今年も残すところ1週間程度となりました。時の経つのは本当に早いものです。つい先日
に元旦を迎え、今年はこのように目標を立てて頑張ろうと思っていましたが、気がつくと今
年も終わりに近づいていました。
この1年間いったい何をしてきたのかと振り返ってみてもこれといった事が思い浮かばな
いとても寂しい年になりました。このような背景には、気力が確実に落ちていることが挙げ
られます。
怠け心が出てきたというのではなく、いままで出来ていたことが億劫になり手がつけられ
ない状況に陥っています。仕事だけは他の人に迷惑がかかるので何とかこなしていますが、
昔に比べると効率はものすごく悪くなっています。時間がかかるから個人的に行わなければ
ならない事項に手がつけられなくなり悪循環に陥る構図です。
このような中でも個人的に最低限取り組んでいるのはモーツァルトと仏教です。大袈裟に
言えばこれら無くして自分の確立はあり得ないとも思っています。モーツァルトは聴けば聴
くほど奥が深いことが分かり心のエネルギーが得られますし、仏教は人間として生きる智慧
が詰まった教えが学べます。
今年の春には秩父34所観音霊場を回り終え、一つの区切りを付けました。次の札所まで
数百年の歴史をもつ古道をただひたすら歩くだけですが、その過程の中で反省や希望や喜び
を感じました。個人的には非常に重要なことだと思っています。これからも観音霊場を回り
は続けるつもりです。
世の中的には、とても暗いそして先が読めない閉塞感の強い1年であったと思います。政
治の世界では方針決定が遅いことから対応が全て後手になり最終的には最悪のシナリオしか
残らない状態に追いやられてしまう結果となっています。
方向を決めるTOPのリーダー資質に求められるのは、それまでの経験を生かして迅速に
判断することです。この判断の際に全ての要件を満足する解はないので、進むべき方向を信
じて決断する以外にありません。今の政治家でこのようなことができる人材がいないように
感じます。とても悲しいことですし、日本の将来はどうなるのだろうかと憂鬱になります。
ただしアジアの大国のように人権が守られず正しいことが正しいとされない環境の国より
は救いがあると思いますが、どちらにしても困ったことです。
来年は還暦を迎えますます人生の終わりが見えきます。やりたくても手が付けられていな
いものがありますので、これらをリストアップしさらに優先順位を付けて是非とも来年は計
画立てた生き方をしたいと考えています。
今日の天皇誕生日は快晴に恵まれ心が穏やかになります。これから部屋の片づけをしなが
らこの1年を振り返って見たいと思います。
合掌