人間の心がどんどん乾燥し、暖かい情
や思いやりが失われて行くような感覚を味わいました。
ちょうど西岸良平の「ALWAYS3丁目の夕日」のようなほんのりとした時代から、ビ
ジネスライクで合理的な感覚の時代へと変貌して行く様を見ながら、本当にこのようなこと
をしていて良いのかと正直思ったことが何度もありました。
例えば石油資源は有限であるにも関わらずどんどん消費するし、それに伴い二酸化炭素が
発生したり、また産業廃棄物のようなものを捨てれば環境に影響を及ぼすことが分かってい
ましたが、これだけ大きい地球の中で少しぐらい汚染されても全体から見ると薄められるの
で問題ないような考え方が拡がっていたことは確かです。人間は目の前で起こる現象には納
得感をもって理解しますが、まだまだ自分の目の前に現象が現れない場合は、勝手に問題が
ないと思ってしまうものです。
どのような現象でも無限に同じ状態が続くことはありません。必ず変わる時期が来ます。
バブル経済がそうであったし、反対に不況が続いてその状況から抜け出せないことは過去に
一度もありません。
物事や状況は必ず変化するのが必然なのです。良い事は延々と続くと思いがちですが、世
の中では良いことの後には必ず悪いことが続いて起こるのです。また、反対に悪いことが延
々と続くこともありません。ある時、必ず良い方向に転換します。
このようなサイクルが過去何千年も前から繰り返されてきている事実があります。このよ
うな中で、人間は冷静にならなければいけないと思いつつも、ついつい自分の都合の良いこ
とだけを考えて行動してしまいます。とても恥ずかしいことですが、誰でも陥りやすい行動
だと思います。
結局人間としてどのように生きたらよいかというと、良いときもまた悪いときも常に変わ
らずに基本となる考え方を守り生きることだと思います。なにか古めかしい時代に乗り遅れ
た生き方のように感じますが、結局は正しい生き方だと思います。
時は移り行き変化するものですが、その時の基準を短期間で見るかあるいは長期間で見る
かの差であって、大きな視点から見ると人間の営みは変わることのない時間が続いているの
だと思います。
技術進歩や技術革新が重要だと言われていますが、それは人間の判断だけであって、この
宇宙を含んだ自然の中ではまったく意味をなさないものだと思います。自然の中でゆっくり
と変わるのが真実ではないかと思います。
身の周りの人や、物や、自然をもっともっと大切にしなければならない心が失われつつあ
る現状を見るにつけ、なにも出来ないのですが、ただ老婆心ながら心配になりつつあるこの
頃です。もっと暖かくそして優しく、大切にする心が必要だと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます