浜田防衛相はさっさと辞任しなさい。

2008-11-13 14:41:30 | 時事
前空幕長発言、首相「極めて不適切」 参院外交防衛委

2008年11月13日12時31分朝日新聞


 麻生首相は13日午前、文民統制をめぐる参院外交防衛委員会の審議で、日本の
侵略戦争を正当化する論文を発表した航空自衛隊の田母神(たもがみ)俊雄・前幕
僚長について、「現役幕僚長という立場にありながらの発言は極めて不適切」と改
めて論文の問題性を認めた。さらに「隊員の監督、教育のあり方、部外への意見発
表の届け出など再発防止に万全を期す」と述べ、近く再発防止策を示す考えを強調
した。

 政府見解から逸脱した田母神氏の言論を止められなかった責任を問われると、首
相は「長年そのような状況を見過ごしていた点は問題だった。しかし、それが直ち
にクーデターになるとかというのは少々、話が飛躍しすぎだ。文民統制がきちんと
していたから、今回、幕僚長を解任できた
」と釈明した。

 この日の審議で、民主党の藤田幸久氏は、田母神氏が自衛隊幹部を教育する統合
幕僚学校長だった04年、隊内誌で専守防衛の政府方針を逸脱する内容の論文を発
表していたと指摘。浜田防衛相は「チェックできなかったのは我々のミス」と防衛
省がチェックを怠っていたことを認めた。首相は「田母神の見解一つ一つにコメン
トは差し控えたい。航空幕僚長になる前から(政府方針を逸脱する論文が)出てい
たのは極めて不適切」と述べた。

 また、田母神氏が「自衛官も言論の自由がある」と発言していることへの認識を
問われ、首相は「政府見解と違っているということになりますと、発言はおのずと
制限されざるを得ないのは当然。その立場になれば、発言はそう思っていても従わ
ざるを得ない。どうしても嫌なら、その任に就くべきではない」と述べた。

 田母神氏を懲戒せずに定年退職扱いにしたことについて浜田防衛相は
「田母神氏は客観的に見て大変うぬぼれの強い方。こういう方が
長くいるのは問題であるとの怒りを持って退職を求めた

制服を着たまま自分の意見を展開されるのは不適切と思ったから解任した」と答弁した。







さすがに麻生首相は『文民統制』をよく理解し、

ギリギリのところでよく踏ん張っていると思う。


そも、軍人の本分は何か?

私たちの国がもし軍事的国難に遭遇した時、

私たちの国土や私たちの命を守るため

その難事に立ち向かう『機関』の一員ではないのか。


これが勇猛果敢でなくてどうするのか。

軍人は勇猛果敢であるべきである。


しかしながら最終的にこれを統制し

人事権を持ち、軍事的決定権を有する軍のトップは

文民(日本では国民、即ち国民の代表である首相)とする。

これが『文民統制』の正しい理解であると思う。


であるから、

麻生が言うように『文民統制がきちんとしていたから、今回、幕僚長を解任した』

のは無念ではあるがその通りであり、そこでこの話は完結する。


つまり、軍人といえども発言は許される。

許されるが、

文民(総理)が『不適切である』と判断したら『更迭』すればよいのであって、

更迭した上に、

言論弾圧したり懲戒免職やら退職金返還など要求するのでは

もはや民主国家ではない。


浜田の

『田母神氏は客観的に見て大変うぬぼれの強い方。
こういう方が長くいるのは問題であるとの怒りを持って退職を求めた』

などは、バカバカしくて論評する気にもならないが、

うぬぼれの強い弱いが幕僚長の資質に何の問題があるのか?

あるのであれば、根拠を述べてみろ。


大体人事権を行使するに当たり

『怒りを持って』とはどういうことか?


感情で人事権を行使するなどもはや大臣の資格など無い。

さっさと辞任しなさい。 










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