【遠洋マグロも3カ月休漁 刺し身値上がりも】
遠洋マグロ業の国内最大の業界団体「日本かつお・まぐろ漁業協同組合」は4日、理事会を開き、
組合所属のマグロはえ縄漁船233隻について、
8月1日から2010年7月31日までの2年間で順次2-3カ月の休漁に入る方針を決めた。
燃料価格の高騰で採算が悪化しているためで、1年目は約100隻が参加する。
休漁対象はメバチマグロやキハダマグロで、スーパーなどで売られる刺し身用マグロの値上がりを招く可能性がある。
遠洋マグロ漁は出港後、1-2年間かけてマグロを取り、港に戻る。
港での停泊期間は通常2、3日で、修理が必要な場合は1カ月程度。
今回、停泊期間を2-3カ月に延長する。
石川賢広組合長は
「マグロの供給が細るのは避けられず、小売価格に影響を与えるだろうが、窮状を理解してほしい」と話した。
「休漁により、減少傾向にあるマグロ資源の回復にもつなげたい」とも述べた。
2008/07/04 20:33 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200807/CN2008070401000772.html
今回の漁協の措置は正しい。
原油の値上がりは腹立たしい事だが、
漁民が暮らせないような値段でしか取引できないのは本末転倒だ。
マグロの値段が倍になったとしても、食いたい人は買うだろう。
買えない人は他の蛋白源を摂れば良い。
マグロの漁獲高が減る事はマグロの成長を促す期間が増えるという事で、
今回の事がなくても、本来こうあるべきであったのだと思う。
日本近海の魚資源を考えれば、マグロだけでなく他の魚種においても、
同様の措置を考えていくべき時であるかも知れない。
ギリギリまでの経営努力をする事は当然ですが、
一線を越えれば値上げやむなしですね。
腹立たしいのはスーパーなどがパワーにモノを言わせて
無理難題を業者に押し付けている事ですね。
今回の『適正価格のために供給を絞る』は経営のイロハで、
漁協は今まで何をしていたのか?と思います。
とは言うものの、、私の業界も、
現実はナカナカ厳しい、、、ですね。(;;)
原油高は我々の業界にとっても大大打撃ですが、
原油高の煽りを受けた業界は値上げをしないと成り立たないので、
値上げが出来る環境を整えるのが重要で、それが適正価格ですね。
我々の業界は価格転嫁出来ていませんが・・・(泣)