総裁選報道 TV各局『劇場化』警戒
2008年9月10日 07時10分
十日告示される自民党総裁選に向け、メディアの報道が過熱している。
自民のメディア戦略に踊らされた「小泉劇場」の二の舞いを危惧(きぐ)する声もあるが、
今回は少し様相が異なるようだ。(放送芸能部・近藤晶、高橋知子)
「この方たちのニュースで各新聞がもういっぱいで、民主党のニュースが少なくなっちゃったような気がするんですけど」。
六日のTBSの情報番組で、司会の、みのもんた氏は総裁選に意欲を示す政治家の写真パネルを前にコメントした。
多くのカメラもこれら政治家を追い続け、プロ野球始球式などのパフォーマンスにも飛び付いた。
元テレビ朝日政治部長の末延吉正・立命館大客員教授は
「テレビには小泉劇場の反省もあるが、新聞が過熱すれば追随してしまう」と指摘する。
そんな中、七日のフジテレビ「サキヨミ」は総裁選報道を検証=写真(フジテレビ「サキヨミ」から)。
二-六日にテレビ各局が伝えた時間を集計(百八十一番組計六十時間三十五分)、小泉劇場の「既視感がある」と警鐘を鳴らした。
「小泉劇場ではメディアが完全に踊らされたが、今回は茶番やシナリオといった批判もセットになっている点が少し違う」。
「政党が操る選挙報道」の著書がある鈴木哲夫・日本BS放送報道制作部長はこう分析する。
解散・総選挙への流れも加速する中、草野厚・慶応大教授は指摘する。
「総裁選を派手にやった方がメディア受けもいい。しかし、小泉劇場の時とは違う。
有権者は、安倍、福田内閣の二年間で問題が自民党政治にあることを見抜いている。
メディアジャックをすれば、有権者が自民に戻ってくると思っているようだが、今回はちょっと違うと思う」
9/10東京新聞
======================
投資において最も危険な言葉は
「This time it’s different」の4文字。
『今回は違う』という考えこそ、が過ちの元である。
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ジョン・テンプルトン(ウォール街の偉大な投資家)
2008年9月10日 07時10分
十日告示される自民党総裁選に向け、メディアの報道が過熱している。
自民のメディア戦略に踊らされた「小泉劇場」の二の舞いを危惧(きぐ)する声もあるが、
今回は少し様相が異なるようだ。(放送芸能部・近藤晶、高橋知子)
「この方たちのニュースで各新聞がもういっぱいで、民主党のニュースが少なくなっちゃったような気がするんですけど」。
六日のTBSの情報番組で、司会の、みのもんた氏は総裁選に意欲を示す政治家の写真パネルを前にコメントした。
多くのカメラもこれら政治家を追い続け、プロ野球始球式などのパフォーマンスにも飛び付いた。
元テレビ朝日政治部長の末延吉正・立命館大客員教授は
「テレビには小泉劇場の反省もあるが、新聞が過熱すれば追随してしまう」と指摘する。
そんな中、七日のフジテレビ「サキヨミ」は総裁選報道を検証=写真(フジテレビ「サキヨミ」から)。
二-六日にテレビ各局が伝えた時間を集計(百八十一番組計六十時間三十五分)、小泉劇場の「既視感がある」と警鐘を鳴らした。
「小泉劇場ではメディアが完全に踊らされたが、今回は茶番やシナリオといった批判もセットになっている点が少し違う」。
「政党が操る選挙報道」の著書がある鈴木哲夫・日本BS放送報道制作部長はこう分析する。
解散・総選挙への流れも加速する中、草野厚・慶応大教授は指摘する。
「総裁選を派手にやった方がメディア受けもいい。しかし、小泉劇場の時とは違う。
有権者は、安倍、福田内閣の二年間で問題が自民党政治にあることを見抜いている。
メディアジャックをすれば、有権者が自民に戻ってくると思っているようだが、今回はちょっと違うと思う」
9/10東京新聞
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投資において最も危険な言葉は
「This time it’s different」の4文字。
『今回は違う』という考えこそ、が過ちの元である。
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ジョン・テンプルトン(ウォール街の偉大な投資家)